【速報】日経平均が急反発🔥/売り信号は継続/戦争は買い?/買わない株/想定レンジ/いま注目している株

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個人投資家。元Yahoo!株価予想達人。
同サイトで25歳で「ベストパフォーマー賞」「通算最高勝率者賞」受賞。2006年ルービックキューブ日本大会準優勝。MENSA会員。座右の銘はヘンリー・フォードの「本当の失敗とは、失敗から何も学ばないことである」

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日経平均が急反発🔥

6/16、日経平均は急反発しました:

先週末は「イスラエルがイランを攻撃した!」というニュースで株が下がりました。

原油価格が上がったり、純金価格が上がったりして、リスクオフのムードが広がっていたのですが、今週に入ってケロッと反発しています。

まだ原油価格が高止まりしているのでなんともですが、ひとまずエスカレーションはしていなさそうだ、ということで買い戻しが入ったんだと思います。

ひとまず、「何かあれば原油とゴールドが上がる」状況は続くと思います。

足元では指数がアゲアゲですが、「下がる前に戻った」ということは、「また何か出てきたら下がるだろう」とも取れるので、浮かれすぎないように気をつけないとですね💦

売り信号は継続⚠️

純金価格は高止まりしており、売り信号は継続中です⚠️

上のチャートは、純金ETF(1540)のものです。

おおまかな目安として、純金ETFは200日平均から15%以上プラス乖離すると天井となることが多いです。このチャートで言うと、青い線を上回ると危険サインです。

これはちょっと前に調べた時のバックテスト結果です。

足元ではAIブームが戻ってきそうで、アドバンテスト(6857)などが絶好調です。うちの持ち株だとSK Hynixがアゲアゲでした。

5月半ばのブログでは

エヌビディアはサウジアラビア向けに大量のAI GPUを出荷するそうです。

半導体規制を見直す!と発表して1週間でこれです。いよいよAI開発競争にオイルマネーまで入ってきました。

ただでさえAI半導体は足りていませんが、もっと足りなくなりそうです。となると、また工場を立てる必要があります。半導体製造に関わる装置も売れそうです。

と書きましたが、まだまだAIブームは続くとおもいます。ただ、AIブームによって上がりそうなセクターは局所的なので、相場全体としては「下がりそうだな」と心配しています😱

戦争は買い?

株式市場の格言に「遠くの戦争は買い、近くの戦争は売り」というのがあります。

中東での戦争は「多くの戦争」ですから、「じゃあ、株を買おうか!」みたいな話に聞こえますが、中原としては「根拠に欠ける」と感じています。

中東情勢が激化すれば原油価格が高騰すればガソリン代があがり、ガソリン代が上がれば物流費が上がります。原油はエネルギーなので、おそらく連動して光熱費も上がります。

となると運送業や小売業(電気代が嵩むため)にとっては痛手で、うちもトラック業者や食品スーパーなどに投資しているのですが「これは痛い」と感じます。

ロシアがウクライナを侵攻した時は、2022年は物価が急騰して、世界中で金利を引き上げ、それで株価も下がりました。

価格転嫁できる会社は儲けどきと思う一方、そうでないところにとっては「コストが業績を圧迫する」逆風になるので、一概に「戦争は買い」とは考えられません。

地政学リスクが収まってくれば原油価格も落ち着いてきて、株高にもなると思う一方、「戦争は買い」とまで考えるのは、ちょっと単純化しすぎというか、そこまでの材料じゃないだろうな、と感じています。

買わない株

こないだ「イオン(8267)の株は買わない!」という話をしたら、これが結構好評でした。

そこそこ需要があると思ったので、今回も有名企業で「この株は買わないかなー」と感じたものを1つ紹介します。

今回、取り上げるのは「江崎グリコ(2206)」です。

グリコといえば「バンザイ」のポーズをした絵の会社ですね。

同社の商品といえば「ポッキー」とか「ビスコ」とか「パピコ」とか「ジャイアントコーン」とか「プリッツ」があります。

日本人なら誰だって、一度はグリコのお菓子を食べたことがあると思います。

グリコは優待銘柄でもあって、100株以上投資していると、1000円相当の自社グループ製品の詰め合わせが受け取れるそうです。

うちの娘も「ビスコ」が大好きで、赤ちゃんの時から、めちゃくちゃお世話になっている会社です。

ただ、グリコは「お客さんにとっては良い会社だろうけど、株主にとってはビミョーな会社だなあ」というのが僕の評価でして、セブンイレブンや、イオンと似たような位置付けと認識しています。

