日経反発、二番底が不安です・・・

投資報告
この記事を書いた人

個人投資家。元Yahoo!株価予想達人。
同サイトで25歳で「ベストパフォーマー賞」「通算最高勝率者賞」受賞。2006年ルービックキューブ日本大会準優勝。MENSA会員。座右の銘はヘンリー・フォードの「本当の失敗とは、失敗から何も学ばないことである」

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日経平均、前日比660円高

4/3、日経平均は前日比660円高となりました:

昨日のYouTubeライブでも、「何も変わってないのになんで株価がこんなに動いているんだ!」と騒いでいましたね(主に僕がw)

下がる時は「そりゃ売られるだろ」と思いつつ、上がっているときは「なんで上がっているのか分からん」と感じています。

株式市場参加者もトランプに振り回されて疲れちゃって

って感じなんでしょうかね・・・💦

結局、止まらないトランプ大統領

トランプ大統領は4/2のスピーチでイランに対する勝利宣言をしつつ、2〜3週間は攻撃を継続することを示唆しました。

「勝手に攻撃を仕掛けておいて、ホルムズ海峡を封鎖されて、それでハイおしまいだなんて、なんて自分勝手なんだ!」という声もありますがw

一方、トランプとしては「いやいや、そもそもアメリカが協力を要請した時に助けてくれなかったのはお前らじゃないか」という言い分がありますね。

それに、ホルムズ海峡を封鎖しているのはイランの方なので、文句をいうならそっちにいうべきだ、というのも、まあそうです。

トランプは欧州に対してドライで、「そもそもタダで守る義理などない」と考えているでしょう。NATO脱退検討についても、同じ理屈なんじゃないかと思います。

NATO(北大西洋条約機構)とはアメリカと西欧諸国が「1つの加盟国への攻撃は全加盟国への攻撃とみなす」という集団防衛を基本とし、冷戦期は旧ソ連、現在は主にロシアに対する抑止力として機能しています。

ただ、ロシア・ウクライナの件でヨーロッパ諸国が役に立たない・だらしないことが露呈し、アメリカが愛想を尽かしている、ということなんだと思いますね。

そもそも:どうしてイランを攻撃したのか?

そもそもの話として、どうしてアメリカはイランを攻撃したんでしょう?

それは、イランが核保有を目指し、兵器開発を進めていたからですね。「いよいよ看過できない」ところまで開発が進み、そこでアメリカがイランを「テロリスト集団」をみなし、軍事介入に至ったのだと思われます。

イランはNPT(核不拡散条約)に加盟した非核兵器国です。この条約では、核兵器を開発・保有しない義務があります。

イスラエルがイランを攻撃しようとしていたところ、そうなればアメリカも巻き込まれることが明らかだったので先制攻撃せざるを得なかったんじゃないか、と筆者は推測しています。

そしたらイランがホルムズ海峡を封鎖して無関係の国にも迷惑をかけ始めて、でもNATO同盟国はちっともアメリカを手伝わないし、だったらNATOやめちゃおうかなーっていうのがトランプ大統領の動きですね。

(間違ってたらすいません)

ナフサ、大丈夫なの?

個人的にずっと心配しているのが「ナフサの不足」ですが、遠回りのルートで輸入する案が進んでいると思います。

遠回りとなればそれだけ運行に手間がかかり、かつ船も足りなくなる?可能性もあるので、海運業者にとっては短期的には追い風かもしれませんね。

ナフサに関しては「足りないことは違いないけれど、各社が全力で対応している」というのが現状だと思っています。

「イランに通行料を払ってでも確保するべき!」みたいな論調もありますが、これは現実的じゃないでしょうね。

何せ、イランに対して戦費を払ってしまうわけで、実質的にアメリカを敵に回すようなものです。今後、原油やナフサの不足、それなりの混乱は避けられないと思っています。

中には「足りない足りない!」と危機感を煽っている方もいらっしゃいますが、煽ったところで何も変わらんので、個人的には「みんなで乗り切ろうな!」と奮闘している会社達を応援したいですね。

ナフサ周りのサプライチェーンは上の図の通りですね。

ナフサ(粗製ガソリン)は原油を常圧蒸留装置によって蒸留分離して得られる製品のうち沸点範囲がおおむね30〜180℃程度の炭化水素混合物です。炭素数(分子鎖長)C8からC10の範囲の芳香族炭化水素などからなります。

