株が上がっているとき買い増しするのは間違い?

資産配分
この記事を書いた人

個人投資家。元Yahoo!株価予想達人。
同サイトで25歳で「ベストパフォーマー賞」「通算最高勝率者賞」受賞。2006年ルービックキューブ日本大会準優勝。MENSA会員。座右の銘はヘンリー・フォードの「本当の失敗とは、失敗から何も学ばないことである」

中原 良太をフォローする

From: 中原良太
自宅の書斎より、、、

この記事では
「株が上がっているとき買い増しする」
ことが正しいのかどうか特集します。

株が上がっているとき買い増しするのは間違い?

一般論としては、

株が上がっているとき
「買い増しするのは間違い」
ということが多いです。

以前、中原は、

日経平均株価の月足を
過去75年分集計しました。

この集計結果を見ると、

日経平均株価は、
「前月比+15%以上上がる」
と、反落しやすかったです。

1949年05月01日〜2024年03月01日の日経平均株価の月足データを集計した結果。日経平均株価は、前月比+10%以上上がると、翌月から停滞する傾向が見られた。前月比が+15%を超えると平均リターンがマイナスになり、前月比が+20%を超えると100%の確率で翌月に反落した。

これは個別株も大体同じで、
1カ月で+15%上がった株は、
下がりやすかったです。

一般論としては、
「株が上がっているときには、
買い増しではなく売るのが基本」

と覚えておくと良いでしょう。

株が上がっているときに買い増しすべき2つのケース

とはいえ、ここまでの話は
あくまで一般論に留まります。

個別で見れば
「株が上がっているときでも
買い増した方が正解なケース」
があります。

中原の経験上、

買い増しが正解なケースには
2つのパターンがあります。

1つ目は
「株が上がっているときでも
それ以上に割安感が増した」

というパターンです。

たとえば、

株価が2倍に上がっているときでも、
業績や配当が伸びて配当利回り10%なら
株価が上がった後でも、かなり割安です。

「上がっているから買わない」と、
割安な株を買い損ねてしまうので、
ここは買い増しが正解でしょう。

2つ目は
「株が上がったことで需給が改善する」
というパターンです。

これは上級者向けの話なのですが、

たとえば、年末は節税がらみで
「下がった株は損切りされやすい」
「上がった株は踏み上げられやすい」

という需給が生じやすいです。

だから、

年末にかぎっては
「株価が上がっているときは、
需給が良くなるから買い増し」

というのも正解になり得ます。

まとめ

以上をまとめると

株が上がっているときは

  • 買い増しは基本的にNG
  • 買い増しが正解なのは
    「まだ割安な場合」と
    「需給が改善した場合」
    の2パターンが多い

と言えます。

ケースバイケースなので、
中原も未だに悩みます笑

とはいえ、

買い増しに成功した場合は、
利益を伸ばすことができます。

良いチャンスが見つけたら、
株が上がっているときにでも、
果敢に買い増したいですね✨

– 中原良太

コメント

タイトルとURLをコピーしました