From: 中原良太
自宅の書斎より、、、
この記事では、
「配当性向が高すぎると、
デメリットがあるのか?」
について特集します。
配当性向が高すぎるデメリットは?
配当性向が高すぎる1つ目のデメリットは、
「配当性向を上げる余地がない」ことです。
「配当性向」とは、
投資先が稼いだ純利益を、
配当に回す割合のことです。
たとえば、
配当性向が「5割」なら、
投資先が稼いだ純利益のうち、
半分を配当として回します。
株価が100円で、
1株純利益(EPS)が10円なら、
1株配当(DPS)は
10円×5割=5円となります。
配当性向が高い株は
「稼いだ利益を多く配当する」ので、
一見、良いようにも見えます。
しかし、ウラを返すと
「すでに配当性向が高すぎる株は、
配当性向を引き上げる余地がない」
というデメリットがあります。
配当性向が高すぎる株の中には、
純利益以上に配当を出す所もあります。
それこそ、1株純利益が10円なのに、
1株配当が20円ということもあります。
こういう会社は配当性向が高すぎる故、
「タコ配」とも呼ばれています。
タコが自分の足を食べて空腹を満たすように
会社の貯金を切り崩して配当するからです。
タコ配となった会社は配当性向が高すぎて
配当を維持できなくなるリスクがあります。
配当性向が高すぎると、株価が上がりにくいデメリットも
配当性向が高すぎると、
株価も上がりにくいです。
2021年7月から2023年7月までの
2年分の日本株データを集計した所、
「時価総額1000億円以上の日本株は、
配当利回りが4%を超える高配当株でも
配当性向5割以上だと株価が上がりにくい」
傾向が見られました。
まとめると、
配当性向が高すぎる株は
「増配する余地が狭く、
減配するリスクが高い」
デメリットがあります。
もちろん例外もありますが、
配当性向が高すぎるときは
疑ってかかるのが無難です。
しっかり配当を受け取りたいなら、
配当性向が高すぎるところは避けて、
手堅く投資したいですね✨
– 中原良太
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