金投資が「やめとけ」と言われる、たった1つの理由

銘柄選び
この記事を書いた人

個人投資家。元Yahoo!株価予想達人。
同サイトで25歳で「ベストパフォーマー賞」「通算最高勝率者賞」受賞。2006年ルービックキューブ日本大会準優勝。MENSA会員。座右の銘はヘンリー・フォードの「本当の失敗とは、失敗から何も学ばないことである」

中原 良太をフォローする

From: 中原良太
自宅の書斎より、、、

この記事では、
金投資が「やめとけ」と言われる理由
について、筆者の考えを特集します。

金投資が「やめとけ」と言われる、最大の理由

筆者の認識では、

金投資が「やめとけ」と言われるのは、
「収入にならないし成長投資もされない」

というのが一番の理由です。

株を買えば配当金を受け取れるし、
配当されないお金は成長投資されます。

しかし、金投資をしても、
金がただそこにあるだけなので、
収入につながることはありません。

ただ物価に連動するだけで、
利回りも低くなりやすいです。

過去のリターン比較

米国株式指数(S&P500)のトータルリターン(青線)と、純金(黄線)の比較。1988年以降、純金の上昇率は+412.64%にとどまるが、株式指数の上昇は+4345.51%にのぼる。リターンの差は歴然だ。(チャート出所:TradingView)

1988年以降のリターンを調べると、
米国株式指数のトータルリターンが
純金を大きく上回っています。

S&P500指数は約35年で、
+4345.51%も上がりましたが、

純金の上昇率は、
+412.64%にとどまります。

このことからも、
「純金は現金より遥かにマシだが、
 株式と比べると利回りがイマイチ」
と分かります。

もちろん、比較対象や期間によっては、
純金が勝っていることもあります。

とはいえ、

「収入にならないし成長投資もされない」
という純金の性質が変わらないかぎりは、
いずれ株式にリターンが抜かれるでしょう。

それでも金投資するケース

とはいえ、ここまでの話は、
「あくまで総括的な話」で、

金投資が合理的な場合もあります。

たとえば中原自身も、
2022年には米国株を売却して、
金投資をしていました。

金投資を決めた理由は、

  • 株価指数が割高
  • インフレがひどい

という2つが揃っていたからです。

当時の米国株式指数が割高で、
インフレよりも益回りが低かったです。
※当時のインフレは8%近くありました。

つまり、

「株で受け取れる配当や成長投資より、
 物価が上がるペースのほうが早い」

という状況だったので、

株を買うよりも、インフレに備えて、
純金を持つほうが利回りが魅力的でした。

株が割高なときには債券を買うのが普通ですが、
当時は債券も割高でインフレに負けていたので、
消去法的に純金を買うしかなかったんですよね💦

その後、

「米国株は割高だからダメだけれど、
 日本株は割安だから純金より良い」

と考えて、

2023年には日本株に移しました。

このように、

株や債券に投資するよりも、
金の方が魅力的に映るケースもあります。

このような状況は限られていますが、
選択肢の1つとして知っておくと、
いざというときに頼れますね😁

まとめ

改めてまとめると、

金投資が「やめとけ」と言われるのは、
「収入を生まず、成長投資もないから」
だと中原は認識しています。

特殊な環境を除けば、
金投資より株の方が利回りが高いです。

なので、

「基本的には株を買って放ったらかし」
「特殊な状況では金投資で守りを固める」

というのが良い気がします〜✨

– 中原良太

コメント

タイトルとURLをコピーしました