日本株全面安⚠️持ち株は売るべき?

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個人投資家。元Yahoo!株価予想達人。
同サイトで25歳で「ベストパフォーマー賞」「通算最高勝率者賞」受賞。2006年ルービックキューブ日本大会準優勝。MENSA会員。座右の銘はヘンリー・フォードの「本当の失敗とは、失敗から何も学ばないことである」

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日本株が全面安⚠️

10/28、日本株は全面安となりました⚠️

これは騰落レシオの推移です。

10/28の値上がり銘柄数と値下がり銘柄数を見てみると、値上がりしたのは89銘柄しかないのに、値下がりしたのは1509銘柄もありました。ほぼ全て下がってますね💦

日経平均株価はほとんど下がっていませんが、個別株の下げがきつく、特に小型株ほどきつく下がりました。

[株マップの株式トレンドマップ]をチェックしてみると、ほとんどのファクターが日経平均に劣後していますね。

「指数は上がるのに、下がるときは個別株」という動き方で、僕らみたいな個別株投資家にとっては「なんでだよ!」と言いたくなる動きです。

なんで下がったの?

全面安になると「なんでかな〜?」と気になりますよね。

筆者もちょっと調べてみたんですが、思い当たる理由としては、

  • 日経平均の過熱感
  • ニデックショック
  • 月末のリバランス

あたりでしょうか。

日経平均の過熱感

1つ目に思いつくのが、日経平均の過熱感です。

当ブログでは「日経平均株価の想定レンジは34000〜43000円だ!」と言っていますが、このレンジを突き抜けて青天井に上がっています。

「さすがに高すぎでは?」と思っている投資家も当然多いと思いますので、利益確定が始まると一気に来るかもしれませんね。

ただ、「高いな〜」というだけで相場が崩れることはなく、むしろ相場が好調な時って、需給が良いんで、急いで売る理由も特にないんですよね。

だから「高いだけ」じゃ説明がつかず、「追加の何か」があるんじゃないかなーと感じました。

ニデックショック

次に思いついたのがニデックショックです。

ニデックといえば不適切会計疑惑で、監査法人が「意見不表明」と言われてましたね。

もうその頃から「やばいよな〜」と感じていたんですが、ついに東証が特別注意銘柄に指定されて、それでストップ安になりました。

さらには日経平均、TOPIXなどの指数からも除外されるようで、そうなると機械的な売りがこれから押し寄せてきそうです。

「指数に組み入れられた株は1ヶ月前リターンが良い!」みたいなデータがありますが、多分これは逆も言えて、「指数から除外された銘柄は1ヶ月前リターンが悪い!」傾向があるんじゃないかと。

前のYouTubeライブで「ニデックどうですか?」と尋ねられたこともあり、結構、個人投資家の間では人気の銘柄な気がするんですよね。

さいきん、永守さんは迷走しているようなので僕は買わずに「大丈夫かな〜?」と静観していたんですが、本当に大丈夫なんかな?

とはいえ、この1銘柄が相場を大きく揺らすほどのインパクトはない気がしていて、多分、10/28の下げには別の理由があると思いますね。

月末のリバランス

最後が、機関投資家による月末のリバランスの可能性です。あくまで「可能性」ですが、これが一番ありそうな気がしています。

さっきもチャートで見たように、足元で日本株はアゲアゲです。

相場がアゲアゲになればなるほど、月末には「機関投資家のリバランスで反動が来やすいんじゃないか?」という話ですね。

これは筆者もバックテストしたことがあって、「上がった月は下がりやすい」というのは興味がなくてあまり調べたことがないんですが、「下がった月の月末は強い」という傾向は見たことがあります。

機関投資家は機械的に上がりまくった資産クラスを売り、下がりまくった資産クラスを買う、というリバランスを定期的にしていますから、今回の下げはそれなんじゃないかなーと感じます。

リバランスが原因なら「買い場」

だとすれば、足元の下げは「短期的な需給」によるものですから、安くて良い株を拾うチャンスですね。

個人的には、中原指数で注目している銘柄も急落しているんで、「良い買い場だ!」と感じます。

ということで、今日は「理不尽下げ」の1銘柄と、好決算を出した1銘柄をピックアップします。

1つ目が東テク(9960)です。

当ブログでは3月から取り上げています。

これまで業績は堅調に伸びてきていて、株価は10年で10倍になっています。すごいですね。

同社は1955年創業の空調機器および関連機器の専門商社であり、空調業界の草分け的存在として業界をリードしてきました。

空調分野では業務用空調国内シェアトップのダイキン工業のNo.1代理店であり、計装分野ではアズビル(空調自動制御国内トップ)の特約店として、多様なメーカーの製品を幅広く扱っています。

9月末には空調工事業者(テクノ菱和)が上方修正を発表していたり、「景気の良いセクターだな」とも感じます。

「同業他社が上方修正を発表すると、時間差で他の会社も上方修正が出る」ことがよくあるんで、多分、東テクもそのパターンなんじゃないかと期待しています。

同社株は10/28に4%も下がっているんですが、多分、決算は良いと思うんで「いまが仕込みどきじゃないかな?」と感じます。

まだ予想PERは11.9倍で、日経平均株価と比べてまだまだ安いと思います。次の決算は11月ですが、そのタイミングか、ちょっと早いところで上に跳ねるんじゃないかと期待しています。

もう1つは、システムリサーチ(3771)をピックアップします。

7月から取り上げている、製造業に特化したシステム開発会社です。自動車・機械・鉄鋼など製造業分野が強みで、特化することで差別化しているのが良いですね。

10/21にも取り上げたばかりの会社ですが、やはり好決算を発表してたので改めてピックアップします。

上期業績は想定を上振れて、経常利益は従来予想が12.3億円でしたが、実績は15.3億円となりました。20%以上も上ぶれていますから、絶好調だと思います。

システム系の会社は「AIに置き換えられてしまうんじゃないか?」と心配な方も多そうで、それが理由で買われてないのかもしれませんね。

確かに、アメリカとかだとMAG7で首切りが続出してますから、あれを見ちゃうと「おいおい大丈夫か?」と心配になります。

とはいえ、個人的には「AIを使いこなしているのはエンジニアなんだよなー」と感じていて、むしろ、同社の価値創造能力は高まるんじゃないかな〜と期待しています。

AIの進歩は目覚ましいものがありますが、日本社会に溶け込むには10年かかるでしょうし、上手に生かして業績アップに使いこなせる会社だろうと期待しています。

こないだざっくり企業価値を計算してみたんですが、1株あたりの価値は6039円でした。まだまだ安いと思いますw

2025年に入ってから、株式市場が荒れていて心配ですね。

相場が荒れている時は立ち振る舞い方しだいでピンチもチャンスに変わります。

今後も面白い株がたくさん出てくると思います。また見つけたら共有しますねー。

追伸

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