日経658円高🔥売るべき?

投資報告
この記事を書いた人

個人投資家。元Yahoo!株価予想達人。
同サイトで25歳で「ベストパフォーマー賞」「通算最高勝率者賞」受賞。2006年ルービックキューブ日本大会準優勝。MENSA会員。座右の銘はヘンリー・フォードの「本当の失敗とは、失敗から何も学ばないことである」

中原 良太をフォローする

日経平均、急反発🔥

10/24、日経平均は前日比658円高でした🔥

10/21には49,945円と、5万円まであと55円というところまで迫りました。

その後、10/23に666円安、「やっぱり天井だったのか…」と思わせておいて、今日はまた反発です。

「どっちだよ!」と言いたくなる相場で、こういう値動きを見ると、「売るべきか?待つべきか?」と悩んでいる方も多いんじゃないでしょうか。

3つの不安

いま個人投資家が抱えている不安は、以下の3つに集約できると思います。

  • もう高過ぎるから売りたい
  • でも持ち株だけ上がらない
  • 売るか待つか、どうしよう

不安な方も多いと思うので、1つ1つ考えていきます。

もう高過ぎるから売りたい

ここ10年ほど、日経平均の予想PERは13〜17倍のレンジで推移しています。

2025年10月時点の筆者の想定レンジは34000〜43000円です。10/24時点、日経終値は49299円です。かなり高いですね。

こんだけ上がると「流石に高いんじゃないか?」と心配になるし、現に、売っている方が多いみたいです。

投資別主体売買動向を見てみると、個人投資家は日経平均が4万円をこえてからどんどん売っています。だから、ポジションが軽くて「指数が上がっているのに儲からない」という人も多そうです。

「下がったら買いたい!」と感じている人も多いものの、ほとんど押し目もなく指数がスルスル上がってしまって、「どうしよう」と悩んでいるんじゃないでしょうか。

裏を返すと、相場が崩れた時には「待ってました〜!」と買いにくる投資家も多そうです。そう考えると、今の地合いはそう簡単には崩れなさそうとも感じます。

先物の価格帯別出来高を見ると、48000円の天井をぶち破り、再び青天井モードに入りました。

高市政権が誕生した10/21は5万円を超えそうでしたが、思ったよりも売り圧力は弱かったみたいですね。

価格帯別出来高はそんなに大きくないので「分厚い売りにフタをされた」というより「高値での買いが続かなかった」という印象です。

売り圧力がそんなに強くないところを見ると、もう1回くらいは5万円にトライするような気もしています。

とはいえ、往々にして早すぎる株価は、崩れる時も早いです。だからビビりな筆者は「ゆっくり値固めをしてから上がって欲しいな」と思いますが、どうなるでしょうか。

高すぎるNT倍率

たびたびXでは「NT倍率が高すぎる」という話題が持ち上がります。

NT倍率というのは「日経平均株価/TOPIX」のことなんですが、確かにチャートを作ってみると、過去10年間でみても最高水準が近いですね。

昨日のYouTubeライブでも、リスナーさんの間で「そろそろセクターローテーションが来るんじゃないか?」という話が持ち上がりましたが、個人的にもそんな気がしています。

日経平均株価の構成銘柄を見てみると、上位5銘柄のうち3つ(SBG、アドバンテスト、東京エレクトロン)がAI関連株なんですよね。

TOPIXの組み入れ上位はトヨタ自動車とかで、「全然違う指数」になっちゃってるんで、多少の乖離は仕方がないのかなーという気もします。

ただ、足元で上がっている理由は「AIバブル」という特殊性も無視できません。

筆者もSK Hynixに投資していますが、AI半導体は「作ればすぐ売り切れで予約待ち」というい状況です。

だから当面は設備投資も旺盛だと思うし、AIは「チップを使えば使っただけ良くなる」ので、次のボトルネック(電力不足やカネ不足)が顕在化しないうちは強気相場が続くと思うんですよね。

いつの時代も「足りないものを提供している人が儲かる」もので、この法則は不変だと思うんで、もうちょっとくらいAI関連株は頑張る気がします。

目先の注目イベントとしては、10/28のアドバンテストの決算でしょうね。多分良い結果が出てくるんでしょうが、投資家の期待も高いので株価がどうなるかは不透明です。

うちの持ち株のSK Hynixも10/29に決算です。だいぶ株価が上がって来ているんで、好決算で利確売りを浴びせにくる投資家も結構いるんじゃないかなーと感じています💦

