4/3のブログについて、「勉強し直した方が良い」とご指摘をいただきましたので、ご指摘いただいた点について考えました。
日頃からファクトチェックには気をつけていたのですが、抜け漏れがありました。申し訳ありません。
昨日のブログの該当箇所も以下に抜粋します。
そもそもの話として、どうしてアメリカはイランを攻撃したんでしょう?
それは、イランが核保有を目指し、兵器開発を進めていたからですね。「いよいよ看過できない」ところまで開発が進み、そこでアメリカがイランを「テロリスト集団」をみなし、軍事介入に至ったのだと思われます。
イランは1970年にNPT(核不拡散条約)に加盟した非核兵器国です。この条約では、核兵器を開発・保有しない義務があります。
イスラエルがイランを攻撃しようとしていたところ、そうなればアメリカも巻き込まれることが明らかだったので先制攻撃せざるを得なかった、というところでしょうか。
そしたらイランがホルムズ海峡を封鎖して無関係の国にも迷惑をかけ始めて、でもNATO同盟国はちっともアメリカを手伝わないし、だったらNATOやめちゃおうかなーっていうのがトランプ大統領の動きですね。
(間違ってたらすいません)
この部分について、頂いたコメントは以下のとおりです:

まず、イランは核兵器を作っていませんし、そもそも核を載せてアメリカに届くような弾道ミサイルを持っていません。トランプが第一次政権時に一方的に核合意を破棄したので、イランはその際に新たな交渉カードとして核の濃縮度を上げましたが、それは5年くらい前の話です。そもそもトランプの身から出たさびですし、直近それ以上に濃度を上げてたという事情もないです。差し迫った脅威はないんですね。
米・イスラエル側は「核兵器製造能力の急速な接近」を「差し迫った脅威」と判断し、2026年2月28日の先制攻撃に至った、というのが当時の公式説明で、これ根拠にしていました。
しかし、それはあくまで米側の「意見」に過ぎないということですね。「脅威認識の違い」の重要部分を断定口調で書いた・話したのは問題でした。
ファクトチェックでこぼれ落ちてしまっていたので、フローを見直します。
次に、トランプのNATOへの不満に理解を示していますが、ヨーロッパはNATOの枠組みでしっかりと役割を果たして来ましたよ。9.11の後の対テロ作戦では1000名以上の犠牲者を出しました。
この点は「ヨーロッパ側とトランプ側の見解の相違」が大きい気がします。
2014年にNATOが「GDP比2%目標」を設定して以降、長年ほとんどの欧州諸国が未達で、最近やっと達成できたものの、米国がNATO総防衛費の約60〜70%を依然として負担していると認識しています。「多少の支援はあれど、全然足りていない」というのが米国側のロジックだと思います。
トランプからすれば「世界の石油危機(欧州も大打撃を受けている)の責任を負っているのに、護衛すら拒否するのはタダ乗りだ」という強い苛立ち。これが3月下旬〜4月頭の「NATO脱退検討」発言につながったのだと推察しています。
足元で起きていることがあまりに不可解で理解できなかったので、米国側がどのように思考をしているのか興味を持ち、彼らの主張をつなぎ合わせると「こういう意図なのではないか」と考えがまとまってきたので、それを4/3のブログにまとめました。
結果として、事実と解釈を混同してしまったり極端な思想めいた記事になってしまいました。
筆者としてはただ「現実に何が起きているのか知りたい!」「発言を1つずつ追っていくと、こういう考え方をしているんじゃないか?」と知りたかっただけなのですが、まとめ方、チェックなど粗が目立つのも事実で、反省しております。
追記:
ご指摘いただいた方から、嬉しいコメントをいただきました!

コメントの端々から「思いやりのある言葉選びをしてくれていて、きっとこれは愛のムチなのだろう」と感じました。
私としては、トランプの発言自体は「取り上げたり分析するに値しない。敢えて取り上げるとしたら、間違っている点が多すぎるのでそこを逐一訂正しながら引用する必要があって面倒くさい。」という認識です。でも、一応大統領なので、信じないとしてもその発言に重きを置いて分析する方々も理解はできます。中原さんも後者だったと思います。そして、トランプの頭の中では、中原さんがおっしゃるような論理があるのかもしれません。ですが、前述の通りトランプの認識は現実に即しておらず二転三転し得るので、そのロジックで未来を予測したり投資に活かすことは難しいと感じます。むしろ、個人的にはそのような真摯な分析をする人が増えると、トランプの非合理的なはずのロジックに一定のお墨付き(リアリティ)を与えてしまい、そのような不合理を許す世界になることを危惧しています。
というのは仰るとおりですね。極端な思想を煽動するのは本意ではないので、注意していきます。
追伸
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