というのも、同社もROEがずーっと低調なんですよね。

ROEというのは僕ら投資家でいう「利回り」みたいなもんで、投資の神様バフェットなんかは「年率20%」ということで、驚異的な数字を出していますね。

一方、グリコはどうかというと、ROEが3〜5%くらいで不調です。リーマン危機以降、ほとんど価値を創造していないということですね。

ちなみに、不動産投資の利回りが大体5%と言われておりまして、J-REIT指数(1343)とかに投資すれば、結構安定的に5%くらいの利回りになるんじゃないかなーと感じています。

TOPIXのETF(1306)であれば多分年率8%くらいになると思うんで、それと比べるとROE3〜5%というのは「しょぼいな」と感じます。

「俺、利回り3〜5%なんだぜ!」と喧伝しているファンドマネージャーがいたとして、その人にお金を預けたいとは思いませんからね。

僕は同社の製品は大好きでして、これまでポッキーなんかは数え切れないほど食べてきているわけですが、「お客として好きな会社か、投資家として好きな会社は別物だよねw」という話です。

想定レンジ

ここ10年ほど、日経平均の予想PERは13〜17倍のレンジで推移しています。

また、EPSは時間と共に少しずつ上がっていて、過去10年間ではCAGR 8.5%です。

(1)PERのレンジと(2)EPSの成長ペースが今後も維持されるとすると、今後の株価は次のグラフのように推移すると期待できます。

2025年6月時点の筆者の想定レンジは32500〜42500円です。

6/16時点、日経終値は38311円です。ちょうど想定レンジの「真ん中ちょい上」くらいです。

レンジの真ん中より高いので、ディフェンシブな割安株を若干多めにホールドしたい水準です👀

いま注目している株

今回は、森永製菓(2201)を取り上げます。

森永といえばミルクキャラメル!ですが、他にも、ハイチュウとか、小枝とか、おっとっととかが有名ですね。

リーマン危機〜アベノミクス開始までは苦戦していましたが、2014年あたりから軌道に乗り始めて、高く安定したROEを維持しています。

2017年以降、株価は8年ほど停滞していますが、単に2017年に「上がりすぎた」だけであって、2015年以降のリターンは500円から2300円まで「4倍以上」に上がっていて、全然問題ないですね。

ROEの推移も素晴らしく、同社が「資金効率」を重視しているのは明らかで、株主向けの資料でもROIC経営を明示してますね。

中原個人的なイメージなんですが、森永といえば「10秒チャージ」のヴィダーinゼリーなんですよね。風邪引いた時とか、枕元に置いておくと、すごく助かります。

2018年に名前が変わって「inゼリー」になりましたが、プロテインを入れたり、ビタミンを入れたり、手軽に栄養をチャージできるゼリー商品で、企画力がすごいなーと感心します。

最初はアスリート向けのドリンクみたいなのを開発していたそうなんですが、缶だと捨てる場所に困るとか、そういう悩みをヒアリングして少しずつ形にして行ったそうなんですよね。

1994年に発売した時には「爆発的ヒット!」とはいかず、むしろ「宇宙食みたい」と反応もビミョーだったそうです。

RIZAPみたいな爆発的なヒットというより、サンプルを配ったり、地道にプロモーションをかけて、少しずつ「良さ」が広まっていったんだそうです。

爆発的なヒット商品って、すぐに真似されたりして、短命で終わっちゃうイメージがあるんですよね。ライザップも大変でしたし。

その点、「ゆっくり広がっていく」のは、ロングテールな商品としては良いポイントだった気もします。

予想PERは11.1倍となかなか安く、お買い得だと思います。ちなみに江崎グリコの予想PERは24.6倍ですが、それと比べたらかなり安いと思います。

長いこと株価が低迷してきましたが、そろそろ上昇トレンドに戻ってくるんじゃないかなーと期待しています👀

2025年に入ってから、株式市場が荒れていて心配ですね。

相場が荒れている時は立ち振る舞い方しだいでピンチもチャンスに変わります。

今後も面白い株がたくさん出てくると思います。また見つけたら共有しますねー。

追伸

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