【速報】日経最高値更新🔥でも持ち株が上がらない・・・

投資報告
この記事を書いた人

個人投資家。元Yahoo!株価予想達人。
同サイトで25歳で「ベストパフォーマー賞」「通算最高勝率者賞」受賞。2006年ルービックキューブ日本大会準優勝。MENSA会員。座右の銘はヘンリー・フォードの「本当の失敗とは、失敗から何も学ばないことである」

中原 良太をフォローする

日経が史上最高値🔥

8/12、日経平均株価が史上最高値を更新しました🔥

8/8のブログは「日経平均に天井サイン⚠️」というタイトルでしたが、その中で

42000円を突破してグイグイ上がっていく可能性もありますが、ここから先は「行って来い」になりやすいゾーンなので、安易な追加購入は控えた方が良い気がしています👀

と書きました。

ついに日経平均株価の予想PERも17倍を超えてきました。ここ4年間でもかなり高いゾーンですので、引き続き警戒しています。

不景気なのに株高?

また、8/8のブログでは、

日経平均株価のEPSは下がっています。

7/18まで2537円だったEPSは8/7に2442円まで下がりました。(加重平均)

と指摘しました。業績が悪いのに株価が上がる、けっこう不気味なことが起きています。

このことについてはYouTubeでもコメントを頂いていて、

今は空売りの踏み上げ相場ですよね

空売りの損切り上げ、、

需給がいいからですよー

などのコメントをいただきました。確かに、そうみたいなんですよね。

需給というのは「需要と供給」のことで、それぞれ需要=いますぐ買いたい、供給=いますぐ売りたい、ことを指します。

特に信用取引の残高のことを指していると思うんですが、正直、僕はここのところの分析がニガテです💦

これは、東証の信用残の推移です。JPXで開示されているものだと思います。

この表は「売り残=短期的な売り手=将来の買い手」「買い残=短期的な買い手=将来の売り手」のように見ると良い、と聞いたことがあります。

確かに逆のケース(相場が暴落して、買い残が追証に引っかかって吹き飛ぶ)はよくあるので、足元の相場上昇は、そういう面がありそうです。

まあ、厳密にバックテストしたことはなく、「割高なタイミングでは売り残が膨らむ」という傾向もあると思います。

だから、この表だけを鵜呑みにせず、ざっくり眺めるくらいが良いと思います。

経験上、この手の値動きは短期間で収束することが多いです。

ファンダメンタルを無視してグイグイ上がっていけば割高になるし、逆に下がれば割安になるので、投資スタンスとしては「逆張り」するのが妥当と思います。

さらに株価が上がる条件

なお、「実は足元の株高が大相場の始まりで、日経平均株価の適正株価はもっと高いんじゃないか?」と疑うこともできます。

僕はこの可能性も疑っていて、今までよりも日経平均株価のレンジが上がる可能性はないかなーと考えています。

例えば、

  • 構成銘柄の資金効率が上がる
  • 構成銘柄の事業基盤が強靭になる

といったことが起きる(またはそのように認識される)場合は、日経平均株価の適正株価はもっと高くなると思います。

それこそ、アメリカのS&P500指数は予想PERが20倍を超えていて、日本株よりもはるかに高い水準です。

日本株がアメリカ株と同じくらい評価されるとは考えにくいですが、同じように高値まで上がる可能性はゼロではないよなあ、とも感じています。

持ち株が上がらない・・・

指数がアゲアゲですが、足元の相場では「持ち株が指数ほど上がらない・・・」という方も多そうですね。

株マップの株式トレンドマップを見てみると、足元で盛り上がっているのは指数だけで、それ以外はビミョーなことが分かります。

足元1週間くらいで、個別株は日経平均株価と比べて2〜4%くらい出遅れているイメージです。

「指数は上がっているのに、どうしてうちの持ち株は上がらないんだ!」と、もどかしい思いをしている人も多いでしょうね。

かくいう僕もその一人なのですが、経験上「こういう相場でうまく立ち振る舞う方法はコレだよなー」と感じることがあるので、まとめておきます。

前にも書きましたが、株式指数は「個別株の先行指標」として動く傾向があります。

(1)まず指数が上がり、(2)次に個別株が上がる、ということですね。

いまみたいな上昇相場では、個別株投資は大体出遅れます。これは多分、避けられないし、仕方のないことなんだと思います。

とはいえ、「指数は先行指標」とも買いたように、個別株はしばらく時間が経つと、指数を追いかけるようにして動く傾向があります。