エタノールみたいな「1種類の化学物質でできている燃料」というより、いろんなものが混じってできているんですね。

それで、混じっているからこそ、中からいろんなものを取り出すことができます。ナフサを分解することで、エチレンとか、プロピレンとか、BTXとか、いろいろですね。

だから「石油化学製品の入り口」のようなものなんですが、これが足りなくなると、あれも作れない、これも作れない、となってやばいよな〜という話ですね。

それと、ナフサが足りなくなることで「苛性ソーダ」も足りなくなりそうです。

塩素といえば有害物質ですから、大量に作って余らせておくことができないからですね。つまり、ぶつけて塩化ビニルみたいにして無害なものにしたいわけですが、塩化ビニルの材料のエチレンがなくなってしまうと・・・。

イランの行く末

長い目で見れば、イランは「とんでもない迷惑者」ということが分かったので、中東諸国はホルムズ海峡を通らないでも原油を輸出できるパイプラインを作ると思われます。

そうなればイランの立場はなくなるわけで、最終的には「大きな北朝鮮」みたいな立ち位置の国になるんじゃないかなーと推測しています。

トランプは「アメリカが身銭を切って、タダで諸外国を守ってやる義理はない」と考えているでしょうから、「困っているなら自分で何とかしろ」というのは、まあそうよね、とも感じます。

イランでアメリカが撤退してしまえば海峡を封鎖する大義名分も消えますから、振り上げた拳を下ろす場所もなく、かなり嫌なんじゃないかなーとも思いますね。

耐えるのか、耐えないのか

日本株に先行するフィラデルフィア半導体株指数のチャートを見てみましょう:

赤いラインが13週移動平均、青いラインが26週移動平均です。

SOXは赤いライン(13週)を下回っていますから、「チャートが崩れた」と言えば、そう見えますね。

一方、青いライン(26週)を上回っていますから、「なんとか持ち堪えた」と言っても、そうとも見えます。

「どっちなんだい!」と言いたいモヤモヤする相場ですが、市場参加者の間でも判断が揺れているから、こういう行ったり来たりの相場になっているんでしょうね。

日経平均の想定レンジ

ここで日経平均株価の月足チャートを見てみましょう:

ここ10年ほど、日経平均の予想PERは13〜17倍のレンジで推移しています。

4/3時点の終値は53,123円です。

需給的には「ひとまず安心」ですが、バリュエーション的には、だいぶ高いところにあります。

過去10年間のレンジをそのまま当てはめるとしたら、現在の想定レンジは36000〜46000円くらいでしょうか。

ガラガラ崩れるような兆候は見られませんが、株価が高いので怖さはありますね。

いま注目している株

散々調べた結果、この件で「損をしないやつなんていないだろ!」というのが結論ですw

ホルムズ海峡の件で

  • ナフサの不足
  • エネルギーコストの高騰
  • それによる物流コストの高騰
  • インフレにともなう金利上昇

などのインパクトが広がっていくと考えられますし、アメリカとイランが「はい仲直り!」となるのは無理でしょう。

それなりに逆風が広がってくるのは必然です。

石油化学メーカー、PVCメーカー、合成ゴムメーカーは操業停止リスクがあります。

二次影響として、部品を調達できなくなって、自動車部品、食品包装、建設などでは供給制約やコスト増が起きるでしょう。

エネルギーコスト増・物流コスト増となれば、一見、関係のなさそうなIT、情報サービス、コンサルとかも、顧客の需要が落ち込むリスクもあります。

マクロ経済(金利など)が動けば、影響を受けない会社はないですね。

なので、個人的には「投資をしている限り、このリスクは避けられない」と考えていて、だから次に考えるべきは、「どうリスクを抑えるか?」「機を捉えて、どう制するか?」だと思うんですね。

変化が求められている状況で、すばやく柔軟に対応できる会社にとっては「チャンス」ですから、素直に良い会社に投資をするのが良いと思います。

注目の軸としては、

  1. インパクトの深刻さ
  2. コスト高騰の転嫁力
  3. 恩恵を受ける会社

あたりですね。

資源会社のINPEXや五大商社みたいな資源株は恩恵を受けそうだし、先述したように、「迂回経路」を取るのであれば、短期的には海運株の業績を下支えする材料になる気がします。

あとは、軍事系ですね。アメリカも相当ミサイルを打っていると思われますので、補充が必要で、その一翼を担っている会社にとっては追い風でしょう。

あとは、混乱を乗り越えて「機を制する」ことのできる会社ですね。安心してどっしり構えて持っていられる会社を選びたいですね。

トヨタ自動車(7203)とか、結構安くなってきているんで、安く仕込むチャンスだと思いますね。

追伸

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