日経平均が急失速⚠️
5/27は米国株も盛況で、5/28の日経平均は寄り付きまで強かったですね。しかし、ザラ場で急失速してマイナス着地となりました:

急失速した原因は、おそらく40年物国債の入札がビミョーだったからです。
昨日のブログでも
根本的な話として「財政が健全になりました!」という話ではなく、「お金の借り方を変えようかな」って話をしてるだけなんで、そこまでインパクトの大きな話でもない気がします。
と書きましたが、早速コケてますね💦
日本国債の30年金利もちょっと反発しています:

金利は株式市場にとっては「重力」のようなもので、金利が高いと株価を押し下げる力が働きます。
なぜかというと、金利が高いと国債利回りや預金金利などが上がり「リスクを取らなくても受け取れる収入」が増えるからです。
それこそ、銀行にお金を預けておけば4%とかの利息が受け取れるなら、わざわざ配当利回り4%の株を買うのはちょっとなーみたいな話になるわけです。
2025年に入ってから金利が上がっていたので、株価を押し下げる要因になるんじゃないかなーと心配していました。
国債の発行額が膨らんでいるのは社会構造の問題でもあるんで、「お金の借り方変えます!」みたいな表面的なことでどうにかなるわけでもなく、浮かれすぎは禁物ですね👀
日産役員の退職金
日産自動車の内田誠前社長を含む4人の退任執行役員が、2025年3月末の退任に伴い、合計6億4600万円の退任報酬を受け取ったそう。
ちなみに、内田誠前社長の任期は2019年12月1日から2025年3月31日までで、2019年以降は、上場企業としての最低限求められている資本効率(ROE8%)も達成していません。

「ROE 8%」は2014年に公開された伊藤レポートが有名ですが、上場企業ならこの目安は知っているでしょうし、知っていてこれなら、さぞ杜撰な経営だったんだと思います。
日産といえば2025年3月期に巨額赤字を出してますが、それにも関わらずこんだけ退職金を受け取るのは、株主も納得しない気がします。
「日本は優秀な従業員が多いが、優秀な経営者が少ない」と嘆く方もいますが、こういう放漫経営のところにはハゲタカファンドでも入らない限り投資したくならないですね💦
想定レンジ
ここ10年ほど、日経平均の予想PERは13〜17倍のレンジで推移しています。
また、EPSは時間と共に少しずつ上がっていて、過去10年間ではCAGR 8.5%です。
(1)PERのレンジと(2)EPSの成長ペースが今後も維持されるとすると、今後の株価は次のグラフのように推移すると期待できます。

2025年5月時点の筆者の想定レンジは32500〜42500円です。
5/28時点、日経平均株価の終値は37722円です。ちょうど想定レンジの「真ん中」くらいまで戻ってきました。
値付けだけを考えるなら、中途半端な状況だったら、ディフェンシブな割安株や、シクリカルな割安株を、バランスよくホールドするのが良いかと思います👀
いま注目している株
今日取り上げるのは東テク(9960)です。

同社は1955年創業の空調機器および関連機器の専門商社であり、空調業界の草分け的存在として業界をリードしてきました。
空調分野では業務用空調国内シェアトップのダイキン工業のNo.1代理店であり、計装分野ではアズビル(空調自動制御国内トップ)の特約店として、多様なメーカーの製品を幅広く扱っています。
予想PERは11.0倍、今期の予想ROEは17.48%で、資金効率も良いし、株価水準も割安感があります。
2025年に入ってから、株式市場が荒れていて心配ですね。
相場が荒れている時は立ち振る舞い方しだいでピンチもチャンスに変わります。
今後も面白い株がたくさん出てくると思います。また見つけたら共有しますねー。
追伸
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