アドバンテスト急落⚠️日経平均もやばい?

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個人投資家。元Yahoo!株価予想達人。
同サイトで25歳で「ベストパフォーマー賞」「通算最高勝率者賞」受賞。2006年ルービックキューブ日本大会準優勝。MENSA会員。座右の銘はヘンリー・フォードの「本当の失敗とは、失敗から何も学ばないことである」

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アドバンテスト急落⚠️

アドバンテスト(6857)が急落していました。

6857

アドバンテストといえば半導体試験装置の世界大手です。

半導体がきちんと動くかテストするための装置やシステムを売っている会社ですね。

AI半導体をはじめとして、半導体の回路は微細化が続いていて、構造も複雑になっているので、テストの需要も伸びているようです。

試験装置といえばレーザーテック(6920)も思い浮かびますが、こちらは年初来安値をゴリゴリ更新するほど絶不調でした。

6857-6920

株式市場の中に入っているお金の総量はあんまり動かない、という前提に立つと「レーザーテックを売って回収された資金がアドバンテストに流れたんじゃないか?」と推察できます。

レーザーテックも業績は好調ですが、空売りファンドから難癖を付けられていたこともあってか株価は低調です。

アドバンテストとの乖離はどんどん膨らんでいき、アドバンテストの予想PERが50倍近くなのに対し、レーザーテックの予想PERは20倍を割り込んでしまいました。

アメリカでもインテルが下がってエヌビディアが上がるなど、半導体株でも優劣がはっきりと分かれています。

運命の分岐点となるのが「AI半導体の業績貢献度」で、AI需要をガッチリ掴んでいる会社は好調な一方、違う分野の会社は株価が低調なんですよね。

アドバンテストに関しては「AI需要がすごいとはいえPER 50倍はやりすぎじゃないかなー」と思っています。

半導体株はシリコンサイクルの末期にはPER 10倍くらいまで下がったこともあるんで、ここまで上がってしまうと「手を出せないなあ」と感じます。

一方、レーザーテックに関してはPER 20倍で、これもまた「まだ下がる余地はあるだろうな」と思うものの、アドバンテストよりかは買いやすい水準だと思います。

12/17にアドバンテストが急落するとともに、レーザーテックは小幅ながら反発しました。そろそろ節税がらみの需給も終わりが近いかもしれません。

「バブルは年明けに弾ける」のは何度も見ていることでして、レーザーテックが2021年に急騰した時にも年明けから崩れました。アドバンテストもその二の舞になりそうで心配です。

アドバンテストに限らず、2024年に爆上げして過熱気味な銘柄はそろそろ下げ始めるかもなので気をつけたいところです。

第二次AIブーム到来か?

7月以降、低調だったフィラデルフィア半導体株指数(SOX)が、ついに抵抗線を上抜けしました。

SOX

ブロードコムの好決算からアゲアゲですが、AIブームの火付け役になりそうですね🔥

損益通算の影響からか日本の関連株は下火のものもありますが、日本の関連株は下火のものもありますが、クリスマスあたりから需給が逆転して強くなるんじゃないかなーと期待しています👀

半導体は「産業のコメ」と呼ばれていて、電気機器に欠かせない材料です。この材料が売れる、ということは、半導体を使っている会社も遅れて業績が良くなると考えられます。

だから、日経平均株価はSOXが上がると「連れ高」することが多いです。SOXの上昇は日本株が上がる前ぶれ。「福音」ということですね。

今回は「AIブーム」が火付け役なので、このブームに乗れているかどうかが要件だと思います。

関係ない会社にとっては「どこ吹く風」だと思うので、買うとしたらAIに一枚噛んでいる銘柄が良い気がします。

夏以降の反動下げで安い銘柄もたくさんあるので、狙い目のものがあったら買いたいですね。

日経平均株価の想定レンジ

何度か取り上げている「日経平均の想定レンジ」です。

日経平均株価はPER13〜17倍で推移しているので、その範囲を矢印でまとめています。

NI225-range

12/17の日経平均が39364円なので、上昇余地が2136円、下落余地が7864円くらいと見ています。

SOXが上がったことで日経平均も転換点を迎えていると思います。12/17はアドバンテスト影響で押し下げられましたが、地合い的には崩れにくいかと思います。

とはいえ、下落余地が大きいことを考えると、指数を買うというよりは個別株を狙う方が良い気がしています。

指数より割安で、業績も好調な個別株は結構あるんで、そういう銘柄に注目することで、年末ラリーを享受できる気がしています。

節税売りからの大反発狙い

クリスマスあたりで「節税売りの需給が反転するかも?」ということで、業績好調・株価割安な銘柄は安く買うチャンスかもしれません。

先日取り上げたレーザーテック(6920)やカゴメ(2811)、日本電子(6951)やヤマハ発動機(7272)は引き続き注目です。

合わせて注目しているのが、YouTubeのコメント欄でもいただいたのですが霞ヶ関キャピタル(3498)です。

3498

同社は去年からずっと注目している会社でして、不動産コンサルをやっている会社です。社長と井村さんの対談動画などもYouTubeにアップされてますから、みてみると面白いかと思います。

同社は物流倉庫やホテルなどを開発している会社でして、中原は「うまくトレンドに乗っかっている会社だなー」と感じています。

ちょくちょく公募増資をしているものの、同社の業績はうなぎ上りに伸びています。今期の経常利益は前期比+90.8%となる見通しで、バケモノですな。

こんだけ業績が伸びていると「なんか悪いことしてるんじゃないの?」と疑ってしまうくらいで、僕も「買えないうちに、株価が何倍にも上がってしまった」経緯があります。

このまま業績が伸びていくようなら株価も何倍にも上がる気がするので、宝くじ感覚でちょっとくらいは株を持っていても良いんじゃないかなーと監視しているところです👀

ちょうど12/17はアドバンテストの急落に対応するように大きく反発していましたので、そろそろ反発が始まるのかもしれませんねー。

追伸

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