日経が急反落⚠️
10/10、日経平均が急反落しました⚠️

日経平均の下げは大したものじゃなく、TOPIXの下げの方がキツかったです。個別株もそれなりに厳しく、我が家のポートフォリオも1日で2%くらいやられました。
「どうしてこんなに弱かったんだろう?」と、はっきりした理由はわかりませんでした。
しかし、引け後に出てきたニュースで、「これが理由だったのかな?」と感じました。
公明党が連立離脱⚠️
10/10引け後、「公明党が自民党との連立政権から離脱する方針」というニュースが出てきました。
高市総裁が誕生してから、わずか6日。「高市トレード」で盛り上がっていた日本株ですが、早くも暗雲が立ち込めてきました。
衆院の自民党会派は196議席で過半数に37議席足りません。野党が統一候補を擁立しない限り、首相指名選挙では高市氏が選出される見通しですが、安定政権どころか、政策が何も実行できないリスクが出てきました。
引け後の日経先物を見てみると、案の定、急落しています。
土日になんとかなるんでしょうかね。週明けの相場は荒れそうです⚠️
なぜ、公明党は離脱したのか?
高市、斉藤両氏は7日に協議したそうですが、企業・団体献金の規制強化など政治とカネを巡る問題への対応で合意に至らなかったとのこと。
公明内には連立離脱への慎重論もあったようですが、9日夜の中央幹事会で斉藤氏らに対応を一任していたそうです。
個人的には「これで良くないか?」という気もしています。高市さんも公明党に思うところがあったはずで、思い切って解散総選挙まで踏み込んでいってくれたらと感じます。
日経平均の先物は崩れていますが、楠木先生の言葉を借りるなら「勝手に期待して勝手に幻滅する」という典型的な値動きな気もしています。
あるいは、高市さんが当選した時に踏み上げられた空売り勢が、また戻ってきた感じでしょうか?
過去の教訓:政治リスクが来たら、どうすれば良いのか?
こういう政治リスクは過去にも何度かありました。
2024年10月の石破内閣発足時も、支持率が28%まで下がって「政権交代リスク」が警戒されました。そのとき、僕は次のように書いています:
もっとも危なさそうなのが「いまの国策銘柄」ですね。国策がガラリと変わって一気に冷え込んでしまうリスクがあります。
これは今回も同じです。「高市関連銘柄」として買われた株は、政権基盤が崩れると真っ先に売られます。
10/6のブログでも
高市トレードで「テーマ株」を追いかけるつもりは特にないですね。
結局、いけてる株は上方修正を出しますし、そんときになって「あれ!これも高市銘柄だったか!」みたいなやつがポロポロ出てきます。
駆け込み高値でテーマ株を買っても、今からだとちょっと遅い気もするんで、しばらくは静観します。
と書きました。高値づかみしなくて良かったです💦
そもそも論として
相場格言の1つに「国策に売りなし」というものがあります。
確かに国策は…特に補助金とかは…短期的な業績を後押しします。
しかし、長い目で見ればこのての政策は「甘え」を産むだけなんで、企業価値にはプラスにならないんですよね。
「短期的にはそれで良いかもしれないが、長期的には能動的な価値創造力を奪うんじゃないか」と感じます。ぬるま湯より、厳しい制約の方が、組織を強くしますからね。
それに政局が不安定になると「国策トレード」の弱さが露呈しますね。フワフワした状態で結論を急ぎすぎるより、いま起きていることをしっかり眺めて、状況を見極めたいですね。
アカギ風にいうなら「見(けん)でいく」局面でしょうか笑
価値向上につながる政策
だから「補助する」と言っても企業がやらないようなことを補助するのが良いと思っていて、たとえば基礎研究とか。
あとは、企業に対しては競争を促進するような方向で行くのが良いと思っています。
外資規制みたいな「競争を阻害する」タイプの規制よりも、環境規制・安全規制みたいな「品質向上の競争を促進させる」タイプの規制も筋が良いと思います。
ただ、こういう経済刺激策って地味だし、すぐに効果が出るどころか対応する側にとっては「短期的には損」となるんですよね。
「損して得とれ」が目的なわけですが、大半の人は近視眼的ですから、筋が良くてもなかなか実現するのは難しいんじゃないかなーと思います。
暴落のトリガー
先物が下がっている原因は、高確率で「公明党の離脱」でしょう。
投資家は「不確実性」を嫌います。不確実性とは、「これからどうなるか分からない、見通せない」という状況です。
コロナショックの時もそうでしたね。
どんどん増える感染者数。次々にロックダウンされていく都市。変異していくウイルス。できあがらないワクチン。
「これからどうなるか全く分からない」のに、さらにどんどん分からなくなっていく。こういう時に、株は売られるものなんだと思います。
トランプ関税の時もそうでした。
足元では中国が報復関税を発表しましたが、ここでアメリカが「そっちが報復関税するなら、こっちはもっと関税を引き上げる」みたいなプロレスが始まって、株価が暴落しました。
だから今回の件も、政治基盤がもっとガタガタすると株価が崩れる気がします。
まあ、高市さんはトランプ大統領のように、あえて世の中に不安定を作るような人ではない気はするのですが、政治基盤を固めるために、どんな手を打ってくるのか気になりますね👀
株価よりも裏付け
次のグラフをご覧ください。

