東京メトロ上場!適正株価はどれくらい?
きょう、東京メトロが上場しました。IPOで買った人はボロ儲けでしたねー。おめでとうございます!
すこし前、とある凄腕トレーダーさんが「欲しい」と言っていたので、気になっていたんですよね。
「そんな凄い株なんかなー」と思ってちょっと調べてみたんですが、そこまで凄い株なのか、イマイチ僕には理解できませんでした。
東京メトロの業績見通しと財務状況は以下のとおり:
1株あたり純利益:
90円(2025年3月予想)
1株あたり有利子負債:
1935.97円(2024年3月実績)
1株あたり純資産:
1150.42円(2024年3月実績)
10月23日終値時点の株価は1739円です。
まずはざっくり。
JR東日本のβが1くらいなんで、東京メトロも同じくらいと考えるとリスクプレミアムが6%とすると適正な益回りは7%くらい。
成長率がゼロとすると、適正なPERは14.3倍くらいでしょうか。であれば、適正株価は1288円くらいかな。
つぎはじっくり。
EP法で計算する場合、1株あたりNOPATが104円。1株あたり投下資本は3086.39円なので、ROICは3.37%くらいですかね。
WACCは(1935.97 * 0.69 + 1150.42 * 7)/3086.39 = 3.04%でした。
エコノミックスプレッドは3.37%から3.04%を引いて0.33%です。ほとんどスプレッドがないんで利上げとかあったら大変そうですね。
スプレッドゼロの場合の適正株価はPBR1倍と等しいんで、適正株価は1150円くらいでしょうか。
すずめの涙ていどの付加価値を出していたとしても、PBR1.1倍くらいが良いところじゃないでしょうか。
まとめると、適正株価は1150円〜1300円くらいかな。
「いやいや割安だ!」
「いまの株価が適正だ!」
と正当化するなら、①ガンガン値上げして利益率を高めていく、②コスト削減で利益を伸ばす、みたいな線が考えられます。
鉄道ビジネスには詳しくありませんが、ダイヤ表の緻密さからして「これ以上コスト削減して利益を伸ばすのは厳しいんじゃないかなー」と素人ながら感じます。
足元の利益率がビミョーなんで「成長投資して利益を伸ばす!」という線もダメです。資金効率悪い所で拡大投資しても資金効率は低いままですからね。
であれば、有力なのは「値上げ」でしょうね。
ニューヨークの地下鉄みたいに運賃を一律400円!とかにするんだったらいまの値付でも十分に割安だと思います。
とはいえ、社会的な反発も大きそうな気もするし、そこまで実現できるかはイマイチ分かりません。
僕としては「値上げを実現し、収益性を確認し、安定性を確認してから買いたいなー」とか考えちゃうので、いまの段階では対象にはならないかなあ。
投機の対象としてはどうか?というと、ETFへの組入などによって、買い需要はあるかもしれませんね。
トレードで買うぶんには良いかもですが、NISAとかで買おうとは思わないなあ。
日経平均、11日連続陰線に⚠️
ついに日経平均が11日連続陰線になってしまいました。リーマン危機のときと同じチャート形ですね。
為替が円安になっているのに、指数も下がっていて、めちゃくちゃになっていますね。どんだけ嫌われているんだか…😅
たぶん原因は「解散総選挙への不安」でしょうね。自民党が大敗して、旧民主党政権みたいな時代が戻ってきたらどうしようと投資家達は危惧しているんだと思います。
今月末の解散総選挙がソフトランディングしてくれれば良いけど、ハードランディングしたらまた暴落きそうですなあ。
NVIDIAに好機到来か?
ファーウェイのAIチップ(アセンド910B)はTSMCに作ってもらってたみたいですね。
アメリカが規制強化してファーウェイがTSMCを使えなくなれば、NVIDIAが中国向けに作っていたH20やB20が売れるかもしれません。
$NVDA ホルダーにとっては嬉しいサプライズということかな…。今夜が楽しみ😆
そういや、すこし前にH20が売れてない!というニュースがありましたね。
大まかな内容は、「エヌビディアが中国向けに設計したGPUの【H20】の性能がビミョーだったから、受注が終わってるぞ!」というものです。
現地では「チキンリブ(鶏肋、けいろく)」とも呼ばれていたそうで、たいして価値はないが捨てるには惜しいもの、みたいな評価らしいです。
しかし、TSMCがファーウェイに売らなくなれば、チキンリブという評価もガラリと変わるかもしれませんね。
さっそくSKハイニックスの株価が急上昇していたんで、エヌビディアもまだまだ強いかもしれません👀
AIブームもまだまだ続くでしょうから、僕もAI関連株を改めて物色しております。来年のNISA枠でも買っちゃおうかなー👀
追伸
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