週明け、エヌビディアが暴落するかも

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個人投資家。元Yahoo!株価予想達人。
同サイトで25歳で「ベストパフォーマー賞」「通算最高勝率者賞」受賞。2006年ルービックキューブ日本大会準優勝。MENSA会員。座右の銘はヘンリー・フォードの「本当の失敗とは、失敗から何も学ばないことである」

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週明け、エヌビディアが暴落するかも

衝撃のニュースが飛び込んできました。さっきXでポストしたのを以下に引用します:

どうやら、Nvidiaが開発した最先端チップ「Blackwell」に欠陥が見つかったようです。

調べてみると3カ月以上も生産が遅れるかもしれない、とのこと。たぶんすぐに解決できるような欠陥じゃないんでしょうね。

もともとエヌビディアの株は「成長ありき」で買われてきたんで、こういう成長スピードが遅れる系のニュースは悪材料です。ただでさえ地合いがひどいことになっていますが、それに追い打ちする形でエヌビディアの株が下がりそう。

日本株で関連する銘柄と言えば、アドバンテストとかですかね。ホルダーの方は、週明けにキツめの下げを覚悟しておいたほうが良いかもしれません。

僕の持っている関連株にも悪影響がありそうなんで、週明けはめっちゃ含み損が膨らむだろうな…。

一方、これはノンホルダーにとっては「美味しい話」かもしれません。というのも、エヌビディアみたいな生成AIド本命の銘柄は、こういうニュースでもないと株価が下がらないからです。

悪いニュースがあるとすぐに手放すホルダーがいるなら、そういう人たちから安く仕込むチャンスが来るかもしれません。

米国には「sell in may and go away, don’t come back until St Leger Day」という相場格言があります。例年、米国株の弱気相場は9月まで続くんで、そのあたりまでじっくり待っていても良いかもですねー。

変圧器が足りない!

冒頭のニュースが暗めになっちゃったんで、お次はワクワクする話をしようと思います。

すこし前の話なんですが、テスラのイーロン・マスク氏が「近い将来、変圧器や電力が足りなくなる」という話をしたそうです。

そんで、僕はこのニュースを見て「なるほど、AIって電気を食うんだなー」くらいしか思っていませんでした。

とはいえ、AIが電気を食うのはだいぶ先な気がして「いますぐ関連株を買うという話じゃなくて、もうすこし状況が切迫したあたりで株を買うのがちょうど良いんじゃないかな」と思ってました。

ただ、実際に調べてみるとそうでもないみたい。日立製作所の子会社の日立エナジーでは、すでに変圧器の生産が追いついていないみたいです。

詳しくは以下のポストの通り:

ちょうど株価も下がってきているところなんで、適正株価を算出して割安かどうか調べてみても面白い気がしました。

日立製作所(6501)以外に思いつくところとしては、三菱電機(6503)、東芝(6502)、米国株ならGEとかですかね。

Xでのやり取り

月曜引け前に買えば良い?

日本株には「月曜日は前週金曜日と同じ動きになりやすい」という特徴があります。これはtwist on the Monday effect(月曜ねじれ効果)とも呼ばれています。

この現象が起きると、暴落が起きたときに月曜に過度に売り込まれることがよくあります。逆回転して急反発することもよくあるんですが、反発は火曜日に来ることが多いんですよね。

つまり、「金曜下がる→月曜下がる→火曜上がる」となるパターンがけっこうあります。2018年12月のクリスマスショックとか、2020年3月のコロナショックとかでも、そんな動きじゃなかったっけ?(勘違いしてたらすみません)

そんなことをXでポストしたら、こんな返信を頂きました:

これは僕も調べたことがあって、たしか月曜引けか火曜寄りあたりが底になりやすかった気がします。

ただ、このトレードはかなりタイミングがシビアで、先走り過ぎて月曜寄りに買うと大負けしやすい!みたいなデータもあった気がします。

これは僕も実際、クリスマスショックのときは先走って買ったところ、そこでセリング・クライマックスを食らってめちゃくちゃ含み損を抱えました。結果的に反発したから大丈夫でしたが、週末に暴落がくると今でも思い出します😂

高配当株がザックザック!

先週まで株がひどく下がったんで、高配当株が増えてきています。「タコ配」で高配当なのはビミョーですが、しっかり利益を出している会社や大企業でも高配当なものが出てきたのが気になります。

ためしに株マップで調べてみると、けっこう高配当株が増えて来てました。

ちなみに株マップでは「75日移動平均からのマイナス乖離が大きな銘柄」だけをピックアップしています。

ここに乗っている銘柄は、「いつもは高くて高配当じゃないけれど、さいきん値下がりしまくっていて高配当で買えるようになった」ものです。

高配当株にも万年割安株はたくさんあって、配当利回りは高くても株価がちっとも上がらないものも多いです。バリュートラップとも言いますね。

その点、「いつもは高いんだけど、いまは安い」みたいな株を買っておくと、人気が戻ればケロッと株価も戻ることがけっこうあります。

いつも安売りされているバッグを安く買っても嬉しくありませんが、なかなかセールがないブランド品を安く買えると嬉しいのと一緒ですね。この土日は、そんな高配当株がないか探してみようかなー。

なんで日本株だけ、こんなに下がってるの?

ここ数週間、日本株の下げばかりがヤケにキツイです。その理由について「キャリートレードが原因ではないか」と考察してくれているフォロワーがいました:

僕もこの点は同意見です。キャリートレードは直接的には「円買い」で、株安とは関係ないようにも見えます。しかし、もともと日本株は円高になると売られる傾向があります。間接的であれどけっこう売られる材料になる気がします。

もう1つ理由を挙げるとすれば、「SOXに連れ安しやすい値がさ株が多い」ことでしょうね。

特に日経平均株価は値がさ株に引っ張られやすいですが、7月半ばまで東京エレクトロンの株価は4万円弱ありましたし、ソフトバンクグループも1万円を超えていましたので。

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