バリュー投資家とグロース投資家の根本的な違い
先日、「なるほど!そういうことか!」となったことをメモ。
筆者はバリュー投資家なんですが、長らくブログを読んでいる方は「PERの呪い」にかかっていることはご存知かと思います。
これは「PERが高い株は怖くて買えない」という呪いなんですが、そのせいで、目先の利益に振り回されすぎていたんですよね。
そんな中、先日Xでこんな画像が流れてきました。
これはゴールドマンサックスのレポートが出所だそうですが、株式市場ごとに「どうして上がったのか?」の要因を分解しています。
内訳を見ると、グレーが配当、薄い水色がEPSの増加、濃い青がPERの上昇、といった分類なんですが、アメリカ株(S&P500)は「利益成長」が大部分を占めるのに対し、TOPIXは「PERの上昇」が大部分を占めていることが分かります。
つまり、株価が上がる要因は
- 配当(利益還元)
- 成長(利益成長)
- PERの変化(人気化)
という3つの要素によって分類できるわけです。
このうち、バリュー投資家が重視するのは「配当」で、グロース投資家が重視するのは「成長」で、それぞれ重みづけの違いですね。
トレーダーが上手なのは3つ目の「PERの変化」を狙った変化のことで、株の人気・不人気はファンダメンタルズ以上に上がり下がりするので、そこを狙うのがトレーダーです。
もちろん、投資とトレードは両立可能で、本当にうまい投資家は「還元を受け取りつつ、成長も両立し、しかも株価の上昇も狙う」という投資を行います。
今年、トランプショックの時にレーザーテックの株価がめちゃくちゃ安くなっていましたが、ああいう時に「人気で割安な株をしっかり買う」のが最強の投資ということですね。
(筆者は、あんなにわかりやすいチャンスを取り損ねた愚鈍な投資家なのですが・・・)
最近、やっとグロース投資家の視点もわかるようになってきて、「ああ!なるほどね!」と理解できるようになってきました。
グロース投資家って、成功している人がそこまで多くない、というか、成功する人とそうでない人の差が激しい気がしていて敬遠していたんですが、視点がわかってスッキリしました。
来年以降はグロース株をしっかり買っていこうと思っていて、その筆頭となる候補がMonotaROやジャパンエレベーターサービスですね。
これらの銘柄は「GARP(Growth at Reasonable Price)」な気がしているので、近いうちにポートフォリオに組み入れる予定です。
レーザーテックとかも組み入れたいんですが、レーザーテックは半導体ブームが行きすぎている気もするので、しばらく保留するつもりです(監視は続けるつもりです!)
追伸
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