これは、我が家が目指している株式投資のゴールです。このグラフのように金融所得を右肩あがりに増やすことを目指しています。
放っておけば配当収入が右肩あがりに増えていく会社に投資している限り、株価が下がっても恐れる必要はないです👀
公明党の離脱がきっかけとなり、いま日本株の先物市場は全面安になっています。もちろん短期的な影響があるセクターは多いでしょう。
とはいえ、果たしてこのことは、長い目で見ても、そんなにインパクトが大きいでしょうか?
「とりあえず、先行きが分からないから売っておこう」というぶっきらぼうな売りが入っている気がするんで、のんびり安くて良い株をホールドしながら、優良株が暴落するようなことがあれば仕込んでおきたいなーと感じます。
想定レンジ
足元では上限を突破していますが、ここ10年ほど、日経平均の予想PERは13〜17倍のレンジで推移しています。
日経平均株価の長期チャートを見てみると、まだ高値圏にありますね。

2025年10月時点の筆者の想定レンジは34000〜43000円です。10/10時点、日経終値は48088円です。「まだまだ高いな〜」と思います。
やはり、ここ半年の上昇ペースはさすがに維持できないと思いますから、「なんでも上がります!」みたいなイージーな相場を期待するのは楽観的すぎる気がします。
だから、当面はセクターローテーション中心のボックス相場になると想定し、「何が売られ、何が買われるか?」を強く意識する必要がある気がします。
需給の分析
日経平均ETF(1321)の価格帯別出来高を見てみます:

日経平均が48,000円になってから、頭が重たくなってきましたね。下の節目は日経平均44,000〜45,000円くらいなので、ここを割れてくると、一気に雰囲気が悪くなりそうです。
一方、まだ足元の下げはそこまででもなく、「慌てるような段階じゃないかな」と感じます。
上がったり下がったりが怖いですが、怖くなるのは「下がった時に自信を持って買いませない株」を持ってるからなんで、地に足をつけて、踏ん張り力のある会社を選びたいですね。
崩れた時ほど基本が大事
本格的に相場が崩れたら、「需給」とか「人気化」とか、そういうことで浮かれている場合ではなくなります。
下落相場では「バリュー」と「クオリティ」が何より大事で、とにかく質の高い資産を安く買って裏付けを強化していくのが要所かと思います。
PER10倍の株から8倍の株へ。配当利回り3%の株から4%の株へ。
企業価値が毀損されそうな株から撤退し、代わりにより良い収入源へと資金を移す。
こういう「投資の基本」を粛々と積み重ねていくことが、重苦しい相場を乗り切る秘訣なんだと思います👀
いま注目している株
個人的なイチオシは、注目している筆頭は明豊ファシリティワークス(1717)です。
当ブログでは2月から同社株を取り上げていますが、絶好調ですね。


同社は事務所や工場、学校などを建てたり、移動したりするのを支援するコンストラクションマネジメント会社です。
工場を稼働させながら移転する!みたいな、めちゃくちゃ複雑な引越しなどもがっつりサポートしてくれる会社です。
建設業界は人手不足が深刻で、予算以内に建物を建てられなかったり、スケジュール通りの終わらなかったり、大変です。
そんな中、工場を稼働させながら移転する!みたいな、めちゃくちゃ複雑な引越しなどもがっつりサポートしてくれる会社です。
今まさに必要な会社なので、まだまだ伸びると期待しています。
ここ1週間ほど株価が下がっていて、1155円から1083円まで下がっています。「押し目買いのチャーンス!」と思いながら眺めております👀
2025年に入ってから、株式市場が荒れていて心配ですね。
相場が荒れている時は立ち振る舞い方しだいでピンチもチャンスに変わります。
今後も面白い株がたくさん出てくると思います。また見つけたら共有しますねー。
追伸
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