それ、早く言ってよ…

投資報告
この記事を書いた人

個人投資家。元Yahoo!株価予想達人。
同サイトで25歳で「ベストパフォーマー賞」「通算最高勝率者賞」受賞。2006年ルービックキューブ日本大会準優勝。MENSA会員。座右の銘はヘンリー・フォードの「本当の失敗とは、失敗から何も学ばないことである」

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From: 中原良太
自宅の書斎より、、、

「ちくしょう!こんな良い株があったなら、もっと早く買いたかった…」

先週、僕はポートフォリオを大きく変えました。もともとは、地味だけれど安定した収益を見込めるバリュー株ばかりでした。グロース株も気になってはいたのですが、食指が伸びませんでした。

特に気になっていたのは、生成AI市場でした。

でも、「生成AIに関連する株は、すでにみんな割高だから買えたものではない」と思っていましたし、周りにもそう言っていました。実際、多くの銘柄は過大評価されているように見えました。

目の前で株価がするする上がっていくのを、まるで手の届かない夢を見ているように感じながら、指を咥えてみているだけでした。

そんな中、興味本位でSNSをフラフラしていると、とある生成AIに関連する株を見つけました。

ちょっと調べてみると、生成AIの凄さと業界の成長性は疑うべくもないのですが、そんな業界のど真ん中にある株が、日経平均よりも低いPERで叩き売られていたのです。

世界の中心となりそうな生成AI産業。そのど真ん中にある株が、バーゲンセールなのです。はじめは「嘘でしょ?」と思ったのですが、調べれば調べるほど、むしろ良い株と分かってきました。

昔に名刺交換のSansanのCMで、松重豊が「それ、早く言ってよ〜」と渋い顔をしているのをイメージしてください。その株に気づいたとき、僕もそれと同じような顔をしました。

「安い」とはいっても、その株はすでに1年で2倍くらいに上がっています。それでも、成長性の高さから見ると、破格なのはほぼ間違いないと思っています。

投資をするとき、僕はよく「良いアイデアがない」と悩みます。

しかし、実際は良いアイデアがないのではなく、良いアイデアを受け入れる力が足りていないだけなのです。 自分が無力なことを、他責しているだけなのです。

僕自身、生成AIのことは2023年初から知っていたし、その凄さを肌身に感じていました。しかし、「どうせ今から買っても手遅れでしょ」と天邪鬼になってしまい、チャンスを探そうともしませんでした。

大きな失敗でした。

チャンスは、案外自分の身近に転がっているものです。それを「ためしに調べるか」「調べもせずにダメだと決めつけて終わるか」で違いが生まれます。

たとえば僕は、生成AIという大きな成長産業を知っていたし、実際に仕事で何度も使ったし、凄さも分かっていたのですが、「実はお買い得な割安株があるんじゃないか?」なんて1ミリも考えませんでした。

1年前に気づいてガッツリ投資していたら、いまごろ2〜3000万円は儲けられたと思います。だけど、考えもしなかったせいで、すべて儲けそこねました。高い勉強代です。

ちなみに、あなたは「興味はあるけど調べてない株」はありますか? 後回しにしていると、僕みたいに後悔するかもしれません。掘り出し物の株は、けっこうそういう所に眠っているものですよ。

– 中原良太

PS

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