FOMC前の静けさ⚡日経は高値圏で要注意!

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個人投資家。元Yahoo!株価予想達人。
同サイトで25歳で「ベストパフォーマー賞」「通算最高勝率者賞」受賞。2006年ルービックキューブ日本大会準優勝。MENSA会員。座右の銘はヘンリー・フォードの「本当の失敗とは、失敗から何も学ばないことである」

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日経一時45000円も反落⚠️

9/17、日経平均は再び45000円にトライするも、反落しました⚠️

指数の動きを見てみると、「日経は上昇トレンド」だけれど「TOPIXはビミョー」という、ごちゃごちゃした相場に見えますね。

ラフなイメージとして、「日経平均は半導体株のウェートが重く、TOPIXはそうではない」だと思います。

足元で日経平均が強いのはAIブームの恩恵、逆にTOPIXが弱いのはAIブームに乗れていないから、という感じに見えます。事実、AI株以外はそんなに上がってないですよね💦

株式トレンドマップを見てみると、9/17は「順張り勢」のマイナスが目立ちました。

これは9月中頃には「よくあること」というイメージもあります。というのも、この時期は決算発表シーズンから1カ月が経ち、リバランスが一服しやすい気がするからです。

ファクター別指数ランキングを見てみると、思ったとおり、ここ1カ月は順張りが絶好調でした。

75日平均から大きくプラス乖離している銘柄、つまり、好決算を発表してアゲアゲな株を買っていれば儲かった1カ月ですが、その「反動売り」が今日だったみたいですね。

うちのポートフォリオは基本的に好決算なんですが、その影響もあって、9/17はほぼ全ての銘柄がマイナスになって1日で200万円以上も資産評価額が減りました😭

もうすぐFOMC

もうすぐFOMCですね。

FOMCとは連邦公開市場委員会(Federal Open Market Committee)のことで、アメリカの中央銀行であるFRBによる金融政策を決める会合です。

FRBの目的は「雇用の維持(=失業率を低いまま留めること)」と、「インフレ率の維持(=物価の暴走を抑えること)」の2つです。

トランプ大統領は散々「早く利下げしろ!」とFRBにせっついてきましたが、FRBはトランプ関税のインパクトを見るために静観していました。

しかし、前回の雇用統計でいよいよ景気の減速感が見えてきたので、ほぼ確実で利下げするだろうと思います。

FOMCが利下げ、となると、いよいよアメリカ株式市場も金融相場へと突入ですね。だいぶ前からマネーサプライは増えていたと思うので、「今さら感」もありますが💦

ほぼないと思いますが、利下げがほぼ確定視されているからこそ、サプライズが出たらヤバいし、利下げが確定してからの「出尽くし売り」という線もあるので、結果と株式市場の反応には要注目ですね👀

価格帯別需給

日経平均ETF(1321)の価格帯別出来高を見てみます:

需給は「めちゃくちゃ良い感じ」ですね。日経平均は年初来高値近辺ですから、買い勢はみんな含み益、売り勢はみんな含み損です。

プレッシャーとしては「含み益が出ている人は放ったらかしにしていれば良い」一方、「含み損が出ている人は期限切れや損出しするのが経済合理的」なので、チャートだけなら「上がりそうだな」と感じます。

一方、ここからさらに上がるためには「誰が株を買うのか?」が重要ですが、CTAなど機械的な売買を行う人たちはすでにフルポジっぽいので、順張り勢が今から入ってくるとは考えにくい気がします。

また、GPIFなどの年金ファンドは「逆張りメイン」なので、むしろ上がったことで利益確定を行ない、ファンドをリバランスする動きがありそうですね。

考えられる買い手としては「裁量の機関投資家」でしょうかね。

金融緩和の方向性が固まり、これからじゃぶじゃぶ金が余ります!ハードランディングもありません!みたいな確証が得られたら買いが入るかもしれません。

あるいは、「押し目待ち」でキャッシュを多めに取っているバフェットみたいな投資家もいると思うんで、下がった時には買い支えてくれるかもしれませんね。

想定レンジ

足元では上限を突破していますが、ここ10年ほど、日経平均の予想PERは13〜17倍のレンジで推移しています。

日経平均株価の長期チャートを見てみると、まだ高値圏にありますね。

2025年9月時点の筆者の想定レンジは34000〜43000円です。9/17時点、日経終値は44790円です。「だいぶ高いな〜」と思います。

僕は相場全体がアゲアゲになるというより、セクターローテーション中心のボックス相場になると想定しています。

我が家では引き続き、業績が崩れにくそうなAI特需を受けている株と、相場が崩れてもダメージが小さそうなディフェンシブに分散投資しているところです👀

いま注目している株

以上を踏まえ、筆者は「上がるか下がるかで言えば、どちらかというと株式市場は全体として下にいくんだろうな」と考えています。

とはいえ、全てが下がるか?というとそうでもなく、「なんでも上がる上昇相場」から「良い株が上がり、悪い株が下がるセクターローテーションを伴ったボックス相場」へとシフトすると考えています。

地合いがビミョーでも、安くて良い株に投資していれば問題ないと思います。銘柄ピックが大事な局面ですね。

ということで、今回は、改めてノジマ(7419)をピックアップします。

4月からちょくちょく取り上げていますが、当時は株価が2500円とかでした。もう4000円近くまで上がってしまいましたねw

9/17時点の予想PERは9.4倍、予想ROEは19%です。それでも日経平均と比べればPERよりはるかに低いし、ROEは平均の倍近いし、「安くて良い株だなあ」と思います。

ノジマといえば、神奈川が地盤の家電量販店です。

同社は、東京都・神奈川県を中心としたドミナント展開を行なっています。

ドミナント展開というのは「出店地域を絞る」ことですね。全国各地にバラバラに出展するんじゃなくて、一箇所に集中させるわけです。

もちろん、地域を絞ることでリスクが集中する可能性もあって、例えば、関東大震災みたいなことが起きると、同社にとっては大打撃でしょうね。

一方、地域を絞るおかげで得られるメリットもあって、例えば、広告宣伝費ですね。

ローカルの広告を行うことで広告対効果を高めることができます。あとは物流費で、店舗を集中させることで物流費を抑えられます。

家電量販店は小売業で「薄利多売」なので、とにかくコストを抑える戦略が大事です。家電量販店に限らず、これは食品スーパーやドラッグストアにも言えることですね。

ドミナント戦略の良いところは、しっかりやっていれば、「店を出せば出すほど、時間と共にどんどん商圏が確立されて儲かるようになる」ということです。

もちろんライバルが入ってくるリスクはありますが、低コスト体質かつミチミチに出店していることで、ライバルを締め出しやすくなるわけですね。

ちょくちょくストックオプションを発行しているので10%くらい希薄化すると思いますが、それでも十分に割安だと思います。

こないだざっくり企業価値を計算してみたんですが、1株あたりの価値は7868円になりました。まだまだ安いと思いますw

2025年に入ってから、株式市場が荒れていて心配ですね。

相場が荒れている時は立ち振る舞い方しだいでピンチもチャンスに変わります。

今後も面白い株がたくさん出てくると思います。また見つけたら共有しますねー。

追伸

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