勉強しなおさないと・・・
先日、Xでこんなポストを見かけました:
結局、人ってスカラー量で評価するの好きなんですよね。今までは評価軸が少なかったので、スカラー量評価をやむを得ず使ってきた程度のものなんですが、なぜか人はこのように物事を単純な指標で測りたがります。しかも嫌なのは、IQや偏差値の意味を理解せずに使っている人が多いことです。
スカラー(Scalar)というのは数字のみを持つ量のことで、ベクトルが大きさと「向き」を持つ量、テンソルがそれ以上に高次元のものですね。
人間はいろんなものを数字で評価したがるけれど、単一の「数字」なんかで理解できるものではなく、ベクトル(Vector)とかテンソル(Tensor)とかを使うほうが妥当じゃないか、という趣旨のポストですね。
ちなみに、テンソルはAI開発でめちゃくちゃ使われている技術で、「AI開発をするには数学の知識が必須」と言われている所以ですね。
Googleが作っているAI用チップの「TPU」もTensor Processing Unitの略で、行列計算に特化したチップだからこういう名前になっています。
久しぶりに「スカラー」なんて言葉を目にしましたが、本当、そうだよなあ〜と思ったのと、「自分も気をつけないといかんな〜」と思いました。
たとえばね。算数のテストをしたとしましょうか。この場合、「算数のテストが100点中、何点だったか?」をみんな気にしますよね。
でも算数のテストにも中身はいろいろあって、足し算があって、引き算があって、掛け算があって、割り算があって、図形があって、立体があって、方程式があって、証明があって、関数があって、対数があって、みたいな、いろんな分野があるわけです。
そういうのを全部ひっくるめて「何点だったか?」という総合力として「何点だったか」をみんなやるわけなんですけど、そうじゃなくて、「足し算は9/10」「引き算は8/10」「掛け算は」みたいに区分して保存しておこうよと。なんでわざわざ別領域のものを合算して解像度を下げるのよって話ですね。
これは投資でも一緒で、DCF法みたいな「企業価値を推定する」方法も、本来未来のことはわからないので確率分布的な感覚でレンジをつけて企業価値ってのは評価しなきゃいけないわけですし、経営陣の自由度とかも加味する必要があるわけです。
それこそ業績を動かす変数なんてのはたくさんあるのでスカラー量ではなくベクトルやテンソルで考える方が解像度が高いじゃないか!ってことなんだと思います。
ほんとそうだよな〜なんて思うと同時に、こないだ書いた「人間は複利を理解できない」っていう話と同様に、「人間はベクトルもテンソルも理解できないんだよな〜」というふうにもヒシヒシと感じます。
僕も数学が得意な方だと思うのですが行列は訳がわからなさすぎて「は?」ってなりましたし。
割と投資の能力は数学的センスが問われると筆者は考えていて、なのである程度数学的なことは理解しようと努力しておかないと危ないと思います。
確率然り、対数然り、ベクトル・テンソル然り、という話ですね。
僕自身、ぼけ〜っと考え事をするのは得意なんですが、さっきのポストのように「人ってスカラー量で評価するの好きなんですよね」というのは自分自身がハマっていた罠だったので、身の引き締まる思いでした。
数学、ちゃんと勉強しなおさないとなあ〜。
追伸
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