【速報】日経平均1023円安⚠️/含み損つらい/米国債金利が急上昇/中国がまた報復/小型株の時代が来る?/想定レンジ/不況に強い株

投資報告
この記事を書いた人

個人投資家。元Yahoo!株価予想達人。
同サイトで25歳で「ベストパフォーマー賞」「通算最高勝率者賞」受賞。2006年ルービックキューブ日本大会準優勝。MENSA会員。座右の銘はヘンリー・フォードの「本当の失敗とは、失敗から何も学ばないことである」

中原 良太をフォローする

日経平均1023円安⚠️

4/11、日経平均は1023円下がりました:

4月第2週の値動きをまとめると、

  • 4/07:2644円安📉
  • 4/08:1876円高📈
  • 4/09:1298円安📉
  • 4/10:2894円高📈
  • 4/11:1023円安📉

と、上がったり下がったりを交互に繰り返しています。となると月曜日は上がるかな? と思いますが、どうかなあ👀

この動き、コロナショックの時にも見かけた気がします。

市場が混乱していてボラティリティが大きくなると、大きな振れ幅で上下するんですよね。

こう言う地合いで勝つのは逆張りトレーダーで、下がったら買い、上がったら売り、とトレードしている人はボロ勝ちだと思います。

一方、こういう地合いで死ぬのが順張りトレーダーで、下がったら損切り、上がったらエントリー、を繰り返していて、めちゃくちゃやりにくい気がします。

含み損つらい

我が家の含み損も、順調(?)に拡大しています。つらい😭

持っている機械株の決算も厳しく、思ったよりもルックスルー利益が伸びなさそうです。

一方、これまで内需株のウェートを引き上げていたので、4/11は指数ほどの下げは喰らわずに済みました。

今後、利回りも悪化しそうなので、持ち高を圧縮しようか考え中です。

乗り換え先には食品会社などディフェンシブ株を考えています。足元でPERが低く、ROEが高く、参入障壁が高い会社を探しています。

食品株以外にも、ホビー系の会社が良さそうだと漠然と考えています。景気が悪くなると鬱憤が溜まりますし、ストレスの捌け口として需要が伸びる気がします。

趣味への消費は「精神のメンテナンス費」ですから、「安価なストレス解消」を提供している会社は、これから伸びるんじゃないかなあ👀

米国債金利が急上昇

僕ら投資家の心配事は日に日に増えています。その1つが米国債金利が急上昇している点です:

米国債といえば「無リスク資産」です。つまり、実質ノーリスクで金利を受け取れる資産です。

景気の見通しが悪くなると、株などのリスクが高い資産が売られて、代わりにリスクの低い国債が買われる傾向があります。

ちょっと前まで、トランプ大統領の関税は「景気後退につながるかもしれない」ということで、株売り・債券買いという取引が広がっていました。

しかし、ここにきてこの動きが変わってきました。

アメリカではドル売り・株売り・債券売り、という「トリプル安」になっているのです。つまり、アメリカ離れが起きています。

金利が上がった原因は中国かもね?と言われています。無茶苦茶な関税を提示したトランプに対し、習近平が「それなら、もう金を貸さん」と報復しているのかも。

米国は借金まみれの国ですから、誰もお金を貸してくれないとなると大変です。

トランプ大統領も足元の金利上昇をみて「相互関税の発動を延長します!」と発表したようです。

延長されたと言っても猶予は90日だけ。しかも10%の税率は課されるし、自動車や鉄鋼などの関税は行われています。中国への関税もそのままです。

債券市場のショックは株式市場のショック以上に深刻になりやすいです。

国債金利が5%になったら、銀行からお金を借りたい人は何%金利を払えば良いの?って話になりますし、投資家も「何%の益回りが妥当なの?」って話になります。

ちなみに、債券版の恐怖指数と呼ばれるMOVE指数と言うのがあります。この指数が急上昇するとショック安につながるリスクが高まるので要注意です。

経験上は、500日平均から50%以上プラス乖離するとヤバイことが多いです。

ちなみに、MOVE指数はリーマン危機の直前に160を超えました。

今のところは大丈夫そうですが、MOVE指数が160を超えてきたら要注意です。

中国がまた報復

中国vs米国。ひとまず第一ラウンドは「中国の勝ち」と言う感じでしょうか。ここでさらに、中国が報復関税を引き上げてきました。

ここまでの流れとしては、

  • 4/02:米国🇺🇸が34%の相互関税を発表
  • 4/04:中国🇨🇳が34%の報復関税を発表
  • 4/07:米国🇺🇸が50%の上乗せを発表
  • 4/10:中国🇨🇳が50%の上乗せを発表
  • 4/10:米国🇺🇸が計145%の追加関税
  • 4/11:中国🇨🇳が報復関税を125%に

