レーザーテック決算/オリエンタルランドの伸び代

投資報告
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個人投資家。元Yahoo!株価予想達人。
同サイトで25歳で「ベストパフォーマー賞」「通算最高勝率者賞」受賞。2006年ルービックキューブ日本大会準優勝。MENSA会員。座右の銘はヘンリー・フォードの「本当の失敗とは、失敗から何も学ばないことである」

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レーザーテック決算

4/28、レーザーテック(6920)が決算を出しました。今日はここのところをざっくり見ていきます。

4/28の決算はどうだったのか?というと、1-3月期(3Q)の売上は前年同期比35.9%減、経常利益は52.7%減でした。

当ブログでは4/22の記事

個人的な予想としては、レーザーテックは決算上ブレを発表するのは1月が多いんですよね。4月に上方修正!というのは記憶にないんで、期待しすぎは禁物かと思います。

と書いてましたが、上方修正がなかったのは予想通りでした。

決算説明資料によると今後の受注は「前年度比で大幅に減少する見通し」とのことで、第一印象は良くないですね。PTSも下落中です。

レーザーテックといえば、2024年に空売りファンドのスコーピオンにケチをつけられています。

また、2021年や2024年の半導体ブームで株価が上がりすぎた反動で、下落トレンドが続いています。信用取引の需給的にも、「追証売り」が出やすい状況なので、なかなか上に抜けない状況が続いていますね。

こんな状況に追い討ちをかけるような決算だったので、「本当に大丈夫か?」と心配になる方も増えている気がします。

ここで、レーザーテックの強さに目を向けてみましょう。

レーザーテックといえば、半導体製造のフォトマスク(回路原版)の欠陥を検査する装置を作っている会社です。

フォトマスクとは写真フィルムの「ネガ」みたいなやつだそうです。傷のついたネガからは傷のある写真しか現像できないように、フォトマスクに欠陥があると、出来上がる半導体もダメになっちゃうよね、という話ですね。

そんでもって、レーザーテックの何がすごいか?というと、最先端分野では独占状態なんですよね。例えばTSMCなど最先端メーカーは、3nmや2nmプロセスではもはやレーザーテックの検査装置を使わざるを得ず、たとえ装置価格が数十億円と高額でも導入せざるを得ない状況です。

そりゃ、業績も伸びるよなあ、と感じます。

足元の決算でも、売上・経常利益が減ったのは季節要因だと思うので、ここは問題なし。

また、受注が減る件についても、どんだけ受注が積み上がったところで、こなせなきゃ数字になりません。受注残高は売り上げの2倍くらいあるんだし、悲観する必要はない気がします。

要するに「内容的には問題ないと思うけど、見栄えは悪いなあ」と感じます。

とはいえ、AI半導体の需要はこれからも伸びるし、レーザーテックの地位は盤石だし、まだまだ伸びると思います。投資家がせっかちなせいで「勝手に期待して勝手に幻滅しているだけ」だと思うんで、ガチホしていれば長い目で見て満足いく結果になるんじゃないかなあ👀

オリエンタルランドの伸び代

そういや、オリエンタルランドも4/28に決算を出しましたね。特別株主優待を実施するそうで、これが原因?かPTSは上がっています。

同社に対する僕のスタンスは、2/17のブログにも書いた通りです:

PER 40倍となると、NVIDIAと同じくらいの水準ですね。そこまでの成長性はないんじゃないかなーと思います。

ROEは12%程度と低くないし、満足度も高いしで、会社としては盤石だと思うものの、PERが40倍になるほどの評価はできんのじゃないかなーと思います。

足元ではアメリカのディズニー本家も迷走しています。ポリコレが行きすぎたことで業績は全然ダメなんですよね。「なんで日本だけこんなにディズニー株が人気なんですか?」と訳分からんなと思っています。

ちなみに、僕はディズニーが大好きです。上の記事でも、

ディズニーランドは僕も大好きだし、家族みんなで行きたいところトップ5に入るほどなんですが、「株を買いたいか?」と言われると「それとこれとは話が別だよねw」という話かと。

と買いています。あくまで「消費者として好きだけど、投資家として買いとはならない」という話です。

新NISAが始まってからいいとこ無しのオリエンタルランドですが、同社の成長性についてちょっと見直したことがあったので共有します。

それが、同社が2028年に就航する予定のクルーズ船事業です。

僕がオリエンタルランドに否定的だった理由の1つに、「拡張性の低さ」があったんですよね。というのも、舞浜のディズニーランドの開拓余地が小さいと思ってたんです。

それがクルーズ事業で「ディズニーランドを拡大できなくても、クルーズ事業が軌道にのればスケーリングできる」ということなんだと思います。

クルーズ事業で成功している例を知らないので「本当に出来んのかい?」と半信半疑ですが、ディズニーランドのブランド力を考えると、可能かもなあと思った次第です。

今までは「いやいや、大したことないでしょw」と決めつけていたんですが、船体に3000億円近くも投資するんですよね。こりゃあ本気だなあ、ということで、力技で成功させに来ている気もします。

どう転ぶかわからんので博打(ばくち)っぽさを感じますし、僕も株を買うつもりはありませんが、そのうち株主優待で「クルーズご招待!(割引!)」みたいなのが来るかもなーなどと妄想していました。

追伸

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