【速報】日経、売り信号継続⚠️/GENDA急落/想定レンジ/NTTとJTの買い時・売り時/いまの注目株

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個人投資家。元Yahoo!株価予想達人。
同サイトで25歳で「ベストパフォーマー賞」「通算最高勝率者賞」受賞。2006年ルービックキューブ日本大会準優勝。MENSA会員。座右の銘はヘンリー・フォードの「本当の失敗とは、失敗から何も学ばないことである」

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日経、売り信号継続⚠️

3/14、日経平均は強かったですね。

米国株が下がっているのに、日本株だけ強いことに違和感を覚えます。

これまで日本株は「米国がくしゃみをすると日本が風邪をひく」と言われるくらい、米国株が下がるとそれ以上に崩れる傾向がありました。

ポジティブに捉えるならば、「日本株はアメリカ株と連動しなくなり、割安さを評価される時代が来たのだ」と解釈することもできます。

事実、2025年に入ってから、日本株がかなり強いです。

一方、ネガティブに捉えるならば、「日本株が底堅いのは自社株買いや配当狙いの一時的な需給によるもので、旬が過ぎればすぐにアメリカ株と同じように下がる」と解釈することもできますね。

あるいは、石破首相のスキャンダルが出てきたことで、それが好感しているのかもしれません。石破さんが当選した時は「石破ショック」が起きたくらいですからね。

僕は心情的には「前者であって欲しい」と思いますが、事実、足元では3月に権利確定の高配当株が結構上がっているので、一過性っぽいなーとも警戒しています。

また、相変わらず日経平均の売り信号が継続しています。

この売り信号はリーマン危機、チャイナ危機、クリスマス危機、コロナ危機といった、大きな株価下落の前に繰り返し点灯しました。

売り信号は2つの要素があります。1つ目は日経平均に先行するフィラデルフィア半導体株指数の下落です。

52週線を本格的に下回りました。

半導体は「産業のコメ」と呼ばれていて、電気機器に欠かせない材料です。この材料が売れない、ということは、半導体を使っている会社も遅れて業績が悪くなると考えられます。

この手の下げは「勢いづき始める」と怖くてですね。下り坂をバウンドしながら落ちていくみたいなチャートになることが結構あるんで要注意です。

2つ目の要素が、円高の進行です。

円高は売りシグナルとなることが多く、アメリカの景気が悪いと円高になるし、円高になると輸出企業の業績が停滞するしで、株価が下がるおそれがあります。

SOX安と円高がダブルで来ると強めの売り信号になるため、しばらく警戒しておいた方が良いかもしれません。

GENDA急落

クレーンゲーム会社のGENDAの株が急落していました。

何が起きたの?と調べてみると、社長さんが退任されたそうです。

ここの社長さんは美人なことで有名で、ある億トレさんが、「社長が美しいから、この株は流行る」と言っていたのを思い出しました。

実際、これまでめっちゃ株価上がってきたし、昨日は退任のニュースで株価が下がりました。「株価が動く理由わけ分からんし、人気投票が分かるトレーダーマジですごい」と改めて思います👀

想定レンジ

ここ10年の経験上では、日経平均は予想PERが13〜17倍のレンジで推移しています。

グラフにすると、こんな感じです:

想定レンジは時間と共に少しずつ上がっていて、3月時点で32500〜42500円です。

3/14時点の日経平均株価は37053円で、想定レンジから見ると「真ん中」くらいです。

SOXが下がっていて、円高も進行していて、これらは短期的には売り信号です。「4000円くらい下がる余地がある」と思います。

一方、中長期的に見れば「可もなく不可もなく」というバリュエーションだと思います。

NTTとJTの買い時・売り時

地合いも悪いので、安く株を買うチャンスですね。今日はNISAで人気のツートップ銘柄、NTTとJTの買い時について考えてみます。

僕が株の買い時を判断する時には、過去10年の予想PERから見て、今のPERが高いのか、安いのかを重視します。

例えば、NTT(9432)の予想PERの推移はこんな感じ:

グラフはIR BANKからスクショしてイいます。

過去10年ほど、NTTの予想PERは8〜12倍くらいのレンジで行ったり来たりしていることが分かります。

今のNTTのPERは11倍くらいなんで、レンジの中でも「結構高いな」という位置にあります。

NTTといえば通信キャリアの会社で、継続課金でチャリンチャリン儲けている会社です。

業績はとても安定していて、「ドカンと上がる」というよりは「下がっても底が固い」というイメージが強いですね。

過去のPERのレンジから考えるのであれば、PERが10倍以下になったら時が買い時で、8倍台にまで下がるとかなりお手頃感がありますね。

同社の売りは「守りの固さ」にありますから、足元の業績予想が弱いのが一番の懸念材料ですね。

業績の伸びはPERよりも大事で、ここが抜けるとPERが低くても「業績悪化でどんどん利回りが悪くなる」ことになりかねません。

NTTドコモは1992年までシェアが6割ありましたが、去年6月時点で35%なのだそうです。

このまま業績が回復しなければPERが何倍だろうが下がっちゃいそうですから、僕が株を買うとしたら四半期業績が回復するのを確認し、その上でPERのレンジが低いところを狙うかなあ。

逆をいえば「PERが高く業績が悪い」状況は買い時というよりは売り時なんじゃないかなーと感じます👀

同じく、JT(2914)の予想PERの推移も見てみましょう:

JTの場合は、予想PERが10〜20倍で推移してきました。

ちなみに、今のJTのPERは15倍で、可もなく不可もなくという感じです。

今期は減益となる見込みですが、同社の場合は停滞しているというよりは、のれんの償却が大きそうです。

前向きに捉えるなら「あとは値付け次第」という感じですが、今の株価水準だと「普通だな」というくらいで、そこまでの魅力は感じません。

PERが12.5倍まで下がったら良さそう。10倍台まできたら「よっしゃ!」と買うような水準な気がします。

逆に、株を売るとしたらPERが17.5倍とかまできたら利食いしていき、20倍まで上がれば全利食い、みたいな感じかなーと思いました👀

いまの注目株

やや投機色が強いなーと思いつつ、面白そうな銘柄を見つけたのでピックアップします。

今日、取り上げるのはJPホールディングス(2749)です。

同社は子育て支援の最大手で、認可保育所や学童クラブなどを運営しています。

予想PERは14.8倍、予想配当利回りは1.78%と「平均的」ですが、テーマやチャート、業績からみて面白いかもと思いました。

子育て支援は国策ですね。「国策に売りなし」と言われるくらい、国策関連株は強くなることもあるんで、アップサイドが見込めるかも。

2/26には上方修正と優待新設を発表しており、配当と優待を両方合わせた利回りは4.74%です。

業績にも勢いがあるし、この発表で株価が上がり、需給も急改善しているように見えます。

権利確定までひと相場あるかなーと思うのと、仮に権利落ちで株価が下がったとしても、トレンドが崩れなければ持ってて良さそうだなー。

追伸

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SOXが下がって売り信号が点灯するなど心配ですね。

相場が荒れている時は立ち振る舞い方しだいでピンチもチャンスに変わります。

今後も面白い株がたくさん出てくると思います。また見つけたら共有しますねー。

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