【警告】日経45700円史上最高値🔥でも高すぎないか⚠️バブル崩壊リスクと持ち株の守り方

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個人投資家。元Yahoo!株価予想達人。
同サイトで25歳で「ベストパフォーマー賞」「通算最高勝率者賞」受賞。2006年ルービックキューブ日本大会準優勝。MENSA会員。座右の銘はヘンリー・フォードの「本当の失敗とは、失敗から何も学ばないことである」

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日経平均832円高🔥

10/3、日経平均は前日比832円高となりました🔥

指数への寄与度をみてみると、アドバンテストやソフトバンクグループ、東京エレクトロンなどの「AIど真ん中」の銘柄がグイグイ上がっています。

OpenAIやNvidiaが全世界を巻き込んだAI開発を進めています。

米国vs中国のAI開発競争は旧冷戦で言えば「宇宙開発競争」みたいな位置付けなので、防衛の役割もあると考えると簡単には止まらないだろうな、と思います。

とはいえ、循環取引っぽいスキームなどをみると「やり過ぎ」に見えるし、ITバブルの時も似たようなことがあったなあと考えると、「いよいよバブルが始まったな」と感じます。

他方、「バブルっぽいな」とは思うものの、AI関連株以外はちっとも上がっていません。事実、騰落レシオは低水準です。

騰落レシオは低い。でもAI関連株は強い。だから指数も強い。「悲観の株高」という感じで、これはバブルだとしても「初期段階だな」と感じますので、便乗したいところです。

10/4は総裁選

10/4には総裁選も控えています。賭けサイトのPolymarketを覗いてみると、今の所、進次郎氏の当選確率がずば抜けて高いですね。

大まかなイメージとしては、

  • 高市さんが当選したら緩和路線継続で株高・円安
  • 小泉さんが当選したら高市期待の剥落で株安?

と感じています。

ちなみに、Polymarketの信憑性については、以前、フランス人の大口投資家が4500万ドル以上を賭けたことで、「印象操作では?」なんて指摘もあったそうですね。

まあ、足元のマーケットは総裁選など「どこ吹く風」で、OpenAIやNvidiaが広げまくっている風呂敷でAI関連株がお祭り状態なんで、あんま関係ない気もしています💦

バブルor実需

「いよいよAI関連株はバブルっぽくなってきたなー」と書きましたが、バブルなのか、実需なのか、どうやって見分ければ良いのか?について考えていきます。

バブルとは「投機的な上昇」で、企業価値に基づかない、かつてのチューリップバブルや不動産バブルのようなものですね。

一方、実需というのは「価値創造を伴う上昇」で、企業価値が増えて、だから株価も上がって、みたいなものと定義します。

AIブームはここのところが微妙で、AI開発競争でみんながこぞってAI半導体を買いまくっているんですが、あまりに規模がでかいんで、それが参入障壁になるし、それが競争優位に直結して、バブルじゃないのでは?という見方もできるんですよね。

一方、OpenAIなどが赤字垂れ流しで巨額資金を調達しているのをみると「バブル感」がプンプンします。

往々にして、バブルは「見返りを求めない投資(赤字を許容しすぎる持続不可能な資金)」によって起きていて、ITバブルもまさにそうだったんですよね。

破壊的イノベーションを提唱したクリステンセン先生も、破壊的イノベーションに最も適した資金調達は「すぐに利益を求める資金だ」と言っているんですよね。

足元のAI開発競争は赤字垂れ流しでも資金流入しているのが気持ち悪いし、たぶん持続不可能だと思ってます。

普通の会社だったら、まずは今のモデルで収益化して、それからゆっくり開発すれば良いじゃないか、とも思うんですが、国防がかかっているのと、規模がそのままパワーになる(大きいほど高性能なAIが作れる)ので、どこまで収益化できるかが気になるところです。

収益化に成功して黒字でゴリゴリ稼ぎながらどんどんAI開発が進んでいけばバブルにもならずグイグイ成長していくだろうなーとも思いつつ、足元のペースをみるとちょっと早すぎる気がするので、どこかで弾けるタイミングがあるだろうなと感じています。

想定レンジ

足元では上限を突破していますが、ここ10年ほど、日経平均の予想PERは13〜17倍のレンジで推移しています。

日経平均株価の長期チャートを見てみると、まだ高値圏にありますね。

2025年10月時点の筆者の想定レンジは34000〜43000円です。10/1時点、日経終値は45769円です。「だいぶ高いな〜」と思います。

「いよいよAIバブルが始まりそうだ」ということで、そうなると過去の想定レンジは当てになりませんね。

もちろん、いずれは戻ってくるんでしょうが、しばらくは金余りと熱狂が続くんじゃないかと思っています。

特に日経平均はアドバンテストなど、指数への組み入れ比率の高いAI関連株がたくさんあるので、グイグイ上がっていく気がします。

一方、AI関連株以外はそんなに景気が良くないので、AI関連株はバブルで上がり、それ以外は落ち着いた動きになるんじゃないかと思います。そういう意味で、TOPIXは平常運転になりそうですね。

AIバブルの攻略アイデア

「バブルだから株を買わない方が良いのか?」「それともちょっとくらいは便乗した方が良いのか?」が悩ましいところですね。

筆者としては「そもそも割高な株を喜んで買う必要もないから、安くて良い株に分散投資をしてのんびり稼ごう」と考えています。

とはいえ、持ち株の中にはAI関連株も少なからずあって、勢いに乗って利益が伸ばせそうとも思っているので、「すぐに降りてしまうのも勿体無いな」と感じています。

ちなみに、ITバブルの時のNASDAQの動きはこんな感じです。800ポイントから5000ポイントまで上がって、それから1200ポイントまで戻ってきました。

ピークからの株価下落は75%くらいあります。めちゃくちゃ下がっているので「高値づかみはしちゃいけない」ということが分かりますね。

一方、足元のAIブームは「AIバブルの入り口」だと思うので、そう考えると、ちょっとくらいはスケベ心を出して、AI関連株を持っておくのも悪くないんじゃないかと思います。

