From: 中原良太
自宅の書斎より、、、
この記事では、
「リートをおすすめしない理由」と
リート特有の弱点について特集します。
リートをおすすめしない理由
リート(不動産投資信託)は株と比べ
分配金利回りが高い魅力があります。
しかし一方で、
リートをおすすめしない理由として
「分配金が増えるペースが遅い」
という弱点もあります。
リートの主な収益源は賃料収入なので、
分配金が伸びるかどうかは賃料しだいです。
賃料の上昇ペースは限られているので、
インフレと連動する程度と思われます。
リートとTOPIX連動型ETFの分配金推移
たとえば日本のリートと株式指数では、
リートの分配金も伸びてはいるものの、
株式指数と比べると大きく見劣りします。
参考例として、
TOPIX連動ETF(1306)と、
REIT指数(1343)の
2014年以降の分配金推移を見比べます。
上のグラフをご覧ください。
グラフから分かることとしては、
リート指数の分配金は
2014年から2023年にかけて、
1.6倍に増えているのに対し、
TOPIX連動ETFの分配金は、
2014年から2023年にかけて、
2.5倍にまで増えています。
分配金の増加ペースで考えると
リートは株式指数に見劣りします。
TOPIXの方が分配金が増えた理由は、
リートの収益源である賃料が
インフレ程度にとどまる一方で、
株式は成長投資によって、
追加の収益が期待できるからです。
リートとTOPIXの価格推移
リートの分配金が増えにくい影響からか、
足元10年間の資産評価額も横ばいです。
以下に参考例として、
TOPIXとREIT指数の2つの
2014年以降の価格推移を見比べます。
上のチャートを見れば分かるとおり、
上のグラフをご覧ください。
グラフから分かることとしては、
リート指数はグラフ期間中に、
23.43%しか上がらなかったのに対し、
TOPIXはグラフ期間中に
142.98%も上がっています。
分配金が増えるのに合わせて、
市場評価額も上がっていたので、
分配金が多いだけではダメで、
市場は重視することが分かります。
まとめ
以上がリートをおすすめしない理由です。
もちろん、リートにも使いようがあります。
たとえば、
株とリートに分散して投資すれば、
リスクを広く分散できるでしょう。
それに、いうまでもなく、
リートの高い分配金利回りも魅力的です。
成長性を重視するなら株式を買い、
インカムを重視するならリートを買う、
といったように、
じぶんの投資方針に合わせて、
ベストな銘柄を買いたいですね😁
– 中原良太
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