という感じです。なんだこのプロレスは。

米国は「関税を引き上げれば引き上げるほど潤うのは私たちだ。報復関税をされても痛くはない」という主張なのでしょう。

一方、中国は「このまま関税引き上げると債券市場がクラッシュするぞ?」と脅しをかけているんでしょうかね。

ここまで関税税率が上がると、どうせ中国製のものを買えないから、効果も変わらない気もします。

トランプ大統領は「政府が企業を補助し、ダンピングすることでマーケットを奪う(不当な競争を強いる)のを止めろ」と言いたいのでしょう。

漁夫の利を得られるのはアメリカに工場を持つ消耗品メーカーでしょうね。

耐久財メーカーは一時的な不況が厳しいかもですが、長い目で見るとトヨタ自動車とか、恩恵があるかもしれません👀

小型株の時代が来る?

ライブでも話しましたが、個人的には「短期的には小型株が来るんじゃないかなー」と思っています。

トランプ関税が悪化すると、アメリカ以外の企業はアメリカの顧客にリーチしづらくなります。

こうなったとき、困るのはアメリカでの売上比率が大きい大企業です。

利益を維持するにはたくさん売らなきゃいけない。しかし、アメリカに代わる大きなマーケットが他にない。

だから、大企業は生産能力が過剰になっちゃうリスクが高いと思うんですよね。

一方で、小さい会社であれば、仮にアメリカで売れなくても、代わりの人に買ってもらえます。規模を追う必要がないからです。

足元では日経平均株価が下がって東証グロース指数が上がっています。

多分これはグロース市場の売上の9割が内需だからなんだと思います👀

想定レンジ

ここ10年ほど、日経平均の予想PERは13〜17倍のレンジで推移しています。

また、EPSは時間と共に少しずつ上がっていて、過去10年間ではCAGR 8.5%です。

(1)PERのレンジと(2)EPSの成長ペースが今後も維持されるとすると、今後の株価は次のグラフのように推移すると期待できます。

2025年4月時点の筆者の想定レンジは32500〜42500円です。

4/11時点、日経平均株価の終値は33585円です。米国債がどうなるかが気になるところですが、適温相場に戻れるならこのレンジに戻ってくるでしょう。

少なくとも、トランプ大統領は債券市場をクラッシュさせるつもりはないようです。であれば、もともとの訳わからん相互関税は実施できないと思われます。

状況が悪化したら撤回、と言う話もありえます。今回の関税を主導したナバロ氏が退任、となったら、いよいよ関税プロレスは終結、と言うことになるかと思います。

とはいえ、トランプ関税は同氏の看板政策です。だから簡単には引き下がらないと思います。引き続き、要注意ですね👀

不況に強い株

いよいよ不況が来るかも!と言うことで、不況に強そうな銘柄を見繕ってきました:

  • コシダカHD(2157)・・・予想PER:11.0倍
  • プロシップ(3763)・・・予想PER:15.8倍
  • 日油(4403)・・・予想PER:13.1倍
  • ホーチキ(6745)・・・予想PER:8.0倍
  • TAKARA & COMPANY(7921)・・・予想PER:10.4倍
  • 中央自動車工業(8117)・・・予想PER:11.0倍
  • KDDI(9433)・・・予想PER:14.3倍
  • 東テク(9960)・・・予想PER:10.2倍
  • ステップ(9795)・・・予想PER:14.4倍

これらはリーマン危機でも黒字だった会社です。前にもピックアップしたことがありますね。

「危機でも業績が崩れない」と言うことは、これらの投資先は低リスクな債券に近い投資先なんじゃないかなーと考えています。

予想PERが低くなったら欲しいなあ👀

追伸

メルマガ登録よろしくね。 これからも有益な情報をお届けします。

コメント

タイトルとURLをコピーしました