日経が急反落⚠️
週末には先物が600円以上上がっていてアゲアゲだった日経平均が、週明け早々、急反落しました👀

週末までは強かったのに…。
何が起きた?と調べてみると、生成AIに絡んでいる銘柄が全滅していました。
2024年から大盛り上がりのフジクラは10.66%安、アドバンテストも8.61%安でした。
トランプ大統領と大規模投資を発表したSBGも8.32%下がりました。
Deepseekショック
何が起きた?と調べてみると、中国で発表された生成AI「Deepseek」が市場を揺るがしているようです。
米国と中国でAI開発競争が激化していますが、中でも米国企業は巨額投資が目立ちます。Open AIは5000億円以上も投資をしているそうです。
一方、Deepseekは「開発コスト8億円」という噂が流れています。
「メガテックがAI開発に大金を投じているけど、これ、ムダ金だったんじゃね?(苦笑)」
「エヌビディア、ひょっとしてヤバイんじゃね?」
とビックリした投資家がAI関連株を投げ売ったんじゃないかなあ。
とはいえ、「開発コスト8億円」という話は疑わしく、実際には密輸したエヌビディアのGPUを使い、何千億円もかけてるんじゃね?という見方もありますが。
AIブームは終わるのか?
ここでの争点は「Deepseekが登場したことで、AI投資は終わるのか?AIブームは終わるのか?」かと思います。
様々な意見があるでしょうが、僕は「低コストでAIを作れた、だからAI投資はもういらない」という主張は短絡的だと思います。
確かにDeepseekが低コストで高性能なAIを作ったのはスゴイです。しかし、だからと言って開発が終わるという話ではなく、むしろ巨額投資したメガテックのAI開発がブーストするだけじゃないかなあと思います。
エヌビディアの株は時間外取引で5%も下がったそうですが、もともと乱高下している株ですし、そんな心配する材料でもない気がしています👀
AI関連株以外は「無風」
とはいえ、Deepseekの話は生成AI関連にしか関係がありません。だから、1/27の日本株は関連株にはキツかったですが、個別株は好調でした。
1/27、東証プライムの値上がり銘柄数は1280、値下がり銘柄数は325で、上がった株の方がはるかに多かったです。
「指数だけが弱い一日」だったかなあと思いますね。先週は指数ばかりが強かったですし、センチメントの振り子が戻ってきただけに見えます👀
日経平均株価の見通し
ここ10年の経験上では、日経平均は予想PERが13〜17倍のレンジで推移しています。
グラフにすると、こんな感じになります:

足元の想定レンジは32000〜42000円くらいで、EPSの伸びとともに年末には34500円〜45500円くらいになると予想します。
1/27時点の日経平均株価は39565円で、「今のところは結構高いけど、年末になればそうでもなくなるんじゃないかな」と思います。
日経平均先物はさらに下落中
記事執筆時点で、日経平均先物はさらに下落しています。

足元の株式市場は「めいっぱい楽観を織り込んでいる」ようにも見えたんで、短期的にはふるい戻しが続くかもしれませんね。
総悲観まで売りが続くと、日経平均は32000円くらいまで下がる余地があると思うので、覚悟しておいた方が良いかもしれません。
まとめ
まとめると、
- DeepseekショックでAI関連株が急落
- AI関連株以外は特に影響を受けていない
- AI開発競争が止まる可能性は低いと思う
- 日経平均は「今のところは結構高いけど、年末になればそうでもなくなる」と思う
という感じですね。
これから決算シーズンなので、ミクロな材料(割安感、イベント、需給)を探して、チャンスを探っていく感じかと思います。
急落中の株は大丈夫なのか?
AI関連株のフジクラ、アドバンテスト、SBGは大丈夫なんでしょうか。
グロース株はチャートが崩れると再起不能になることも多いですから、ちょっとだけチャートを確認してみましょう。
まずはフジクラ(5803)。

足元6ヶ月は見事な右肩上がりですが、5200円を超えてからの出来高が結構ありますね。
足元半年で最も取引量が多いのが6400円あたりで、このラインを下回ってくると一気に需給が重たくなりそうで心配です。
「バブルは年明けに崩壊する」という経験則もありまして、去年まで絶好調だった株が、年が明けてから急失速して墜落していく・・・ということは何度もあるので、心配ですね。
今が正念場かと思いますが、自分がトレードするんだったら、6400円を割れてから徐々にロットを落としていって、5200円を割れたところで全て損切りしちゃうと思います。
同社の売り上げがどこまで伸びるか分からないので、悲観的に「株価が割高」と考えると、需給が崩れたらおしまいって感じですかねー。
次はアドバンテスト(6857)。

アドバンテストも正念場を迎えていますね。
HBMの需要はまだ伸びると思うし、検査装置の需要も落ちないとは思うので、ファンダメンタルズ的には平気かなあと思います。
Deepseekショック自体は「騙し下げだろうな」と思っていますが、チャートが崩れたらしばらく低迷するかもなんで、いったん撤退するのもアリかもですね。
価格帯別出来高をみると、9200円あたりに出来高が集中しており、ここを下回ると一気に需給が重たくなりそうです。
9200円を割れたところで少しずつロットを落としていって、8800円を割れたあたりでポジションをゼロにする、もしくは、投機目的の保有はゼロにする(長期投資オンリーにする)、みたいなトレードをイメージしました。
最後はSBG(9984)。

取り上げた3銘柄の中では、SBGが一番「軽傷」というか、需給面での心配は薄い気がしますね。
SBGの価値がそんな高いかは分からないですが、需給だけ見てトレードするなら9200円くらいあたりから損切りを考えて、8400円までに売り切る感じでしょうか。
上がっていっている間は問題ないので、放ったらかしにして、伸ばせるだけ利益を伸ばしたいなーと思います。
いま気になる株
去年の年末に「NISAで買ったら良いんじゃないか?」と紹介した、やまびこ(6250)が上場来高値を更新しました。

小型屋外作業機械(チェンソーとか)を作ってる会社なんですが、国内シェアもトップだし、海外も3位といい感じです。
多分、ロサンゼルスの山火事から「チェーンソーが売れるんじゃないか?」という思惑で買われているんだと思います。
もともと予想PERは8.2倍で割安ですし、つぎの決算で化けるかもなんで、改めて注目しています👀
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