自社の株を買うメリット・デメリット

資産配分
この記事を書いた人

個人投資家。元Yahoo!株価予想達人。
同サイトで25歳で「ベストパフォーマー賞」「通算最高勝率者賞」受賞。2006年ルービックキューブ日本大会準優勝。MENSA会員。座右の銘はヘンリー・フォードの「本当の失敗とは、失敗から何も学ばないことである」

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From: 中原良太
自宅の書斎より、、、

この記事では
「自社の株を買うメリット・デメリット」
について特集します。

「自社の株を買う」とは?

はじめに、「自社の株を買う」とは、
どういうことなのか説明します。

おそらくこの記事を読んでいるのは、
「自分の勤め先の株を買おうか悩んでて
メリット・デメリットを知りたい!」

という方だと思いますので、

この記事では、
自社=自分の勤め先
自社の株を買う=勤め先の株を買う

ことと定義します。

上場企業が「自社の株を買う」
自社株買いについては触れません。

自社の株を買うメリット

自社の株を買うメリットとしては、
大きく2つあると筆者は考えます。

1つ目は「情報優位」のメリットです。

勤め先(自社)の株を買うときは、
外部の人よりも内情に通じています。

つまり、
「あまり知られていないけれど、
実はうちの会社、ここがすごい!」
みたいな情報を知る強みがあります。

だから、外部者と比べると、
正確に企業価値を推定しやすく

「お買い得な価格で株を買う」とか
「行き過ぎた価格で株を売る」とか

有利に取引しやすいと思います。

2つ目は「安く買いやすい」メリットです。

自社の株を買う場合、
「従業員持株会」を通じて、
株を買うことも多いと思います。

従業員が自社の株を買うときは、
奨励金が付与されるところが多いです。

つまり、外部者と比べると、
「安く自社の株を買うことができる」
ということです。

もちろん、

奨励金が付与されても割高なときは、
株を買っても儲からないでしょうが、

外部者よりも安く買えるので、
価格面でも有利だと言えます。

自社の株を買うデメリット

自社の株を買うデメリットも、
大きいものは2つと筆者は考えます。

1つ目は
「タイミングを選べない」
というデメリットです。

従業員持株会で自社の株を買う場合、
インサイダー取引を防止するために、
タイミングが制限されます。

すぐ売りたくても売れなかったり、
好きなタイミングで売れなかったり、

「株を売りたい!」と思っても、
身動きを取りにくい不便があります。

2つ目は
「リスクが1箇所に集中する」
というデメリットです。

投資は「分散投資」が大事です。

自社の株を買うと、
「自分の時間の大半を自社に投資し」
「自分のお金も自社に投資する」
ことになります。

自社が成功すれば万々歳ですが、
失敗したら大きな損を被ります。

未来は分からないことも多く、
上がりそうな株が下がることも
ひんぱんにあります。

だから、

リスク分散という観点では、
「自社の株を買う」のは、
危険かもしれません。

まとめ

まとめると、

自社の株を買うメリットは:

  • 情報優位に立てる
  • 株を安く買いやすい

という2点を挙げられます。

一方、自社の株を買うデメリットは:

  • 売るタイミングを選べない
  • リスクが1箇所に集中する

という2点があります。

メリットとデメリットを天秤にかけながら、
うまく自社の株を買えると良いですね😁

– 中原良太

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