From: 中原良太
自宅の書斎より、、、
きょうは
「株を買ってはいけない時間」
について特集します。
「株を買ってはいけない時間」以前に考えるべきこと
株を買ってはいけない時間とは、
「株を買うと直後に下がり、
損をする可能性が高い時間」
と、この記事では定義します。
まず前提の話として、株は
「何を買うか?」が大事で、
「いつ買うか?」は枝葉です。
買う銘柄を間違えてしまえば、
「いつでも買ってはいけない」ため
買う時間は大した問題ではないです。
逆に、良い銘柄を見つけた場合は、
買ってはいけない時間は少なく、
いつ買っても儲かります。
よって、
株を買う時間が大事なのは
「平均的な株を買う場合」
と言えるでしょう。
株を買ってはいけない時間は何時?
では、平均的な株を買う場合、
「買ってはいけない時間」は
何時なのでしょうか?
日経平均株価に連動するETFの
1時間足を過去10年分集計して、
買ってはいけない時間を調べます。
具体的には、
以下の7パターンを調べ、
株を買ってはいけない時間の
特定を試みました:
- 9時買い→10時売り
- 10時買い→11時売り
- 11時買い→12時半売り
- 12半買い→13時売り
- 13時買い→14時売り
- 14時買い→15時売り
- 15時買い→翌9時売り
以上の方法で調べた結果、
各時間の成績は次のとおりでした:
グラフを見れば分かるとおり、
日経ETFは後場寄りから13時にかけて
価格が下がりやすい傾向がありました。
下がりやすいとは言っても、
1日あたり平均-0.01%なので、
誤差範囲にも見えます。
ですが、
集計結果を見てみたかぎり、
12時30分から13時にかけては、
10年間一貫して下落基調でした。
この結果を見るかぎり
後場寄り(12時30分)は、
株を買うと損をしやすい傾向があり、
買ってはいけない時間と言えそうです。
「昼休みに買い注文を出しておいて、
後場の寄り付きに株を買っておこう」
と迂闊な成行注文が多いのかもです。
逆に、13時を過ぎてから先は、
株価が上がる傾向がありました。
後場の寄りに成行で買うくらいなら、
後場の引けに成行で買う方が良いかも。
– 中原良太
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