日経平均下落の真犯人/夏枯れ相場の攻略法

投資報告
この記事を書いた人

個人投資家。元Yahoo!株価予想達人。
同サイトで25歳で「ベストパフォーマー賞」「通算最高勝率者賞」受賞。2006年ルービックキューブ日本大会準優勝。MENSA会員。座右の銘はヘンリー・フォードの「本当の失敗とは、失敗から何も学ばないことである」

中原 良太をフォローする

日経平均下落の真犯人

日曜日のオフ会を開いたんですが、そこで「今年は夏枯れ相場が来ないんじゃないか?」という見方をする方がいて、なるほどなーと思いました👀

その方によれば、「夏枯れ相場の原因は円高だから、円高にさえならなければ指数が下がることはないんじゃないか?」というものでした。

そこでちょっと調べてみると、確かに夏枯れ相場は「円高のインパクトも大きそうだな」と感じました。

YouTube動画ではグラフを描いて、日本株は「1月に下がり、2〜6月に上がり、7〜8月に下がり、9〜12月に上がる、というサイクルを繰り返してきた」と説明しています。

以下、Equity Clockから引っ張ってきたチャートです。

これは日経平均株価の季節性(Seasonality)をまとめたチャートで、大体説明通りのチャートになっていることがお分かりいただけるかと思います。

ただ、このチャートはおそらく「ドル建て」なので、僕らがイメージしているチャートとはちょっと違うかと思います。

だから合わせて「円」のチャートも見る必要があります。以下のチャートをご覧ください:

これは円の強さをまとめたグラフです。グラフが上がる時期が「円高」で、下がる時期が「円安」です。ざっとチャートをみると、7〜8月は、やけに円高傾向があることが読み取れます。

はっきりとした理由はよく分からんのですが、よく言われるのは「8月は円高=日本の投資家が保有する米国債の利子を受け取り、それを円に換える動きが強まるからでは」という説ですね。

実際には8月の受け取りに備えて、1ヶ月くらい前からドル売り・円買いが膨らみやすく、それが円高につながるんじゃないか、と思われます。

円高は輸出企業にとっては「売り信号」ですから、確かにありそうな話です。

一方、例年、夏枯れの時期はグロース市場が異様に弱く、グロース株はそこまで為替とは連動しないはずなので、こちらの方の下げは「なんでだろうな?」と、別の疑問が湧きますね。

また、仮に円高の原因が「米国債の利払い」なのであれば、利払いが止まるか、為替トレーダーによる相殺がない限りは夏枯れは無くならないはずなんで、「そう簡単には避けられないんじゃないかなー」とも思います。

夏枯れ相場の攻略法

夏枯れ相場の真犯人が円高だとすると、「じゃあ、円高メリットの大型株は夏枯れに強そうだ」とも取れますから、そういう銘柄にお金を避難させておくのも一手ですね。

例えば神戸物産(3038)あたりは夏枯れ相場でも株価が下がりにくい傾向がありますね。他にもニトリ(9843)も夏枯れに強いです。

ニトリは去年からめっちゃ下がっていますから、今が狙いどきかもしれませんね👀

他にも、当ブログで紹介した銘柄だと、G-7ホールディングス(7508)がありますね。

「オートバックス」や「業務スーパー」のフランチャイズが中核の会社です。

売上の半分が業務スーパーで、「めっちゃ守りに固そうな」会社と分かります。内需株なので、トランプ関税の影響もないですね。

G-7ホールディングスを夏枯れ相場(7〜8月)だけ買っていたら、こんな感じの成績でした:

めっちゃプラスですね。2ヶ月で平均+5%とか、強すぎる…。

7/7昼時点、同社株の予想PERは10.2倍で、予想ROEは17%と効率が良いです。指数と比べても安い。過去の水準から見てもお買い得だと思います。

ディフェンシブな株は適正株価も高いんで、手堅いビジネスをやっている割には、お買い得じゃないかと思います。

追伸

メルマガ登録よろしくね。 これからも有益な情報をお届けします。

コメント

タイトルとURLをコピーしました