グロース株の適正株価

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個人投資家。元Yahoo!株価予想達人。
同サイトで25歳で「ベストパフォーマー賞」「通算最高勝率者賞」受賞。2006年ルービックキューブ日本大会準優勝。MENSA会員。座右の銘はヘンリー・フォードの「本当の失敗とは、失敗から何も学ばないことである」

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グロース株の適正株価

4月頃から、ポートフォリオを少し見直しています。

「AIか」「AI以外か」で株価の動きがあまりにも違うので、ポートフォリオをAIへ寄せようと判断しました。

ただ、AI関連銘柄って既にPERが高いものが多かったり、将来どれだけ業績が伸びるかイマイチ理解できないものも多いんですよね。

我が家が保有しているバリュー株は、経営陣も優秀でビジネスモデルも堅牢なのにPER7倍!みたいな銘柄が多いです。

益回りに直すと12〜15%くらいで、別にAIブームがなくても相当美味いと思うんです。

でも、グロース株となるとPERは25倍〜50倍くらいのものが中心になってきます。PERはバリュー株と比べると3倍くらいあるし、それだけ高値で買うとなると「伸び代が3倍以上ある」株でないと成り立ちません。

それに、AIブームは群雄割拠の「戦国時代」の最中です。だから、どこが勝ち組になるのかを事前い見極めるのは難しいです。

織田信長でさえ若い頃には「大うつけ」(大バカ)と呼ばれていたくらいで、誰が信長が天下統一の一歩手前までいくと想像できたでしょうか。

「PERは今の持ち株の3倍以上高くて」「しかも誰が勝ち組になるかわからず不確実」という状況で、わざわざAI関連銘柄を、いまの持ち株よりも高いPERで買いたいか?と言われると、なかなかハードルは高いと思うんですよね。

できれば5年後〜10年後にはバリュー株よりもPERが低くなっていて欲しいと思うものですが、バリュー株も全く成長しないわけではなく、優良バリュー株ともなれば尚更です。

そうなると、こないだピックしたSKスクエアのように、PERが2〜3倍みたいな明らかに割安な銘柄とか、せめてPERが20倍くらいの銘柄に絞りたいと感じます。

僕の本業はエンジニアではありませんから、本職の人と比べて「速さ」で勝負をするのは敵いません。

ただ、バリュエーションに関しては普通の人と比べればシビアですし、ビジネスモデルの深掘りなどもそれなりにできる方だと思うので、こっちを中心に「精度」で勝負したいところです。

その点、AI関連銘柄は業績拡大のペースよりも早く株価が上がっている銘柄も結構ある印象があります。

こういうのを「思惑相場」と言いますが、ファンダメンタルズよりも早く株価が上がっているのはちと不安があります。

本当に良い会社なら10年で10倍、20年で100倍、30年で1000倍…と成長していくでしょう。だから多少、株価が吹いても問題ないんでしょうが、銘柄選定を間違えた場合のミスも高くつくので、相応に慎重になります。

例えば、個人的に「伸びるだろうけど判断になやう」銘柄はたくさんあります。

たとえばMLCCの村田製作所、太陽誘電、TDKなど。

MLCCというのは積層セラミックコンデンサーという電子部品で、電子回路で電気を一時的に蓄えたり、放出したりして、電圧を一定に保つ「ダム」のような役割を果たします。

AI半導体はめちゃくちゃ電気を食い、そのためには電圧のコントロールが重要になり、だからデーターセンターで使われるMLCCが爆発的に増えるだろう、というロジックですね。

このロジック自体は2年前からあって、僕も一時期は株を持っていたのですが、株を買うのが速過ぎて、思ったよりも業績が伸び悩んだので撤退してしまいました。

確かにロジックは「それらしい」と思うし、多分合っているんでしょうが、足元の予想PERが50倍とかだと「本当に元を取れるんだろうか?」と心配になってしまいます。

企業の成長というのは思いのほか急激に減速するんものです。マーケットのサイズにも限りがあるし、市場が成熟するとあっという間に平凡な会社になってしまいます。

特にAI開発競争は「エネルギー」がボトルネックと言われていて、半導体チップを大量に作ったところで、電力が足りないから意味ないよねってことになるリスクがあるんですよね。

それでPER50倍が正当化できるか?というのはイマイチわからなくて、結局、「伸びるだろうな〜」とは思いつつ、手を出せずに歯痒い思いをしています。

また、MLCCメーカーも従来、ROICがそんなに高くなかったところもあるので、いきなり価値創造が始まるのか?長期にわたって維持できるのか?といった懸念もあります。

ここのところを、もっと高精度に見極める方法がわかれば、ドカンと買えるんですけどね〜。

追伸

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