あくまで経験則ですが、バブル局面では「とりあえず放ったらかしで利益を伸ばしつつ、上昇トレンドが崩れたらすぐに売って逃げる」というのが効果がありました。

成功しているトレーダーって大体順張りやってるんですけど、あれ、なんでかというと「損小利大」とか「順張り」とかを意識していれば、バブルには乗れるし、傷が広がる前に降りられるからなんですよね。

いわゆるトレンドフォロー系の売買ルールが効果的なのは「バブル形成→バブル崩壊」という歴史が何度も繰り返されているからなので、まさにバブルが始まるという今のタイミングでは、順張り系の売買ルールは機能しやすいだろうなーと思います。

一方、「下がった株を買う」的な、いわゆる教科書的な投資のアプローチはバブルとは相性が悪いです。

それこそバブルなんで「割高で買えたもんじゃない」水準の株を下がったタイミングで買っても割高なものは割高なんで、むしろ勢いがなくなっていて最悪のタイミングで拾って損すると思います。

順張りが得意なトレーダーほど「落ちているナイフは掴むな」と言いますが、これは「バブルが弾けて下がり始めた株は買っても損する可能性が高いから手を出すな」という意味も含まれていると思いますね。

なので、日経平均株価についても、ここから先の上昇についていくのであれば、「上昇トレンドが崩れたら一旦逃げる」というのが機能する気がしています。

1990年代の「日本株バブル」の時も、上昇トレンドが崩れた時にサクッと逃げて仕舞えば傷は浅くて済んだんですよね。

投資ブームに火がついて株高が株高を呼ぶようになりそうですが、これが逆回転すると株安が株安を呼ぶようになりますし、得てしてバブルは「過剰投資」を呼び込むものなのでその後の業績不振にもつながりかねません。

とりあえず上昇トレンドには乗っておきつつ、利益を伸ばしながらちまちま利益確定して、トレンドが崩れてたor崩れそうならサクッと次に移る、みたいなフットワークの軽さが必要な気がしています👀

まとめると、バブルで「勝ち逃げしたい」のであれば、

  1. バブルの前に買う
  2. バブル中は利益の伸ばす
  3. バブル中の買い増しはしない
  4. トレンドが崩れたら売る

という4点を徹底するのがキモな気がしています。

株価が割安水準ならトレンドとか気にせずガンガンナンピン買いしても良いんでしょうけど、割高水準だと逆効果なんで、「トレンドに逆らわないこと」は頭に入れておきたいところですね。

ことバブルでは「需給」の重要性が高まると感じています。ですから、当ブログでも需給を取り上げる頻度を上げていけたらと思います👀

需給の分析

日本株の傾向として、「一度上がり始めると上がり続けるが、下がり始めるとガラガラ崩れる」という傾向があります。

日経平均ETF(1321)の価格帯別出来高を見てみると、今のところチャートはアゲアゲで特に問題はありませんね。

短期的にも上がりすぎ、という感じもなく、いくところまで行くだろうな、と感じます。

ここから先は「バブル=行って来いになりやすそうだな」と感じるので、ガンガン買い増していく感じではなく、利益を伸ばして少しずつトリミングしていくのが良いだろうなーと感じています。

当面は「需給も良い感じだし、AI関連株は放ったらかしにして利益を伸ばしていこうかな」というスタンスです👀

いま注目している株

我が家でガチホしているAI関連銘柄の1つがSK Hynix(000660)です。

SK Hynixといえばメモリ半導体の大御所ですね。

うちのポートフォリオは「ニッチ企業」とか「ローテク企業」とかが多いんですが、SK Hynixだけは「ど真ん中」「ハイテク」で、ちょっと異色の存在だったりします。

同社に注目したのは去年の夏頃で、ちょうどその時に生成AIの進化ペースの速さに驚いたんですよね。

それから冬に大きく下がってしんどい時期が続き、だいぶ乗り遅れたと思ってましたが、足元の株高を見る限り「遅くなかったな」とホッとしています。

当ブログでは常日頃から「不足はチャンス!」と言っていますが、SK Hynixに注目した理由もこれで、とにかくAI半導体が足りていないんですよね。

少し前の記事で、AI開発競争のボトルネックは「CoWoS」と「HBM」だ!というものがあって、だったらここの部分を押さえておけば良いじゃないか、と注目して買いました。

HBMを作るのは難度が高く、誰でもできる仕事じゃない。でもたくさん欲しい。でも足りない。計算資源が指数関数的に必要になるからずっと足りない。だから作れば作っただけ売れる。

という状況なのがSK Hynixだと感じていて、だから足元でも業績が絶好調だし、予想PERも10倍以下で「そんなに安くて良いんですか!」とおもって買いました。

確か、去年に買った時には予想PERが7倍とかだった気がしています。

メモリ半導体はシリコンサイクルの影響を受けやすくて「万年割安株」的な位置付けないんですが、どうも今回は違うんじゃないか?ということで保有を続けています。

別のボトルネックが生じてきたら業績も落ち着いてくるし株価も下がってくると思うので、その時がくるまでは上昇相場を満喫しようかなーと考えています👀

追伸

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