キオクシア暴落⚠️AI相場は終わり?

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個人投資家。元Yahoo!株価予想達人。
同サイトで25歳で「ベストパフォーマー賞」「通算最高勝率者賞」受賞。2006年ルービックキューブ日本大会準優勝。MENSA会員。座右の銘はヘンリー・フォードの「本当の失敗とは、失敗から何も学ばないことである」

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日経平均、急上昇🔥

11/26、日経平均が急上昇しました🔥

久しぶりにスカッと上がりましたね。我が家の持ち株も軒並み上昇していて、嬉しいです。

寄与度別ランキングを見てみると、ソフトバンクグループやアドバンテストが元気でした。下火だったAIブームが、少しずつ回復してきているように見えます。

株式トレンドマップを見てみると、11/26は日経平均株価が特に強かったようです。

とはいえ、個別株も全体的に満遍なく上がっていたので、含み益が増えてホクホクという方が多そうですね。

ソフトバンクグループの行方

足元ではソフトバンクグループが乱高下していますね⚠️

なんとか15000円で持ち堪えましたが、9月以降に高値を掴んだ人が多そうで、しばらく需給が重たくなりそうですね。

同社株が下がり始めた要因はいくつかあるようで、

  • NVIDIA株の売却
  • OpenAIへの出資
  • Gemini 3の登場

あたりが心配されているんだと思います。

昨日も書きましたが、個人的には「チップ市場を寡占しているNVIDIA」と「赤字を垂れ流しているオープンAI」では、圧倒的に前者の方が魅力的に感じるんですよね。

孫さんの投資判断は「安全な会社の株を売って危険な会社に出資している」ようにも見えるんで、なんだかな〜と心配しています。

社長の孫さんはWeWorkへの投資でも大失敗したことがありますし、割とキラキラした会社に目が眩んで初歩的な失敗をしている気がするんですよね。

需給要因がキレイになるまでには半年くらいかかるでしょうから、2026年前半は厳しいかもしれません。

キオクシアの急落

これまで急騰していたキオクシアも下げが目立ちます⚠️

チャートは完全に崩れてしまいましたので、これから半年はお休みでしょうね。

そもそもキオクシアが上がっていたのは「AIブームでNANDの需要が伸びるんじゃないか?」という話がきっかけでした。

DRAMと違ってNANDはAI開発での重要度が低いんですよね。DRAMは学習過程で大量に必要になりますが、NANDは長期記憶の方で、生成したデータを保存しておくのが主な役割だと認識しています。

とはいえ、株価が5倍近くまで上がったのはやりすぎに見えるし、かつ、長い目でみるとNANDはこれから中国で大量増産されるんじゃないか?って話もあるんですよね。

需要が伸びるのはもちろんそうなんですが、供給も増えてしまえば顧客を掻っ攫われてしまいますんで、ここのところは「危険信号だなー」と思って眺めています。

日銀の追加利上げ

12/1には日銀・植田総裁の名古屋講演があるそうです。

仮にここで利上げの話が出てきた場合、サプライズの下げがあるかもしれません。

ただ、すでに国債金利はジワジワ上がってきていますし、それでも実質金利はいまだにマイナスだと考えられます。

仮に利上げしたところで「そりゃそうよね」という話だと思うので、個人的には「多分、利上げしてもインパクトは小さいんじゃないかな」と感じています。

2025年10月、日本の消費者物価指数(生鮮食品を除く総合)は、前年同月比3.0%上昇しています。

一方、来年にはインフレのペースが2%を割り込むという予想もあるので、これを嫌っているのかもしれませんね。

日本は隣国に中国もあり、構造的にもモノ余りになりやすい国です。だからアメリカなどと比べればインフレはマイルドになるはずです。

また、足元ではトランプ関税の影響で「アメリカに売るはずのものが売れなくなって中国で溢れる」という事態も起きていそうです。これも日本がモノで溢れる可能性があり、デフレ要因ですね。

いずれにせよ、そこまで急いで利上げする必要はないわけですが、そうは言っても「金利がインフレ率より低いのはちょっとね」とも思うので、ゆっくり正常化していくんじゃないでしょうか。

日経平均は高過ぎ?

ここ10年ほど、日経平均の予想PERは13〜17倍のレンジで推移しています。

当ブログでは「日経平均株価の想定レンジは34000〜43000円だ!」と言っていますが、このレンジを突き抜けて青天井に上がっています。

11/26時点、日経終値は49580円です。まだかなり高いですね。

NT倍率(日経平均株価÷TOPIX)のチャートを描いてみると、相変わらず高値圏にあります。

AIブームによって日経平均株価に追い風が吹いているとはいえ、AIブームは大型起債などによりゲタを履いていますし、さすがに高すぎる気がしています。

トランプショックほどの下げまでは警戒する必要はありませんが、「高くてもAIが絡んでいればなんでも買い」という相場は終わっていますので、今後は優勝劣敗の動きが広がっていきそうです。

需給面でみると、日経平均は48000円〜50500円のレンジで出来高が集中しています。

基本的にはこのレンジで「行ったり来たり」する気がしていますが、仮に下に抜けると46000円くらいまではストンと落ちそうなので要注意です。

11/26の急上昇で、このレンジの中でも「真ん中」くらいに入ってきたので、今から過熱気味なAI関連銘柄を買うのは気が引けますね💦

いま注目している株

ダイワボウ(3107)も安いですね〜。予想PERは8.7倍で、バーゲンセールだと思います。

上期に入ってからかなり在庫が膨らんでいて、「もしやDRAM枯渇に先回りして在庫を確保していたんじゃ?」と勘繰っております。

足元では足元のAI開発競争の影響でDRAMが枯渇しているのが気になります。

DRAMというのは短期記憶を司るメモリ半導体のことで、たくさんのデータを記憶しながら計算するときに使います。AIではこれがたくさん必要なので、AI開発企業が買い占めていて、一般ユーザーに出回らなくなってきているんですね。

そうなるとメモリ価格が高くなる。価格転嫁しなきゃいけないからパソコンもスマホも値上がりする。あまりに高くなると「買い控え」が起きる…という動きは想像に難くないんですよね。

メモリ不足は2027年まで続くんじゃないか?と言われていて、AIで使うDRAMってめちゃくちゃウエハを食うんですよね。だから作っても作っても足りなくなりそうでして…。

2025年に入ってから、株式市場が荒れていて心配ですね。

相場が荒れている時は立ち振る舞い方しだいでピンチもチャンスに変わります。

今後も面白い株がたくさん出てくると思います。また見つけたら共有しますねー。

追伸

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