From: 中原良太
自宅の書斎より、、、
大学生の頃、僕がずっと追いかけていたトレーダーがいました。彼はブロガーで、ブログで面白いクイズを出していました。
こんな問題です。あなたも、ぜひ挑戦してみてください。
モンティ・ホール問題をご存じでしょうか? これはゲームショー「Let’s Make a Deal」の司会者、モンティ・ホールにちなんで名付けられた有名な確率論の問題です。
あなたの前には閉じた3つのドアがあります。
1つのドアの後ろには景品の新車が、残りの2つのドアの後ろにはハズレのヤギが隠されています。
あなたが1つのドアを選択すると、司会のモンティが残りのドアのうちヤギがいるドアを1つ開け、ヤギを見せます。
ここであなたには、最初に選んだドアを変更するかどうかを選ぶ機会が与えられます。
さて、あなたならどうしますか?変更すべきか、それとも最初の選択をそのままにするべきか?
この答えを知ったとき、僕は「そんなバカな!」と思いました。ドアを変えようが変えまいが、期待値は同じ1/3だと思ったからです。僕は数学が得意ですが、それでも直感に反するため、間違えてしまったのです。
感覚的には正しいと思えることが、実は理詰めで考えると間違えていることがあります。この「ギャップ」を見つけることができる人は、株式投資でも成功することが多いです。
たとえば、すでに割高に見える株を見つけたときには、「もしかすると、割高に見えるだけで本当は割安なのかもしれない」と一度考えてみることが重要です。
逆に、すでに割安に見える株を見つけたときには、「もしかすると、割安に見えるだけで安かろう悪かろうなのかもしれない」と疑うことも必要です。
すべてを疑っていてはキリがありませんが、こうして見つけた「感覚と理屈のギャップ」が大儲けのタネになることは多々あります。
これまで僕は、感覚に頼りすぎて理屈を軽視し、何倍にも上がる株を何度も逃してきました。その経験から、今では感覚と理屈の両方をバランスよく考えるようにしています。
あなたは「高いから買えない」と思っていた株はありませんか? 一度でも、詳しく調べてみましたか? 調べる前から「どうせダメだ」と諦めてはいませんか?
僕の経験上、大きなチャンスはそういうところに埋まっていることが多いですよ。
– 中原良太
PS
クイズの正解は『ドアを変更する』です。
なぜなら、ドアを変更した場合には景品を当てる確率が2倍になるからです。具体的には、最初に選んだドアが当たりである確率は1/3、残りの2つのドアのうち1つが当たりである確率は2/3です。
モンティが1つのハズレを開けた後、残りのドアに当たりがある確率は2/3なので、変更することで当たりの確率が高まるのです。
PPS
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