日経平均2644円安⚠️
4/7、日経平均は2644円下がりました:

本ブログでは「日経平均株価の想定レンジは32500〜42500円です」と書いてきました。いよいよ想定レンジを下に突き抜けましたね。

日本の経済成長の「前提」が崩れないのであれば、今は良い買い時になるかと思います。
新規購入するなら、トランプ関税とは無縁な内需株を選びます。景気後退が心配なら内需ディフェンシブな株にすると良い気がします。食料品株とか。
また、中原が底打ちの目安として使っている東証プライムの騰落レシオは10日で50割れになりました。
バックテスト上では期待値プラスエリアですね。
アノマリー的にも「ターンアラウンドチューズデー効果」と言うのがあって、暴落は火曜日に反転しやすい!という経験則もありますね。
含み損がとんでもないことに
我が家も、含み損がとんでもないことになっています。1日で何百万円も吹き飛んでいきます💦
とはいえ、もう終わりだー!みたいなところまでは悲観していません。
次のグラフをご覧ください。

これは、我が家が目指している株式投資のゴールです。このグラフのように金融所得を右肩あがりに増やすことを目指しています。
資産の裏付けである「収益性」に傷がつかないのであれば、足元の下げは良いチャンスです。
我が家の持ち株でも「トランプ関税全く関係ないけど5%以上下がった株」があります。予想PERは6倍で、配当利回りも4%近くあります。足元では上方修正を発表しているし、円高メリットです。
「今の下げは明らかにおかしいだろう」と思うので、こういう株は買い増そうか悩んでいます。
一方、ネガティブなインパクトがある持ち株もあります。ざっくりではありますが、我が家の持ち株への影響を調べました。
持ち株の売上比率が以下の通り:
- 内需:50%
- 外需:50%(うち米国15%)
全振りしていたわけではないので、「まあこんなモンか」と言う感じです。ひとまず、「関税で全財産なくなる!」みたいな極端な心配はないですね。
ひとまず急落している株は触っていません。買い始めるのは、ディールが成立してからだと考えています。
株価はいったん脇に置いて、より強いポートフォリオにするには、どうすれば良いかを考え続けるつもりです。
足元では、相互関税のダメージないのに、めっちゃ売られて割安になっている銘柄を探しています。
暴落のトリガー
株価が暴落した原因は、言うまでもなくトランプ大統領が発表した「相互関税」です。
他にも、(1)高すぎるPER、(2)高インフレ、(3)下落トレンド、といった理由があります。この3つが揃うと強い売り信号で、米国株は半年ほど下がる傾向があります。
これは「理屈」の話で、足元の株価下落には、追加で「感情的」な理由があると思っています。
投資家は「不確実性」を嫌います。不確実性とは、「これからどうなるか分からない、見通せない」という状況です。
僕もそうですが、「トランプ大統領は、相互関税で世の中をどう着地させようとしているのか?」がさっぱり分かりません。
コロナショックの時もそうでしたね。
どんどん増える感染者数。次々にロックダウンされていく都市。変異していくウイルス。できあがらないワクチン。
「これからどうなるか全く分からない」のに、さらにどんどん分からなくなっていく。こういう時に、株は売られるものなんだと思います。
相互関税の場合も、「着地点が見える」と反発すると思います。
コロナの時には「超大規模な金融緩和」が反発のサインになりました。まだFRBは動いていませんが、これから「緊急利下げです!」みたいな話が出てくると、マーケットは少しは落ち着く気がします。
他にも、各国首脳がトランプ大統領と交渉を始めて、1つの国でも「ディール」が成立すれば、一気に明るくなる気がします。
トランプ大統領はまずFRBの利下げをさせて、ディールするのはその後、という流れにしたい気もするので交渉成立には、しばらくかかるかもしれませんが。
逆に「もっと分からなくなる」とさらに売りが膨らむと思います。
足元では中国が報復関税を発表しましたが、ここでアメリカが「そっちが報復関税するなら、こっちはもっと関税を引き上げる」みたいなことを言い始めたらヤバそうです。
あるいは、ポンコツ日本首脳が「報復関税するぞ!」みたいなことを言い出したら、もっとやばそうです。
踏み絵みたいですね。親米なら「手土産」持ってこい。親中なら「報復関税だ!」となるのでしょうか。
今回は違う(悪い意味で)
投資家・トレーダーの中には「今回の下げはいつもとは違う」と考えている方もいるようです。
確かに、トランプ大統領の相互関税はかなりインパクトがあるニュースです。
だから、単純に「これまで下がった時に買えば儲かったから、今回も逆張りで勝負だ!」と安直に動くのはどうかなあと思います。
感覚的な話ではありますが、4/7の日本株は、全面安ではあったものの、先週末と比べると「落ち着いているな」と感じました。
いわゆる「投げ売り」だと、どんな株だろうがバンバン売られていきます。しかし4/7は外需株と内需株で下がり方にムラがありました。
こういう下げって「クライマックス」っぽくないんですよね。去年の日銀ショックみたいに「なんじゃこりゃー!」って下げなら逆張りしやすいですが、そんな感じもしないですし。
株価を見ながら「下がらなかった株を売り、下がった株を買う」チャンスなんだろうか?と思いつつ、1日で全リバする感じもしないので、リバランスせずに静観しています。悩ましいですね🧐
超短期的にはいったん反発しそうですが、円高・SOX安・米国株の高PER・インフレ・下落トレンドなどなど、売りシグナルはまだ点灯しています。
下落相場は「下り坂をバウンドしながら転がっていく」ように続くんで、仮に反発したとしても、アメリカ依存の会社は油断できないですね👀

また、アメリカが買わなくなった中国製品が日本に流れてきそうだな、とも感じます。過当競争に陥りそうな会社は投資すると超危険です。気をつけないといけませんね。
待ってれば株価は戻る?
こんだけ下がると「ちゃんと戻るんだろうか?」と心配になりますよね。
次のグラフをご覧ください。

繰り返しですが、これは、我が家が目指している株式投資のゴールです。このグラフのように金融所得を右肩あがりに増やすことを目指しています。
理論上、株式投資の利回りは益回りに連動します。投資先が稼いだお金を全額配当にしたら、益回りが配当利回りになるからです。
結局、金融資産の裏付けは「投資先から継続的に受け取れる所得」です。この裏付けが毀損されたら株価は戻りません。逆に裏付けが維持、ないし改善されるなら戻る可能性が高いと思います。
とはいえ、アメリカ依存が高い企業でも、中国がホタテを拒否した時に他の国が買ってくれたように、アメリカが関税を課すというのはら、「別の国に売れば良いじゃないか」という見方もできます。
供給過剰になってしまうと「作りすぎのムダ」が出てくるのでキツいですが、そうでないなら「別を当たる」手もあります。これから買うなら、この手が使える会社を選別したいですね。
追伸
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日経平均が大きく下がっていて心配ですね。
相場が荒れている時は立ち振る舞い方しだいでピンチもチャンスに変わります。
今後も新しいニュースがたくさん出てくると思います。また気づいたことがあったら共有しますねー。
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