株を売る曜日、ベストは何曜日? 21年分のデータを調べた結果

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この記事を書いた人

個人投資家。元Yahoo!株価予想達人。
同サイトで25歳で「ベストパフォーマー賞」「通算最高勝率者賞」受賞。2006年ルービックキューブ日本大会準優勝。MENSA会員。座右の銘はヘンリー・フォードの「本当の失敗とは、失敗から何も学ばないことである」

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From: 中原良太
自宅の書斎より、、、

この記事では、
「株を売る曜日は、何曜日がベストか?」
について特集します。

「株を売る曜日」より大事なこと

まず前提の話として、
株は何を、いくら売るか?が最重要で、
いつ売るか?は枝葉に過ぎません。

質の高い、割安な株なら、
持っていればそのうち上がるので、
どの曜日でも売るべきでないです。

一方、質の低い、割高な株なら、
持っていると損する可能性が高く、
どの曜日だろうが売るべきです。

上記2つの場合は、
株を売る曜日を考えるまでもなく

「売らずにそのままホールド」か、
「即売ってしまう」が正解です。

一方、上記2つに当てはまらず、
「持ち続けても旨みが薄いが、
急いで売る必要まではない株」

を持っているときは、

タイミング次第で損益が変わるため、
株を売る曜日で悩む価値があります。

株を売る曜日、ベストは何曜日?

この記事では、
「株を買うと直後に下がり、
損をする可能性が高い曜日」

を、売るべき曜日と定義します。

ここでは参考として、

日経平均株価に連動するETFの
日足を過去21年分集計して、
株を売るべき曜日を調べます。

具体的には、以下の5パターンを調べ、
株を売るのに適した曜日を調べました:

  • 月曜寄り買い→火曜寄り売り
  • 火曜寄り買い→水曜寄り売り
  • 水曜寄り買い→木曜寄り売り
  • 木曜寄り買い→金曜寄り売り
  • 金曜寄り買い→月曜寄り売り

以上の方法で調べたところ、
各曜日の成績は次のとおりでした:

2003年10月09日〜2024年03月15日の日経ETF(1321)の日足データを集計した結果。日経ETF(1321)は火曜日と金曜日に上がる傾向が見られた。逆に、月曜日には伸び悩む傾向が見られた。株を売る曜日は月曜日が良さそうだ。

グラフを見れば分かるとおり、

日経ETFはどの曜日でも
価格が上がっていました。

2024年には史上最高値を更新するなど、
集計期間がプラスに偏っていたからです。

とはいえ、

曜日別の成績を見てみると
「上がりやすかった曜日」
「上がりにくかった曜日」
分かれています。

株を売る曜日としては、
「上がりにくかった曜日」
を選ぶと良さそうです。

このグラフを見ると、
最も上がりにくかった曜日は
月曜日でした。

「月曜日は株が下がりやすい」
という傾向は日本株だけでなく、
世界各地で確認されています。

この現象は
マンデーエフェクト(月曜効果)
と呼ばれています。

「休日に株を持ち越すと、
いざというときに売れない」ため、
週末は株が安い傾向があるのですが、

逆に休みが明けた直後には、
「流動性がもっとも高いため、
安心してリスクを取れる」ため、
週明けは株が高い傾向があります。

この傾向を逆手に取るのであれば、
「株を安く買うなら金曜日(週末)」
「株を高く売るなら月曜日(週明け)」
を狙うと効果がありそうです。

土日にじっくり吟味できるので、
中原自身も、株を売るときには、
週明けにすることが多いですねー。

– 中原良太

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