2000万円、負けました😱

投資報告
この記事を書いた人

個人投資家。元Yahoo!株価予想達人。
同サイトで25歳で「ベストパフォーマー賞」「通算最高勝率者賞」受賞。2006年ルービックキューブ日本大会準優勝。MENSA会員。座右の銘はヘンリー・フォードの「本当の失敗とは、失敗から何も学ばないことである」

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持ち株の決算が出揃ってきました

我が家では資産を4銘柄に分散投資しています。そのうち3銘柄は決算が出て、いずれも絶好調でした。でも、資産評価額は2週間で2000万円も減りました😱

1つはYouTubeライブでも話したSKハイニックス(韓国株)で、コンセンサス予想を大きく上回りました。

同社はメモリー半導体の先端品を作っている会社で、2025年分まですでに売り切れていて、生産が追いついていません。

2022年秋から始まった生成AIブームでは、「とにかく最先端のハードウェアを集めて時間かけて学習させればすごいAIを作れる」ということが分かってきていて、それにともなってGPU(エヌビディア)やHBM(メモリー半導体)、eSSDなどがめちゃくちゃ売れています。

特にSKハイニックスは好調なんですが、それにも関わらず、ある証券会社のアナリスト予想では2025年12月期の予想PERが5倍くらいです。

ちょっと信じられないくらいの安さじゃないですか?

日本で半導体関連の株というとシリコンウエハーを作っている信越化学工業(4063)、半導体製造装置を作っている東京エレクトロン(8035)、できあがった半導体をカットするディスコ(6146)、検査するアドバンテスト(6857)なんかが思い浮かびます。

これらの株はだいたい人気になっているので、予想PERが20倍でも買えません。もっと高くなっています。それと比べると、SKハイニックスの予想PERは破格だと思います。もちろん決算は好調だし、2025年のHBMも売り切れてる。

ここまで読んで「それでも株価が下がってるのはなんで?」と思う方もいるかもしれません。そう、SKハイニックスは半導体株安に巻き込まれて20%以上下がってるんです。こんなに安いのに。

正直、僕には理解できないし、これから半導体が急に売れなくなるみたいな話が出ないかぎりは売る必要もないと思うので、「まあ、なんとかなるだろうさー」と楽観しながら含み損を我慢しているところです苦笑

SKハイニックス以外の2銘柄は不動産株で、どちらも今週上方修正を発表しました。

日銀が利上げした影響もあってか売りが膨らんでいますが、それにしたって「たった0.15%の利上げで10%も20%も企業価値を損ねる訳ないだろう」と考えています。

業績好調。株価も安い。経営陣も優秀。

基本に忠実な投資先ばかりなんで、ゆっくり見守るつもりです。このまま相場がクラッシュするようなら先にふれた半導体系の株もバーゲン価格で買えるかもしれません。

せっかく相場が荒れているので、「いままで高すぎて買えなかった優良株」を定期的にチェックして、仕込み時を模索しようかなー。

AI投資は行き過ぎているのか?

AI関連株が下がり始めてから「AI投資が行き過ぎている」というニュースが目だつようになりました。

このことについては先日もXでポストしたとおり、「むしろ逆なんじゃないかなー」と僕は考えています。(ポストを読んでいない方のために、以下に引用しておきます)

これだけだとなんのこっちゃ?ですけど、さっきSKハイニックスの株を持ってるという話でも書いたとおり、いま生成AI界隈は「ハードを買えばすごいのが作れる」という状態です。そして、先端品は売り切れています。

むしろ、ビッグテックは「もっとたくさんチップを買いたいけれど、むしろチップの生産が追いついていないから買えない」という状態です。

そして、ビッグテックは2025年には、2024年よりも巨額の投資をする予定です。つまり、AI投資はこれから加速します。

4年前くらいに「モノを運びたいけれどコンテナが足りない」と海運株がめっちゃ上がりましたが、それと同じことが半導体の先端品でも起きているんですよね。

ほかにも目立つ分野としては造船とかかな。たしか、2027年くらいまでは造船の予約で埋まっているというポストを見かけました(うろ覚えなので、間違えていたらすみません)。

こういった状況を整理すると、「AI投資は行き過ぎている」というのは割と外部者で生成AIのことをあまり知らない(もしくは古いバージョンを使って「大したことない」と言ってる人)が多い気がしていて、中にいる人ほどワクワクしながらガンガン投資しているような気がしています。

これから完成する新しいバージョンのAIが「ショボすぎて」一気に熱が冷めたら終わりでしょうが、逆にそれなりに進化して一気に実用の幅が広がるなら、特にハードウェアの需要はこれからもしばらく続くんじゃないかなー。

質問

SKハイニックスからはエスケープしたんですか?

いいえ、していません😂

むしろ買い増ししてしまい、その後さらにドカンと下がって含み損がすごいことになっています。

株価が下がった後は、むしろ「上昇余地が広まる」ということでもあるので、将来の楽しみが1つ増えたと思考を切り替えることにします。

植田さんが利上げしたにしたって、こんなに下がるか?

僕も同じことを考えていました。たかだか0.15%の利上げで日本企業の企業価値が10%近く下がるはずがありません。

しかし、それでも下がる理由がなにかあるとすれば、2022年に世界中の株価が下がったように、「利上げによる景気減速を懸念した日本売り」が起きているのかなーと考えています。

もう1つ考えているのが、「日銀が世界中にカネをばら撒いていたから景気が減速しなかった」という仮説で、日本が世界中のインフレを「円安」で一手に引き受ける代わりに、世界中に流動性を供給していたんじゃないかというものです。

この仮説が正しい場合、日本が利上げした瞬間に世界中で流動性が不足することになり、一気に景気が冷え込みます。これを避けるためには、日本の代わりにどこかの国が流動性を供給する(つまり利下げする)必要があります。

日本が利上げに踏み切ったことで、かえって諸外国は利下げに踏み切る必要性が高まってきたかもしれませんね。

マザーズはしばらくダメですか?

マザーズに関しては、清原達郎さんという有名な投資家さんが「見たくていい」とすら言っている市場でして、僕もだいたい同意見です。

というのも、グロース市場に上場している銘柄は、良い会社であればきちんとグロースしてすぐにプライムへ移行してしまいます。

逆に、グロース企業なのにグロースできない会社は、そのままグロース市場に居座ることになります。

「グロースできない会社ほど東証グロースにずっといる」という訳わからん状況になっている気がするので、僕は上場したばかりのグロース企業を除いて、何年も東証グロースでくすぶっている会社はちょっとなーと思っちゃいますねー。

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