試しに月足チャートでバックテストしてみると、NT倍率が12ヶ月平均より高い時に買った時の累積パフォーマンスは悪いんですよね。

片方が上がっても、もう片方が上がって追いついてくるか、あるいは下がって戻ってくることが多いんですよね。やっぱり日経平均は高いよな〜と心配になります。

でも持ち株だけ上がらない

NT倍率を見た限り、足元で上がっているのはAI関連株、後は高市銘柄くらいでしょうか。それ以外はビミョーそうだと感じます。

うちの持ち株でも、SK Hynixなど一部はアゲアゲですが、大多数は指数に出遅れていて「なんだかなあ」という感じです。

指数は過熱気味になっているから「売って守りを固めたい怖い」「でもうちの持ち株は上がってない…」みたいな状況です💦

利益確定 vs 損切り

先日、ブログで「利益確定と損切り、どっちが早い方が良いですか?」というコメントが届きました。

そこでは僕は「損切りかな〜」と答えたんですが、言葉足らずだったんで、この場をお借りして補足します。

損切りを早くするのが重要なのはいうまでもなくて「悪い株や割高な株は持ち続けるな」って話なんですよね。ここで補足したいのは「利益確定を先走るな」って話です。

ちょっと前の話なんですが、うちの主力級の持ち株がストップ高になりました。1000万円くらい持ってた主力株だったので、このストップ高で150万円ほど儲かりました。

はじめは「ウヒョヒョ〜!」と大喜びしていたんですが、実は、この株、春ごろに半分近く利益確定した株なんですよね。

その時もめちゃくちゃ儲かって「ウヒョヒョ〜!」と喜んでいたんですが、よくよく考えてみると、あのとき利益確定しなければ、今頃追加で150万円儲かってたんですよね。

言い換えると、「あの時の利益確定のせいで、僕は150万円も儲け損ねてしまった」ということです。ああああ〜〜、売らなきゃよかった!

ちなみに、乗り換えて買った株はほとんど上がっていません。ほんと、余計なことをしたせいで、めちゃくちゃ損をしました。

株式投資をやっていると「ついつい利益確定を急ぎたくなる」のが人間の本能というものでして、本当だったらじっくり利益を伸ばせたはずなのに、本能に従ってしまったせいで、「儲け損なう」ことが多いです。

100万円を損するのと、100万円を儲け損ねるのでは、もちろん損をする方が罪が深いです。(儲け損ねた場合は、実際には損はしていないので、取り返すのは楽ですので)

とはいえ、「儲け損ねる」ことも割と罪が深く、「100万円の儲け損ね」が10回積み重なれば1000万円で、こんだけあれば1年くらいは悠々自適に暮らせるわけです。

最大の問題は、「儲かったから良いじゃん」で済ませちゃって次に繋げないで反省しないことが多い点なんですよね。

損をしたら「次は損をしないように気をつけよう」って気をつけるじゃないですか。でも、利益確定が早くても「次は伸ばそう」って反省しないんですよ。儲かってるから。

儲け損ねも大きな判断ミスの1つですから、しっかり反省しないとイカンと思います。

売るか待つか、どうしよう

「売るか待つかどうすれば良いのか?」って話に戻ると、放っておけば配当収入が右肩あがりに増えていく会社に投資している限り、どっちでも良いよね〜と感じます。

基本方針として、「指数よりも益回りが高くて、指数よりも成長可能性が高い株はガチホでOK」と考えていて、うちもガチホですね。

前にも書きましたが、株式指数は「個別株の先行指標」として動く傾向があります。

(1)まず指数が上がり、(2)次に個別株が上がる、ということですね。

足元ではAI関連株が絶好調ですが、いま上がっている株がどこかで売られ、セクターローテーションでAI以外の景気の良い株にも巡ってくると思います。

だから、出遅れている株はのんびり持っているのが大事な局面な気がしています👀

いま注目している株

7/4に作った「中原指数」を見てみましょう:

こんだけ指数がアゲアゲなのに、劣後している日数がほとんどないので「健闘しているな〜」と感じます。

ちなみに、個人的に「次の決算できそうだな〜」と感じているのが森永製菓(2201)です。

当ブログでは6月から取り上げている銘柄ですが、ジワジワ株価が上がっています。

昨日のライブでも話しましたが、次の決算では猛暑関連株がくると思っています。すっかり寒くなってきましたが、猛暑だったことを忘れている人も出てきてないかな〜。

だから筆者は飲料関連株とか買い増してるんですよね。(来月は決算フィーバーでしこたま儲ける予定です。皮算用ですが笑)

森永に話を戻すと、同社はアイスが強いです。夏といえばアイスですよね。うちの家族はみんな同社のチョコモナカジャンボが大好きです。夏も暑いし、また買いたいです。

通常、アイスは繁忙期の2〜3ヶ月前から大量生産して保存しておくのだそうですが、チョコモナカジャンボは「製造から5日以内の工場出荷」を目標にしているんだそうです。

出来立ての方が美味しいから、リードタイムを短縮することで鮮度の高いアイスを提供してくれるってことですね。実際、パリパリサクサクで美味しいです。

先日、試しに同社の1株価値を計算したところ、「1株価値=4233円」でした。今の株価が2390円なので、それと比べたらお買い得だと思いますw

ある方はXで「アイスは成長産業」と言ってましたが、何気にアイス市場って、ジリジリ伸びているんですよね。

2025年に入ってから、株式市場が荒れていて心配ですね。

相場が荒れている時は立ち振る舞い方しだいでピンチもチャンスに変わります。

今後も面白い株がたくさん出てくると思います。また見つけたら共有しますねー。

追伸

メルマガ登録よろしくね。 これからも有益な情報をお届けします。

コメント

タイトルとURLをコピーしました