だから、こういう時期はしぶとく個別株を持っておくのが大事なんだと思います。

だいぶ指数が高くなっていて気持ちが悪いんですけどね。出遅れている株は指数がピークをつけて下がり始めたあたりから上がり始めることも珍しくないです。

ただし、個別株の中にも、こういう上昇相場でも上がらないものもあります。前にバックテストした時に不調だった銘柄には2つの特徴がありました。

第一に、「株式市場に先行している銘柄」は、いまから買っても手遅れになることが多かったです。

相場がアゲアゲの中、しかもそれを先導しているような株は、よほど好決算だったり割安だったら別ですが、指数が失速するのと同じように減速していきます。

アゲアゲの相場では「先行株」より「出遅れ株」の方が期待値が高い傾向があります。

だから、いま注目すべきは、スポットライトを浴びてアゲアゲな株より、まだ影に隠れている地味で出遅れている株の方だと思います。

第二に、「上昇市場に逆行して下がっている銘柄」もダメだったことが多かったです。

「決算が良かった、でも上がらなかった」みたいな株は持っていれば報われることが多いと思います。

一方、決算がダメでドカ売りされている銘柄は、相場があがろうが関係なく売られるので、待っていても報われる可能性は低いと思います。

結局のところ、いつも書いているように「安くて良い銘柄を持っていれば、何の問題もない」と思っているので、引き続き、手堅くやっていきますw

日経平均株価の想定レンジ

ここ10年ほど、日経平均の予想PERは13〜17倍のレンジで推移しています。

また、EPSは時間と共に少しずつ上がっていて、過去10年間ではCAGR 8.5%です。

(1)PERのレンジと(2)EPSの成長ペースが今後も維持されるとすると、今後の株価は次のグラフのように推移すると期待できます。

ここ10年ほど、日経平均株価は3〜4年サイクルで総悲観〜総楽観の間を行ったり来たりしていました。

2025年8月時点の筆者の想定レンジは33000〜42000円です。8/12時点、日経終値は42718円です。

想定レンジは33000〜42000円なので、現在の水準は「天井」です。

日本株も米国株もちょっと上がりすぎていると思うので、「全体としての上昇は望み薄」だと考えています。

一方、そろそろ決算シーズンが終わるので、これから本格的にセクターローテーションが始まると思います。

相場全体にお金が入ってくる、というより、相場の中で悪いところから良いところへとお金が循環していく感じになると想定しています。

これまで「決算が良かったのに株価が上がらない!」みたいな銘柄も、じわじわ上がってきやすい時期だと思うので、楽しみですね。

いま注目している株

これまで1度も紹介したことがなかったんですが、好決算を発表したので注目している銘柄を紹介します。

今回、取り上げるのは構造計画研究所HD(208A)です。

ずーっと昔から名前は知っていたんですが、分析したことの無い会社でした。勿体無いことしたなあ💦

元々は「構造計画研究所(4748)」として上場していたんですが、ホールディングス化したみたいですね。

創業は1956年6月6日、東京工業大学建築学科で谷口忠教授の研究室で無給助手として構造設計研究に携わっていた服部正が創設しました。

1950年代後半は戦後の経済復興を象徴する形で、各地方の城郭の復元がさかんにおこなわれ、和歌山城や熊本城の復元工事を担当しています。

その後、同社は高層建築や特殊な形状の建築を中心に構造設計を事業の主軸とし、耐震・免震構造を担当する部門を立ち上げています。

2002年には、森ビル六本木ヒルズ計画に参画したそうです。

いまは独立系のSI会社で、製造業・建築業向けにシステムを開発しており、防災・解析シミュレーションが強いようです。

足元では業績も好調で、2025年6月期は大幅増益で着地した上、今期も増収増益となる見通しです。

まだじっくり分析できていないのですが、パッと見の印象は「やり手のエンジニア集団だな」と感じました。

ホールディングス化する前から業績は着実に伸びているので、なかなか面白そうな会社だと感じています。ウオッチリストに入れておきます。

2025年に入ってから、株式市場が荒れていて心配ですね。

相場が荒れている時は立ち振る舞い方しだいでピンチもチャンスに変わります。

今後も面白い株がたくさん出てくると思います。また見つけたら共有しますねー。

追伸

メルマガ登録よろしくね。 これからも有益な情報をお届けします。

コメント

タイトルとURLをコピーしました