日経平均、695円安⚠️
10/17、日経平均は前日比695円安でした⚠️

木曜日は48000円まで上がりましたが、さすがに高すぎたみたいですね。
一方、48000円が重たい天井ともわかったので、当面は45000〜48000円でのレンジ相場になりそうです。思ったよりも下げがマイルドだったので、当面は大きな下落は心配しなくて良さそうです。
と書きました。やはり、48000円の天井はなかなか重たそうです。
3つの不安
「高市ショック」や「トランプショック」の心配は過ぎ去りましたが、そうはいっても、足元の株価水準はずいぶん高いです。
それに、指数が強い割に個別株が弱いので「うちの株だけ上がらない!」とか「出遅れている!」とか心配な方も多そうです。
- どこが天井になるか?
- 持ち株が上がらない!
- 売るか?待つべきか?
なお、不安な方も多いと思うので、1つ1つ考えていきます。
どこが天井になるか?
10/17時点、筆者は「日経平均の当面の天井は48000円じゃないか?」と考えています。需給的にも重たいし、追加の弾もない気がするからです。
ここ10年ほど、日経平均の予想PERは13〜17倍のレンジで推移しています。

2025年10月時点の筆者の想定レンジは34000〜43000円です。10/17時点、日経終値は47582円です。高いですね〜。
日本株も米国株もちょっと上がりすぎていると思うので、「全体としての上昇は望み薄」だと考えています。

先物の価格帯別出来高を見ると、48000円が天井で、44000〜45000円では値固めが済んでいます。
48000円を超えると再び青天井で、「どこまで上がるか分からないチキンレース」っぽくなってきます。
こうなるとどこが天井か分からないですが、残された弾もそんなに多くない気がしているので、高値を超えたとしても限定的な気がしています。
一方、足元ではところどころで天井臭さも出てきていて、その1つが「相場が上がっている割に個別株が弱い」ことですね。
他にも、指数が上がりながらVIXも上がっている、というのも不気味ですし、純金も上がりすぎです。特に9月以降の上げはバブルにしか見えません💦

10/10と10/14には「ヒンデンブルグ・オーメン」という暴落シグナルも点灯したようです。

ヒンデンブルグオーメンは数学者ジム・ミーカが考案したテクニカル分析指標で、点灯すると1ヶ月間は有効と言われています。
僕自身、厳密にバックテストしたことはありませんのでなんともですが、そういやトランプショックの1ヶ月前にも点灯していたな〜ということで、いちおう報告しておきます。
と、この原稿を書いている間に日経平均株価の先物も下がってきましたね:

当面は上方向への期待よりも下方向への警戒の方をすべきかと思っていて、注視すべきは45000円の攻防戦でしょう。
44000円を割れると売り圧力も膨らみやすく、急に雰囲気が悪くなりそうです。逆に、ここさえ割らなければそんなに心配する必要はないかと思います。
持ち株が上がらない…
指数は高値圏ですが、騰落レシオはかなり低いところまで下がっています。

つまり、「指数は上がっているけれど、個別株は全然上がっていない」ということですね。
「指数は上がっているのに、どうしてうちの持ち株は上がらないんだ!」と、もどかしい思いをしている人も多いでしょうね。
かくいう僕もその一人です💦

投資別主体売買動向を見てみると、
- 海外:買い(カネ余り)
- 法人:買い(東証再編と自社株買い)
- 個人:売り(逆張り)
- 投信:売り(年金リバランス)
という感じかと思います(違ったらすいません💦)
金融相場でお金は余っているから、それで株は買われていますね。
一方、個人投資家は「逆張り好き」と言われているんで、足元の相場がだいぶ高くなっていて、「高いな〜怖いな〜(早く売りたいな〜)」と感じる方は多そうです。
前にも書きましたが、株式指数は「個別株の先行指標」として動く傾向があります。
(1)まず指数が上がり、(2)次に個別株が上がる、ということですね。
特に、いまみたいなカネ余り相場では、個別株投資は大体出遅れます。これは多分、避けられないし、仕方のないことなんだと思います。
売るか?待つべきか?
「指数は先行指標」とも買いたように、個別株はしばらく時間が経つと、指数を追いかけるようにして動く傾向があります。
だから、こういう時期はしぶとく個別株を持っておくのが大事なんだと思います。
とはいえ、ダメな株をホールドしてても意味がないんで、「取捨選択」が大事ですね。
のんびり持っていれば上がる株は細く長く持っていれば良いと思いますが、短期的な利益を追求するなら11月の決算シーズンで上振れそうな株を狙いたいですね。
往々にして良い会社は上方修正を繰り返すんで、安くて良い株を持っているんだったら基本ホールド。
上振れの確度が高そうな銘柄はオーバーウェートするのが良いかと思います。
足元ではAIバブルなので関連銘柄に注目するのも良いですし、9/24のブログでも書きましたが、
別にAIにこだわる必要もなく、バブルが心配であれば、それ以外では建設業者とか物流業者とか、人手が足りなくて大変なセクターがあります。こういうとことに投資をしていれば手堅いと思っています👀
とも思いますね。
一時的に金融相場で個別株が出遅れていても、決算シーズンで業績相場が顔を出せばちゃんと追いつくはずなんで、慌てず、じっくり構えていきたいですね👀
いま注目している株
7/4に作った「中原指数」を見てみましょう:


TOPIXがグイグイ上がってきていますが、中原指数の上げはイマイチですね。つくづく「個別株投資は金融相場に弱いな」と感じます。
一方、個別株が出遅れている、ということは、「安くて良い株がたくさん転がっている」ということでもあります。
先行している指数に飛びつくより、出遅れていて影に隠れている「お買い得な銘柄」に注目する方が旨みもあるはずなんで、どっしり構えていきたいですね。
あと1ヶ月もすれば決算シーズンが始まります。そうなれば、これらの銘柄も好決算が続くと思うんで、これからが楽しみです👀
特に今週はホーチキ(6745)が下がっていますが、個人的には「良い買い時だろうなー」と思ってウキウキしています👀

チャートは2024年11月に撮ったものです。当ブログでは去年11月から取り上げている銘柄ですが、それからぐんぐん株価も上がっていますね。
ホーチキといえば火災報知器を販売している会社です。防災関連銘柄として、注目しています。防犯関連株でもあって、入退室管理とかもやってますね。
さいきん「物騒なニュースが増えているな〜」と感じていて、特に、インフレで生活が苦しくなってきていて、それで「生活のために他人から奪わなければならない」人も増えていると思うんですよ。
日銀もこんな感じだとインフレは治らないでしょうし、だから防犯のニーズはこれからも根強いと思います。ホーチキは世界展開もしていますし、まだまだこれからの会社だろうなーと思います👀
こないだ筆者が適正株価を試算してみたんですが、11500円くらいになりました。予想PERは13.1倍で、まだまだお買い得な感じがします。
2025年に入ってから、株式市場が荒れていて心配ですね。
相場が荒れている時は立ち振る舞い方しだいでピンチもチャンスに変わります。
今後も面白い株がたくさん出てくると思います。また見つけたら共有しますねー。
追伸
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