Nvidiaが大幅下落、日本株に二番底が遂に来た?

投資報告
この記事を書いた人

個人投資家。元Yahoo!株価予想達人。
同サイトで25歳で「ベストパフォーマー賞」「通算最高勝率者賞」受賞。2006年ルービックキューブ日本大会準優勝。MENSA会員。座右の銘はヘンリー・フォードの「本当の失敗とは、失敗から何も学ばないことである」

中原 良太をフォローする

Nvidiaが大幅下落、なぜ?

いやあ、今日もひどい相場でした。

9/4、日経平均株価は前日比1,638円70銭安。「ついに二番底が来る?」と心配な方も多いと思います。

多分きっかけは「Nvidiaが米司法省から独禁法を疑わている」というニュースが出たことです。

エヌビディアに米司法省が文書提出命令状、反トラスト法調査を本格化
米司法省は半導体大手エヌビディアが反トラスト法(独占禁止法)に違反した証拠を求め、同社や他の企業に文書提出命令状を送付した。人工知能(AI)向け半導体で圧倒的な地位を築いているエヌビディアに対する調査を本格化させた。

Nvidiaは前から独禁法でつつかれてましたが、今回は法的拘束力のある要請書が送られたことで嫌気されたようです。

株式市場は嫌気していましたが、これは個人的には「むしろ買い材料じゃないかなー」と考えています。なぜなら、独占禁止法でつつかれる会社って、「独占を疑われるほどの強い事業立地」を持っているからです。

たとえば、日本でも談合やカルテルで調査される会社ってありますよね。そういう会社って、だいたい調査が入っても株価は下がらない。よほど致命的な事件でも起こしたら話は別ですが、盤石な地位が揺るがないかぎりは企業価値には大した影響がないと思います。

米国株に限った話をすれば、独禁法に引っかかる会社はNvidiaだけではありません。M7に当てはまる会社はだいたい独禁法すれすれですから、「まあ、よくあるニュースだよな」と思いました。

引っかかる点があるとすれば、たぶんこのニュースは「去年だったら誰も歯牙にもかけなかった」ということです。

米国では失業率が上昇していて、景気後退に足を突っ込んでいます。相当にマーケットのセンチメントが悪化しているので、重箱の箱をつつくように、ちょっと嫌なニュースが出るとすぐに株が売られている気がします。

10年スパンの長い目で見れば「買い」なのでしょうが、しばらくAI不人気が続く可能性はあるでしょうね。

日本株に二番底が遂に来た?

NVIDIAの決算は良かったですが、SOXはゴリゴリ下がっています。

sox

連れ安→二番底もありそう。日経平均株価の予想PERは過去10年ほど、日経平均株価の予想PERは12〜17倍で推移してきました。

9/4時点、日経終値は37047円61銭。予想PER(加重平均)は15倍弱です。3万円くらいまで下がる可能性はありそう。

いまから二番底に備えてできること

暴落に備えて、以下の2点を考えておきたい。

  • 暴落時に買う株を見繕う
  • 余力確保のために売る株を見繕う

下げがキツくなってから「急落株を損切りしてディフェンシブ株へ乗り換える」と反発を取りそこねることが多くて、僕はそれで何度も負けました。まだ序盤なら守れば良いけど、後半と思うなら塩漬けかなあ…。

追伸

メルマガ登録よろしくね。これからも有益な情報をお届けします。

コメント

タイトルとURLをコピーしました