日経先物が下落中⚠️夏枯れ最悪期?

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個人投資家。元Yahoo!株価予想達人。
同サイトで25歳で「ベストパフォーマー賞」「通算最高勝率者賞」受賞。2006年ルービックキューブ日本大会準優勝。MENSA会員。座右の銘はヘンリー・フォードの「本当の失敗とは、失敗から何も学ばないことである」

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日経先物が下落中⚠️

8/1、日経平均株価は前日比-270円となりました。

下がった原因は東京エレクトロン(8035)でした。

昨日のブログでも書きましたが、東京エレクトロンが下方修正を発表し、一時ストップ安になるほど売られていました。

東京エレクトロンは日経平均株価への組み入れ比率も大きく、この下げだけで500円近く日経平均を押し下げました。

言い換えると「東京エレクトロンがなければ日経平均株価はプラスだった」ということで、たった1銘柄に振り回されてしまう日経平均って、指数としてどうなん?とも思いますね😂

東京エレクトロンに巻き込まれて売られた半導体株もいくつかあって、レーザーテックも6%近く下がっていました。

ディスコは決算が微妙だったからわかるんですが、アドバンテストは決算が良くても売られてます。

日経先物も下落していますね:

東京エレクトロンの今後

それにしても、東京エレクトロンの下げは凄かったですね。

見事にチャートが崩れて、26週移動平均を割り込みました。

この感じだと需給は最悪なので、しばらく低空飛行が続きそうです。

もうちょい安くなる気もするので僕は買わずに様子見しています。

昨日のブログでも

「サイクルで売れない」という話は企業価値にとっては痛くも痒くもなくてですね。むしろ待ってりゃ売れるわけなんで全く問題ないと思っています。

東京エレクトロンの下方修正についても、「ライバルが出てきた!やばい!」みたいな話とは思っておらず、単にサイクルが今じゃない、というだけならば、「下がったら買い」が正解じゃないかと思います。

と書きましたが、長い目で見れば伸びるだろうな〜とも思います。

個人的には、信用組が悲鳴を上げながら投げ売るタイミングが来たら、とても良い買い時だと思うので、拾うならそこが良いな〜。

あとは、半導体株については「微細化」よりも「集積化」にウェートが移ってきているので、この流れにうまく乗れている銘柄を選ばないと、買い時を間違えそうだなーと思います。

