日経平均、6万円手前でモミモミ
4/24、日経平均はまた上がりました:

相変わらず、「日経だけ」強い相場が続いていますね。
ドットコムバブルのときにも関連株だけが上がっていたそうですが、AIブームでも「AIか」「AI以外か」で全然違います💦

4/24の上昇で、日経平均株価は再び高値ゾーンに入ってきました。大体25日平均より+7%以上乖離すると失速することが多いので、しばらくは新規買いはしないで様子見しても良いかもですね。
だいぶ高いな〜とも思いつつ、ドットコムバブルの時とは違ってAIブームでのハードウェア需要は長期でもっと伸びる気がするんですよね。
なにせスケーリング則…「たくさん半導体チップを用意すれば高性能なAIが作れる」がありますから、チップを作る、AIを作る、AIで稼ぐ、稼いだお金でチップを作る…という超高速なスノーボールが形成されています。
これが複利で効いてきますから、短期的に見れば大したインパクトがないように見えても、3カ月、半年、1年、3年、10年、というスパンで見るとドエライことになるでしょうね。
AI関連銘柄はある程度ポートフォリオに入れておかないとヤバイ気がします。
また、その需要を取り込む会社は高い参入障壁に守られている会社が多いので、超過収益を長期にわたって得られる可能性が高く、それも株価を押し上げる要因かと思います。
メモリ価格はこれから2倍、3倍に?
semianalysisのDylan Patelが「DRAMはここからまだ2倍か3倍になる」と話していました。本当かいな?
まあ、AIを使ってお金を稼げるならメモリ価格がどれだけ上がろうが「買い」ですから、信憑性が高いと思っています。
DRAMといえばAI開発で使われるメモリ半導体ですね。僕が投資しているSKハイニックスが作っていて、AIに特化したものだとHBM(DRAMを積み重ねたもの)があります。
足元ではすでに価格が上がっていて、貿易統計でもすさまじいことになっています。
SK Hynixに関しては予想PERもまだ4〜5倍です。
というか、エヌビディアの予想PERも20倍くらいまで下がってきたんですね。ちょっと前まで40倍くらいだったと思うんですが。少し経つと業績が伸びてPERが下がるんで驚いちゃいます。
Deepseekショックは来ないのか?
ちょうど足元ではDeepseek V4が発表されました。なかなか高性能なようで、価格もめちゃんこ安いです。こういうのを見ると「Deepseekショックがまた来るんじゃないか?」と心配になります。
中国勢による価格破壊は今に始まったものではありませんが、ここについては米国政府側も手を打っています。
Deepseekショックの時にはchatGPTが蒸留した(盗んだ?)んじゃないか、と大騒ぎになりましたが、このルートもホワイトハウスが警告を出していますから、塞がれそうです。
ホルムズ海峡は時間の問題
あとはホルムズ海峡の件ですね。日本と韓国は中東情勢が荒れると弱い、チョークポイントです。
僕も心配してみているんですが、ライブ配信でも話したように貯蔵能力がそろそろ限界みたいです。
貯蔵できなくなると油井を止める必要がありますが、化学プラントと同様に簡単には再開できません。すでにイラン側は内部分裂しているように見えます。
非AI銘柄は「そろそろ底打ちメド」
AI関連銘柄はアゲアゲなんですが、非AI銘柄は全然ダメです。
AIとバチバチに競争しているSaaS(顧客の奪い合い)や家電(部品の奪い合い)が売られるなら分かるのですが、そうじゃない会社が売られるのはちょっと分かりません。

騰落レシオを見てみると、6日騰落レシオが50を割り込みました。
経験的には50を割り込むと底打ち反転することが多いので、そろそろセクターローテーションが始まる強い圧がかかってくる気がします。
伸びるセクター、伸びないセクター
AI開発競争が経済全体にインパクトを与えることになってきました。
ざっくり追い風になりそうなセクターと、逆風になりそうなセクターで考えてみます。
追い風
- AI需要の構造化・永続化(メモリ、ファウンド利、液浸冷却、電力変換、光通信部材、変圧器、資源・電力開発、DC建設)
- AIによる参入障壁強化(供給網を持つEC)
逆風
- 顧客の奪い合い(翻訳・通訳、コールセンター、広告制作、SIer、ストックフォト、イラスト、検索連動広告、メディア)
- 資材の奪い合い(スマホ、EV、ゲーム機、通信、光ファイバー、電力需要家、建設需要家
- 金融資本の奪い合い(グロース株)
結局、どれが買い?
グロース系ならやっぱりAI系を入れるのが良いと思うんですよね。PERが高い非AI株は殺される気がしています。
あとはAIとの補完関係、つまり「AIに殺される」ではなく「AIでパワーアップする」会社が良いですね。
パターンとしては、
- 人間が独占アクセスを持つデータ・関係・権限(物理空間への立ち入り権限、規制当局・業界団体との関係など)
- 責任と意思決定権の集中(投資判断など)
とかですかね。
個人的にはSaaSにもいくつかパターンがあると思っていて、
- 製造業系SIer(AIが単独で学習できない製造現場の実地データを確保できる)
- 規制産業SaaS(法規制によりAIが完全代替できるというより、機能補完ていどに止まる:Amazonのレコメンド機能みたいな「こういう仕訳では?」みたいな)
という感じで落ち着くのが現実的だと思います。
この観点で見るならばシステムリサーチ(3771)みたいなSIerは安くて良い買い場な気がするけど、どうなんでしょうね。
それこそ、工場の装備配置図とか、工程とか、歩留まりとか、そういうデータまでアクセスできるなら、簡単には代替される可能性は低く、むしろそういうデータをローカルLLMに食わせて生産性を向上する側になる気がします。
「ローカルLLM出ないと解決できない課題」に関しては人間が入り込む余地があるはずなので、それこそ国防に関わるとか、ライフラインに関わるとか、そういう系統は平気な気もしますね。
自動運転技術でさえテスラが相当苦労していて、あれも「運転だけ」に特化しているんですよね。
そうなるとフィジカルAIが出てくるのは相当先になりそうで、まあ、いずれAGIロボットが出てくるのかもですが、しばらくは技術革新のためのボトルネックを解消している会社に投資しておく方が妥当な気がします。
やっぱり、個人的にはSKハイニックスがトップピックなんですよね。相場をやっているとあれやこれやとお金を動かしたくなりますが、強いところに黙って止まっているのが正解な気がします。
AIど真ん中、寡占市場、ボトルネックを担っていて、業績成長も著しく、しかもPERが5倍なんて、どう考えても買いだと思うんですよ。
TOPIXのPERは20倍ですが、その4分の1だし、成長ペースに至っては倍以上です。
こんな低リスクで高リターンが転がっているんだったら、買うでしょ!というのが僕の結論なんですが、間違ってるのかなあ。
キオクシアも同じ理由で買い。マイクロンも買い。サムスン電子も買い。
ただAIブームも「大衆に止められるリスク」が最大だと思っていて、そのためのリスクヘッジで別のバリュー株も買っていく感じですよね。
ただ、アメリカ国民がそれをよしとしない…例えばAIにより失業率が急拡大して治安が悪くなって…反対運動が広がってみたいなことがあれば分かりません。
ただ同時に、Claude Mythosなんかはもう人智を超えていて、いまアメリカを敵に回したら一瞬でハッキングされて殺される気がします。
そういう意味で、国家安全保障的にAI開発は止めるべきではないはずで、やっぱりAIブームは終わらないだろうな〜と思っています。
追伸
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