AI開発競争は「アルファ碁ZERO」モーメントへ

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個人投資家。元Yahoo!株価予想達人。
同サイトで25歳で「ベストパフォーマー賞」「通算最高勝率者賞」受賞。2006年ルービックキューブ日本大会準優勝。MENSA会員。座右の銘はヘンリー・フォードの「本当の失敗とは、失敗から何も学ばないことである」

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AI開発競争は「アルファ碁ZERO」モーメントへ

AI関連銘柄のパフォーマンスが芳しくありません。また、5〜6月にあれだけ上がったので、仕方がないのかもしれません。

機関投資家もフルポジ、個人投資家もフルポジ、となれば、株価も上がりにくいですよね。(実際どうかは分かりませんがw)

個人的にはAI関連企業はこれからどんどん加速すると思っています。10年前にのアルファ碁のようなことが起きていると思うからです。

2016年にアルファ碁という囲碁AIが登場しました。筆者は囲碁好きなので当時めちゃくちゃ興奮したのですが、「ついにAIが人間を超えた!」とかなり話題になりました。

当時、ネット碁で「Master」という謎のアカウントが出没しました。このMasterがめちゃくちゃ強くて、プロ相手でも負けないくらいだったんですね。

「Masterは誰だ?」「ヒカルの碁のsaiみたいなやつが現れたぞ」と当時は話題になっていました。

そしたらGoogle傘下のDeepMind社が「実はこれ、うちの作ったAIなんですよね」とネタバラシをし、当時のチャンピオン達とのドリームマッチが組まれていきました。

彼らが作った囲碁AI「アルファ碁」はバッタバッタとプロ棋士を倒していき、ついには世界チャンピオンすら打ち負かしてしまいました。

そして後日、「アルファ碁ZERO」というさらにびっくりな囲碁AIが出てきました。

アルファ碁ZEROというのは「人間のデータを必要としない囲碁AI」で、自分同士の対局データだけでゼロから上手くなったものです。

アルファ碁ZEROは人間のデータを必要とせず、しかも世界チャンピオンを倒した旧アルファ碁すら完封してしまいました。「ああ、AIがAIから学び、もう人間から学ばんくなってしまったのか」なんて驚きました。

さて、これと同じこと…もっとスケールの大きいことが生成AIで起きつつあるようです。

これをRSI(Recursive Self-Improvement、再起的自己改善)と言います。AIが自分で自分を改良し、どんどんパワーアップしてくことですね。

生成AIと言えば、クロードのMythos(ミュトス)やオープンAIのAstra(アストラ)が有名ですが、彼らはすでにアルファ碁レベル、そしていよいよアルファ碁ZEROのように自己改善を始めているようです。

ここまでくると「ああ、もうAIは人間を超えて、手の届かないところまで行ってしまったな」という感じで、どこまでパワーアップするのかもう想像もつきません。

これから「考える仕事はAIに任せて、人間はそれを実装したり、メカニズムを解明したり、人類みんながAIから学ぶ」という世界になってくる気がします。

幼少期から囲碁を打ち続けているプロの囲碁棋士もAIと睨めっこしながら「そんな手があったか!」とやってるくらいですから、それがあらゆる職場で訪れると思うと衝撃的ですよね。

囲碁AIができても囲碁棋士はいなくならないし、チェスAIができてもチェスプレイヤーはいなくなりませんでした。

そのかわり、AIから学び、技術を人間にも理解できるように翻訳し、メカニズムを解明し、現実でも使えるように落とし込む人が強くなりました。

「AIが儲かる」とか「AIが万能だ」とかいうつもりは毛頭ありませんが、こういう動きを見ると、囲碁棋士や将棋棋士のように「AIから学び、めちゃくちゃレベルアップするんだろうなー」という未来が見えて、世の中は一層、加速するんだろうなーと感じます。

特にAIは「閉じた系」が得意なはずなんですよね。計算量が少なくて済むので。囲碁もそうだし、将棋もそう。

だから、工場内で動くAIとか、閉鎖空間でほど人間を遥かに超えたパフォーマンスを発揮する気がしています。

そして、そのボトルネックを担っているSKハイニックス、サムスン電子、キオクシア、サンディスクなどのメモリ企業への投資が、上手くいかないわけないよなーなんて感じている今日この頃です。

株価が上がらずとも、業績はうなぎ上りですからねー。

追伸

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