決算内容とPERの目安
筆者は根っからのバックテストオタクで、10年以上前からチャートやらファンダメンタルズやらを使ったバックテストをしまくってきました。
そん中で「使えなくなったもの」売買ルールも相当数ありますが、やはりバリュー投資系の売買ルールは相当に堅牢で、というか「原理原則だな」とさえ感じます。
ちょうど決算シーズンもピークに差し掛かろうというところですが、こういう時期には「決算が良いのに上がらない!」とびっくりする方も多いと思います。
なので、ざっくりとした数字感覚として、「これくらいの決算だとこれくらいの水準訂正が起こってきたぞ」という目安を共有できればと思います。
普通に良い決算
いわゆる「普通に良い決算」…増収増益とか、ROEが15%とか、そういう感じの決算の場合は、市場ベータにもよりますが予想PER15倍くらいが「大まかな目安」となります。
これに小型株ディスカウントが加わったり非流動性ディスカウントが加わったりするわけですが、普通に良い決算くらいでサプライズがない程度だとPER15倍がボーダーラインで、ここを上回ると「行ってこい」になるケースが多い印象が強いです。
へぼい決算
逆に、へぼい決算だと予想PER15倍だとちょいと厳しいイメージがあります。
価値創造をできていて、配当利回りが高いか、売上がそれなりに伸びているなら別ですが、どちらでもない場合はディスカウントがかかるはずで、市場平均である予想PER15倍より適正水準は下回るイメージがあります。
めっちゃ良い決算
AI関連銘柄とかだと上方修正を出す銘柄がたくさんありますが、それでも超絶決算でも予想PER25倍くらいが良いところで、このラインを超えると「行ってこい」になるケースが多いですね。
来期PERとか5年後PERとかが相当に安くて、見積もりに相当自信がある場合を除いて、PER25倍以上の株を買うんだったら「FANG+買えば良いじゃないの」という感じもあるので、ある程度良い目安じゃないかと。
そりゃ個別では上がる株もあるけど・・・
そのほか、そりゃ探してみればPER50倍とか100倍とか、そういう銘柄はいっぱいあります。
ただ、こういう銘柄が「ずっと同じバリュエーションを維持できるか?」と言われると、パチンと弾けてきたケースを山ほど見てきているので、相当に未来に確信がないと手を出せないよなあと思います。
逆を言えばそれなりに精度が高い業績予想ができれば「PER25倍でいついつまでに株価こんくらいかー」のような目星は立てられるはずで、こういうところから逆算して考えてみるのも面白いとも思います。
かくいう筆者も勇気を出してPER25倍とか35倍とかの銘柄に手を出してみましたが、見事にズッコケました。
こういう銘柄ってキラキラしていてうまくいきそうに見えるんですが、これで儲けている人って、相当先の業績が見えている人か、あるいは、PERが低かった時から仕込んでいた人なんですよね。
結局のところは「業績が見えている範囲で可能なかぎり成長性が高く割安な株を買う」くらいという、「そりゃそれが基本だよね」という運用スタイルが鉄板なんですよねー。
追伸
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