From: 中原良太
自宅の書斎より、、、
この記事では、
「決算前には株価が下がるのか？」
について特集します。
決算前には株価が下がる？
決算とは決算発表のことです。
上場企業は四半期に１度の頻度で
決算を発表する義務があります。
決算ではサプライズが出ることも多く、
決算後には株価が乱高下しやすいです。
だから、
「決算前には株を売っておいて、
どんな決算が出るか様子見しよう」
と考える投資家が増えるでしょう。
それもあり、
決算前には株が売られやすく、
株価が下がると考えられます。
小型株ほど、決算前には株価が下がる
とはいえ、これだけでは
怖いから決算前には株価が下がる
怖くないから決算後は株価が上がる
という話にも聞こえます。
アマチュアの投資家ならまだしも、
プロがそんなミスを繰り返すとは
なかなか考えにくいです。
そんなに投資家は単純でしょうか？
そこで中原は、
３つの主要指数の日足を
過去20年分集計して、
決算前（四半期前半）と、
決算後（四半期後半）で、
株価が下がるか調べました。
各指数の成績は次の通りでした：
上のグラフを見てみると、
足元の約20年に限っていえば、
大型株も小型株も
決算前には株価が下がる
（あるいは、上がりにくい）
傾向が見られました。
そして、
決算前に株価が下がる傾向は、
小型株の方がより顕著でした。
おそらくですが、
プロの主戦場である大型株では
「決算前に売る」人が少ないか、
指数投信などの買いによって、
決算前も下がりにくいようです。
一方、
アマの主戦場である小型株は、
「決算前に売る」人が多く、
株価が下がったのでしょう。
まとめ
過去20年の株価を見る限り、
「決算前には株価が下がる」
という話は本当のようです。
特に時価総額が小さな小型株ほど、
決算前には株価が下がりました。
小型株を買うときには、
「決算後まで買わずに様子を見る」
という作戦が有効かもしれません。
逆に、株を買うタイミングは、
「決算発表の直後」あたりが
狙い目だと思います。
中原自身も、
「決算後、好決算な小型株を
後出しジャンケンで買う」
ことがよくあります。
後出しジャンケンの投資でも
意外と上手くいくんですよね😁
– 中原良太
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