日本株2日連続全面安⚠️
10/29、日本株は二日連続で全面安となりました⚠️

10/29は日経平均が1000円も上がったのに、プライム銘柄の8割以上が下落するという異例な1日でした。
10/29の値上がり銘柄数と値下がり銘柄数を見てみると、東証プライムで値上がりしたのは202銘柄しかないのに、値下がりしたのは1394銘柄もありました。ほぼ全て下がってますね💦

規模別指数(TOPIX LARGE70、MID400、SMALL500)を見比べてみると、相変わらず小型株の下げがキツイです。

株マップの株式トレンドマップをチェックしてみると、散々な結果でした。全てのファクターが日経平均に劣後しています。
日経平均だけ1088円高、一体なぜ?
つまり、10/29は日経平均だけが強かったです。一体なぜでしょう? 理由を調べてみるために、銘柄別の寄与度を見てみましょう。

寄与度ランキングを見てみると、なんとアドバンテスト(6857)1つだけで日経平均が1077円も押し上げられています。
アドバンテストは10/28に決算を発表していて、今期業績を上方修正していました。
半導体テスターの需要が旺盛なようで、同社の業績はうなぎ登りになっています。
1銘柄で指数がこんだけ歪むって、どういうことやねん!って感じですが、もはや日経平均は「AI指数」みたいになってしまっていますね。
なぜ、全面安なのか?
とはいえ、上がったのは日経平均だけで、それ以外は全面安でした。理由は昨日も書きましたが、多分「過熱感」と「リバランス」だと思います。
相場の過熱感
1つ目に思いつくのが、相場の過熱感です。

当ブログでは「日経平均株価の想定レンジは34000〜43000円だ!」と言っていますが、このレンジを突き抜けて青天井に上がっています。
「さすがに高すぎでは?」と思っている投資家も当然多いと思いますので、利益確定が始まると一気に来るかもしれませんね。
ただ、「高いな〜」というだけで相場が崩れることはなく、むしろ相場が好調な時って、需給が良いんで、急いで売る理由も特にないんですよね。
だから「高いだけ」じゃ説明がつかず、「追加の何か」があるんじゃないかなーと感じました。
月末のリバランス
そこでもう1つが、機関投資家による月末のリバランスの可能性です。あくまで「可能性」ですが、これが一番ありそうな気がしています。

さっきもチャートで見たように、足元で日本株はアゲアゲです。
相場がアゲアゲになればなるほど、月末には「機関投資家のリバランスで反動が来やすいんじゃないか?」という話ですね。
これは筆者もバックテストしたことがあって、「上がった月は下がりやすい」というのは興味がなくてあまり調べたことがないんですが、「下がった月の月末は強い」という傾向は見たことがあります。
機関投資家は機械的に上がりまくった資産クラスを売り、下がりまくった資産クラスを買う、というリバランスを定期的にしていますから、今回の下げはそれなんじゃないかなーと感じます。
昨日の動画でも話したように「時価総額が小さい株は板が薄く、機械的な売りで大きく下げやすい」ことが現れているような気がします。
リバランスは月末いっぱい続くかもなんで、今週いっぱいは「中小型株には厳しい地合い」が続くかもしれませんね💦

とはいえ、いつもグラフで説明しているように、配当収入が右肩上がりになっていく未来が見えてる投資先を選んで、分散投資していれば、まあ良い結果になるかと思います。
お祭り騒ぎで浮かれ過ぎず、しっかりデータを検証して、打ち手を考えていきたいですねー。
日経平均に天井の影?
ただ、個人的には「日経平均は天井が近いかもしれないな?」とも感じています。
その一番の理由が、これまで日経平均株価を牽引してきたアドバンテストとソフトバンクグループの「構成比率キャップ」です。
日経平均株価には「構成比率のキャップ(上限)」があります。上限は10%です。

これは、日経平均株価の構成比率のランキングです。見ればわかるように、今日の値上がりでアドバンテストやソフトバンクグループの構成比率が10%を上回りました。
これまでは構成比率が上がっても成り行きに任せてきましえたが、今後は、構成比率が上がるにつれて「リバランスの売り」が入りやすくなると考えられます。
今までと違って「上がると下がる」という逆張り圧力がかかるようになります。
だから、グイグイ相場を引っ張っていくというより、3歩進んで2歩下がるようになるんじゃないかなーなんて感じています👀
セクターローテーションが始まる?
アドバンテストやソフトバンクグループの株がリバランスで売られる、となると、代わりに別の株が買われることになります。
となると、需給要因としては「AI関連株が上がると、それ以外のセクターにもお金が流れてくる」というフローになりやすいかもしれませんね。
リバランスが原因なら「買い場」
なんにせよ、例年、10月末〜11月前半は
セクターローテーションが起きやすい時期です。
何せ、決算シーズンがありますからね。業績が良い株は上がり、悪い株は下がり、という基本に忠実な相場になりやすいと思いますんで、安くて良い株に注目するのが良いと思います。
今日は、ダイダン(1980)をピックアップします。

少し前から注目している会社なんですが、空調、電気、水道衛生工事に強い会社さんです。
「AIがホワイトカラーの仕事を奪う!」ってのはもう分かりきった話で、そんな中で、改めて注目を浴びると感じているのがブルーカラーの業種なんですよね。
うちの父もブルーカラーの仕事なんですが、我が父ながら「カッコいいな〜」と思って眺めています。
自分はバリバリのホワイトカラーでぬくぬくしていますが、やっぱ現場で叩き上げられた人はタフだし、何より「手に職」がついているので簡単にはAIでは代替できません。
「知識だけ」で食ってる人たちはすぐに取って替わられちゃうと思う一方、ブルーカラーは人手不足が続いていて、むしろ旺盛な需要に対して供給が足りないくらいなんで、ウハウハだと思います。
予想PERは16.4倍ですが、足元の業績進捗が絶好調なんですよね。11/7の決算で上ぶれるようなら、また高値を更新しにくるんじゃないかな〜と期待しています。
2025年に入ってから、株式市場が荒れていて心配ですね。
相場が荒れている時は立ち振る舞い方しだいでピンチもチャンスに変わります。
今後も面白い株がたくさん出てくると思います。また見つけたら共有しますねー。
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