米国株の見通しは?
年末年始に、メルマガ読者の方より
米国の相場観の理解をしたい
米国株、ナスダックの動向等見解お聞かせ願えれば有難いのですが。
といったお声を頂きました。
ちょっと遅れてしまいましたが、中原が考えていることを取り止めもなく書いていきます。
米国株は高過ぎるから買えない?
かねてより中原は「米国株は高過ぎるから買えない!」と文句をブーブーいっているのですが、意に反してアメリカ株は上昇し続けています。
さいきん、やっとその理由が分かってきて、「少しくらいなら買ってみても良いかな」という気持ちに傾いてきています。
要するに「質」と「値段」を天秤で比べる必要があるわけで、日本株は「中くらいの質」で「中くらいの値付け」なんですが、米国株は「高い質」で「高い値付け」なんですよね。
経営戦略については米国企業の方が一歩リードしていますから、短期的な利回りで言えば日本株の方が良いなーと思いつつも、長期的な利回りはたぶん米国株の方が高いんだろうなーと感じています。
足元のAIブームに関しては「いささかやり過ぎではないかな?」とヒヤヒヤしているのと同時に、儲かる会社が米国企業からアジア企業へとシフトしていると感じます。
誰だったかが「生成AIは製造業」といっていたのですが、これ、名言だと思っています。
これまで世の中のニーズは「ハード=ソフト」の均衡状態だったんですよね。
ハードが良くなると、ソフトでできることが増えて、ソフトのニーズも高まる。そのうちにソフトが要求するハード性能が高まってハードも売れる、みたいな循環・均衡がありました。
ところが生成AIが出てきてからはスケーリング則(良いハードをたくさん用意して時間をかけるほど良いAIが作れる)が登場し、ニーズの均衡が崩れて「ハード>>>>>ソフト」という歪んだ状況になりました。
だからビッグテックは大金叩いてハードに投資をしていて、AI半導体はいくら作っても足りず、DRAMが枯渇し、いよいよ電力も足りないという話になっているわけです。
そろそろAIの性能は「人の目には分かりにくくなってくる」と感じている一方、ハードの要求は相変わらず根強いので、しばらくボトルネックを担う韓国・台湾・日本企業にとっては強い追い風が吹くと思います。
いつもブログで書いていますが「不足=チャンス」で、お金が儲かるのは、いつも希少なものを売っている人です。いま足りていないのはAI開発に使われるハードで、そのハードを作れる人たちがボロ儲けしている訳です。
「不足=チャンス」とはいっても、足りないものは時間と共にいろんな場所へと移っていきます。電力が足りなくなったら電力設備に大金が移るでしょうし、AIエンジニアが足りないならエンジニアは超高給取りになるでしょう。
そう考えると、いま妙味があるのは「アジアの製造業」の方で、TSMCとかSK Hynixとか、あるいは彼らにとって不可欠な機械や素材を作っているサプライヤーということになります。
一方、アメリカ企業が巨額の設備投資をしているのは、到底日本企業には真似できませんから、彼らが本格的にAGI(人間の仕事を全て肩代わりできる汎用人工知能)を開発したら、パワーバランスも変わるでしょう。
すでに足元で起きていることとしては「知識労働はAIがやってくれるから人間にしかできない肉体労働(ブルーカラー)の給与が上がっている」という現象で、これから日本でもこの傾向は強まると思います。
特に「現場の知識が必要」な分野、長年の知識や経験を必要とする「現場力」が問われるような分野は、しばらく根強い需要があるんじゃないかと思います。
で、結局アメリカ株はどうなの?
だいぶ話が膨らんでしまいました💦
で、結局アメリカ株はどうなの?って話なんですが、彼らは戦略となると超手強いので、「長い目で見れば買い」だと思います。
ただ、そもそも論としてAI開発競争や米中貿易摩擦など、こういう大きな争い事は経済にとってはマイナスで、争いの外側にいる人の方が短期的には恩恵が大きいと思います。
アメリカと中国の仲が悪くなると日本が儲かる、みたいな「漁夫の利」があると思っていて、日本株も米国株もタイムラインに違いはあれどどちらも強気目線で見ています。
短期的には日本株、中長期的には米国株。どうせなら短期でも長期でも儲けたいので、僕は「安くて良い個別株」を探して手広く投資しているところです〜。
米国株で持っているのはスナップオンだけですが、他にも、気になる銘柄はたくさんあるので、そのうち買うと思います。
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