凄腕投資家にはどこまで未来が「視えている」のか?

投資報告
この記事を書いた人

個人投資家。元Yahoo!株価予想達人。
同サイトで25歳で「ベストパフォーマー賞」「通算最高勝率者賞」受賞。2006年ルービックキューブ日本大会準優勝。MENSA会員。座右の銘はヘンリー・フォードの「本当の失敗とは、失敗から何も学ばないことである」

中原 良太をフォローする

凄腕投資家には未来がどこまで「視えている」のか?

ちょっと面白そうなテーマを思いついたので、今日は株で儲けている凄腕投資家にはどこまで「視えている」のか、について書いてみます。

株をやっていると、神業みたいに大儲けしている人がいます。何百億円とか、何十億円とか。TOBされる銘柄を数年前から仕込んでいるとか。それで「未来から来たんじゃないか?」とまことしやかに囁かれたりするわけです。

他にも、海運株で大儲けしたり、資源株で大儲けしたり、造船株で大儲けしたり、半導体株で大儲けしたり、割と「繰り返し大儲けしているこの人は本物だよな〜」と感じる人もいます。

こういう話が出てくると、「株で儲けている人には、きっと未来が視えているんだ」と神格化しがちです。

ただ、そういう人がいざファンドを立ち上げるとパフォーマンスが振るわなかったり、「あれ?」となるケースもありますし、ホームランを打って有名になった著名投資家が、最近になって逆神のようになり、「腕が鈍ってきたな」と感じることもあります。

かくいう筆者も、ウォーレン・バフェットを神格化していた時期もあります。まあ、彼の実績はここ20年ほど「指数並み」であり、凄腕なのは間違いなくとも、規模が大きすぎてパフォーマンスが鈍っていますが…。

筆者も一時期、モーレツに追いかけていた投資家が何名かいます。彼・彼女は、確かにすごい知識を持っていて、10倍株、100倍というホームランを当てているのですが、ただ「未来が視えているのか?」と言われると、「相当限定的だ」と感じます。

つまり、投資が上手な人というのは、「未来がなんでも視えている」というのではなく、超限定的な「ここだけは分かる!」と言う部分だけがピンポイントで視えていて、それに付随して、「だったらこの会社が儲からないわけがない」ところを見極めるのが上手なんだなあと思います。

例えば、「足りないものは値上がりする」とか「高い資金効率(ROIC)を持続すれば価値を創造できる」とか「価値創造のキモは参入障壁を高く構築すること」とか、こういう力学や静態が重要なヒントになるわけですね。

ただ、10倍株とか100倍株とかをヒットさせている人も百発百中というわけでもなく、割と外している印象もあります。

ただ、本人の中では「確信度」にグラデーションがかかっていて、外している銘柄のウェートは小さく、当てている銘柄のウェートは大きく、仮に大きな賭けで外しても外した後の対応が早いので間違っても損が小さく済んでいる印象があります。

予想力 vs 対応力

実務的な話としては、未来のことは何でもかんでも分かることは少なく、現実的には「分からないなりに最善を尽くす」ことと「何かが分かった時に対処する」ことが大事なんじゃないかと思います。

なんとなくの肌感覚としては「予想力:対応力=3:7」くらいのウェートがうまくいくと思っています。

そもそも予想できることには限りがあるので、あるていどまで予想したら、あとは先手・後手でも良いのでどう対応するかで勝負する、というのが現実的なのかなーと思います。

追伸

メルマガ登録よろしくね。 これからも有益な情報をお届けします。

コメント

タイトルとURLをコピーしました