From: 中原良太
自宅の書斎より、、、
こないだ「やっぱり日本株は強いと思う理由」でも書いたとおり、僕は日本株はまだまだ上がると思っています。
ただ、足元では「夏枯れ相場(7〜8月は株価が下がりやすい)」とか「半導体規制」とかで相場が下がっているんで、生成AIバブルもそろそろ終わりか?みたいな話をする人も増えてきましたね。
ずーっと株をやってると分かるんですが、この手の悲観論って、株価が下がってから出てくるんですよね。株価がイケイケで上がっているときには全然目立たないんですけど、下がってから目立ち始める。
含み損でシンドい思いをしている人に対して、死体蹴りしてくるんです。
最悪の場合、どこまで崩れる?
もちろん「いやいや、まだ下がると思う」という方もいるし、弱気な見方も分かります。特に今年に入ってからは、AI関連の株がバカみたいに上がってたんで、割高になっているものもあると思います。
日経平均株価もだいたい半導体株に連れ高していただけなんで、半導体市況が弱いうちは反発しないと思います。では、万が一、2022年みたいに半導体株が崩れたらどれくらいまで下がるでしょう?
ためしにバックテストしてみたところ、フィラデルフィア半導体株指数は、だいたい「3年移動平均線」まで株価が下がると底打ちする傾向があります。
仮にここが「大底」だとすると、半導体株指数は3600ドルくらいまで下がる余地がありそうですね。いまが4900ドルくらいなんで、あと25〜30%くらいの下落余地という感じでしょうか。
ここまで半導体株が下がると阿鼻叫喚の地獄絵図になりそうですが、ない話ではありません。実際、足元では先端半導体以外の市況はビミョーで、在庫調整で業績が悪いところもけっこうあります。ルネサスなんかが、業績ビミョーでしたよね。
大丈夫、中長期ではそのうち上がる
よっぽど割高な株や経営がズタボロな会社は別として、それなりの株を買っておけば中長期ではそのうち上がると思っています。
とくに半導体株ですが、いままでのシリコンサイクルと比べるとAI開発競争の影響で「サイクルの性質がけっこう違う」気がしています。従来ならすぐに息切れしてしまう半導体株も、今回は割と長く好業績が続くんじゃないかなあ。(ただし、AIが関連する先端品に限りますが)
足元では半導体規制に関する不安材料も消えました。7月半ばからの下げ相場はこのニュースも大きかったと思うんで、反動で高くなる線もありそう。(僕は規制自体は大したことないと思っていたのですが、市場はけっこうオーバーに受け止めるんだなーと思っていました)
短期間で大儲けしたい人にとってはキツイ相場ですが、半導体産業が伸びていくこと自体はほぼ間違いないと思うんで、中長期でまったり持っていれば儲かると思います。
日経平均も半導体が良ければ伸びるんで、中長期では「大丈夫だよ、そのうち上がるから」くらいに気楽に考えておけば、問題ないんじゃないかなー。
– 中原良太
PS
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