日経平均735円高🔥なぜ？
昨晩、フィラデルフィア半導体株指数（SOX）が急反発。日本株も連れ高し、日経平均株価は3万9000円台を回復しました。
半導体規制が思ったほど厳しくなかったことで資金が流入したという報道もありますが、SOXが上昇トレンド回復できるかが注目どころですね。上に抜ければ年末ラリーで年内は強そう👀
日本株上昇の背景にはGPIF効果もあるかも。
厚生労働省は2日、GPIFを通じて運用する資産の利回り目標を現在よりも0.2%引き上げる方針を明らかにしました。
ちなみに、元々の運用目標は1.7%で、それが1.9%になりました。
「日本株買うんじゃね？」と思惑が広がった様子。
とはいえ、この思惑は無理筋な気がしています😅
GPIFは「日本株25%」「外国株25%」「日本債25%」「外国債25%」で運用していますが、それで1.7%の利回りですね。
国債利回りはほぼ0%、外国債は1%、日本株の益回りが6%、米国株の益回りが5%、という感じで計算すると、まあ2〜3%くらいになるんじゃないかなーと思います。
元々も運用目標がかなり保守的なことに加えて、インフレ定着で金利が上がりそうなこと、日本企業の経営効率が改善されてきたことなど諸々踏まえると、まあ「資産配分を買えなくても達成できそうな目標だなあ」と思います。
つまり、株式なんぞ買わなくても運用目標は達成できるでしょうよ、と思うからです。
ありうる線としては、いささか過熱気味な米国株のウェートを落として、浮いたお金を日本株へシフトする、というのはありそうです。
年末ラリーいつ来る？
久しぶりに日経平均が強かったので、Xでは「年末ラリー」がトピックになっていました。
年末ラリーというのは、年末に株価が上がりやすい、という経験則のことで、多分これは米国大統領選挙が11月に終わるから、というのと、節税を意識した特殊な需給が生じるのが原因だと思われます。
大統領選挙も終わったし、今年の相場は大型株が絶好調だったので、大型株を中心とした「利食い渋り（利益確定すると税金も確定するため）」が広がり、株価が上昇がさらなる株価上昇に繋がると考えられます。
個人的に「アリそうだなー」と思うのが、日銀会合が終わってからのラリーです。
今年は「日銀が利上げするかも？」という思惑で相場が振り回されているので、ここのあたりがはっきりしてから株を買いたい人が多い気がするんですよね。
次の日銀会合は12/18〜19ですが、これが終わったあたりから、株高になるかもなーと思います。
ちなみに、12/20あたりから年末にかけての時期は「掉尾（とうび）の一振」とも呼ばれていますね。
掉尾（とうび）というのは「最後に勢いづく」ことで、日本株が特に上がりやすい時期として知られています。
試しにTOPIXのETF（1306）についてバックテストしてみたところ、過去23年で「18勝5敗」でした。勝率は78.36%で、確かに強い時期といえますね。
日経平均株価の想定レンジ
何度か取り上げている「日経平均の想定レンジ」です。
日経平均株価はPER13〜17倍で推移しているので、その範囲を矢印でまとめています。
12/3の日経平均が39248円なので、上昇余地が2252円、下落余地が7748円くらいと見ています。
下落余地が大きいことを考えると、ポートフォリオは「守りに固い銘柄」の比率を高めておくと良い気がします。
年末ラリーに一儲けするには？
年末ラリーで一儲けするには何ができるかなーと考えてみたのですが、個人的には、日銀会合が終わって不確定要素が晴れたタイミングで、節税の需給をサーフィンするようにトレードすると面白そうだと思いました。
具体的には「クリスマスまでは上昇トレンドの割安株を買って」「クリスマス以降は下落トレンドの割安株を買う」みたいなやり方ですね。
節税がらみの需給はクリスマスを境に逆転しがちなので、それを狙っての作戦です。
完全にチャートだけで選ぶとしたら、日銀会合が明けた直後は上昇トレンドの大和ハウス（1925）みたいな会社が気になります。
一方、クリスマスあたりになってからは、ヤマハ発動機（7272）みたいな、冴えない感じのチャートの銘柄が気になります。
うまく立ち回って、小遣い稼ぎできないかなあ。。。
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