「微細化」というのは、3ナノとか、2ナノとか、どんどん細かくしていくことです。

「集積化」というのは、平面でチップを並べていたのを、三次元で積み重ねたりすることす。

両方とも進んでいくでしょうが、現状だと「集積化」の方が優先されているんですよね。

決算速報

一方、決算を見てみると、「中身はそんなに悪くないな〜」と感じています。

日本全体の景気はビミョーかもしれませんが、上場企業の景気はそんなに悪くなさそう。

画像はIR BANKのスクショです。「上方修正」や「増益」という開示が多く、「下方修正」や「減益」という開示が少ないです。

2026年3月期はトータルで「減益」という予想だったと思いますが、そんなに悪くないじゃん、という感想。

まあ、日本企業は業績予想を過度に保守的に出す傾向があるんで、「いつものやつねw」という感じですが😂

どんどん物価は上がるし、インフレ耐性の強い資産を持って対策しておかないと大変なことになると思います。

うちも持ち株の1つが今日決算だったんですが「内容は良い!でも見栄えが悪い!」という感じで、株価は下がりそうです😭

どうせならサプライズでドカーン!と上がってくれたらスカッと気持ち良いんですけどね。なかなかうまく行きません。

こないだ元・機関投資家さんとも雑談しましたが、「今回の決算、めっちゃ良くても売られてるよねw」という話で盛り上がりました。

多分、センチメントがだいぶ上に行っているので、良い決算でも「出尽くしで売り」と捉えられちゃってるんだと思います。

日銀政策と口先介入

7/31、日本銀行は政策金利を据え置く、と発表しています。

まあ、日本銀行があれだけ金融緩和をやっていれば、そりゃ景気も落ち込まないですよね。

実質金利は大幅にマイナスで、円安も止まりません。円安は株高材料ですし、インフレにもなりますね。

ドル円はついに1ドル=150円以上の円安になり、早速、口先介入も始まってきました。

加藤さんは「投機的な動向も含め、為替市場の動向を憂慮しているというのが今の認識」と述べたそうですが、その認識はちょっと違う気もしています。

金融政策には負のフィードバックが働くんで、

  • 金融緩和やりすぎ
  • インフレ爆発
  • やばいから引き締め
  • 景気が冷える

みたいな動きにはなると思います。

賃金インフレが定着していないのがネックなんでしょうが、そりゃクビにしにくいし賃金あげたくない、という感じでしょうかね。

投資家としては「別に金融緩和されても痛くも痒くもないから良いんだけど」というのが正直なところです。

一方、このままインフレを放置していては、どんどん自民党の支持率が下がっていって、訳わからん政党が出てきたり、未来を破壊しかねない気がしていて、それが心配です。

夏枯れ相場が続く

例年、7月末から8月半ばにかけては夏枯れ相場の「ピーク」だと思います。

これは、1年間52週間のうち、第31週初〜33週初にTOPIXを買った場合のバックテスト結果です。大体7月末〜8月半ばに当たります。

あと1週間は厳しい地合いが続くと思うので、引き続き、下げに警戒しておきたいところです。

日経平均の想定レンジ

ここ10年ほど、日経平均の予想PERは13〜17倍のレンジで推移しています。

また、EPSは時間と共に少しずつ上がっていて、過去10年間ではCAGR 8.5%です。

(1)PERのレンジと(2)EPSの成長ペースが今後も維持されるとすると、今後の株価は次のグラフのように推移すると期待できます。

2025年8月時点の筆者の想定レンジは33000〜42000円です。

8/1時点、日経終値は40799円です。ちょうど想定レンジの「だいぶ上」くらいです。

足元の決算を見る限り、思ったよりも決算は悪くないな、と感じます。だからガラガラ崩れて暴落!みたいな展開は考えにくいですが、夏枯れ相場には警戒中です。

AI関連株は資金が抜けてきていますが、「良い仕込みどきだな〜」と思って眺めています。引き続き、「AIは買い、AI以外は様子見」というスタンスです。

いま気になる株

前に作った、「中原指数」が絶好調です。

設定来、TOPIXの上昇率は4.3%ですが、中原指数のリターンは+8.7%です。めちゃくちゃ調子が良いですね。

組み入れ銘柄は以下の通り:

何度も「トラック運転手が足りないからハマキョウレックス良いと思うぞ!」「建設業も人手不足だから明豊良いと思うぞ!」と書いてきましたが、やはり株価も絶好調ですね。

僕はあまり気にしたことないですが、建設株は今セクターローテーションでお金入ってきてますね。

今日の注目銘柄は明豊ファシリティワークス(1717)です。当ブログでは2月から同社株を取り上げていますが、絶好調ですね。

今週は結構下がっているので、押し目買いのチャンスだと思います。

同社は事務所や工場、学校などを建てたり、移動したりするのを支援するコンストラクションマネジメント会社です。

建設業界は人手不足が深刻で、予算以内に建物を建てられなかったり、スケジュール通りの終わらなかったり、大変です。

そんな中、工場を稼働させながら移転する!みたいな、めちゃくちゃ複雑な引越しなどもがっつりサポートしてくれる会社です。今まさに必要な会社なので、まだまだ伸びると期待しています。

8/1時点の予想PERは13倍で、過去のPERの推移から見ると「ちょっと高いな」と思います。

とはいえ、良い会社だと思うし、建設業界の人手不足はこれからも続くはずなんで、業績はグイグイ伸びてくだろうな、と思っています。

前にざっくり計算した1株価値は「1351円」でした。それと比べると、まだまだ安いと思います。

2025年に入ってから、株式市場が荒れていて心配ですね。

相場が荒れている時は立ち振る舞い方しだいでピンチもチャンスに変わります。

今後も面白い株がたくさん出てくると思います。また見つけたら共有しますねー。

追伸

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