日経急騰・・・これダマシ上げじゃないの?

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個人投資家。元Yahoo!株価予想達人。
同サイトで25歳で「ベストパフォーマー賞」「通算最高勝率者賞」受賞。2006年ルービックキューブ日本大会準優勝。MENSA会員。座右の銘はヘンリー・フォードの「本当の失敗とは、失敗から何も学ばないことである」

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日経平均、2675円高🔥

4/1、日経平均は前日比2675円プラスで着地しました:

日本株に先行するフィラデルフィア半導体株指数(SOX)も急激に戻しており、26州移動平均を回復しました。

まだ完全にはトレンドが崩れてないですが、ちょっと押せば崩れてしまいそうな危うさもありますね💦

日経平均の需給

日経平均が急反発したおかげで、だいぶ需給が改善してきました:

これは日経平均先物の週足チャートです。去年9月以降の価格帯別出来高をみると、50000〜54000に分厚い出来高があります。

つまりここで取引をした人が多いということで、この分厚いレンジを下に抜けると「みんな含み損」になり、売りが売りを呼ぶ下落に繋がりやすくなります。

日経平均は26週平均を割れるとガラガラ崩れやすくなるんですが、首の皮一枚でつながり、なんとか反発できましたね。

分厚い含み益バリア

年初来リターンを見てみると、日経平均はまだ+6〜7%の含み益に守られています。

指数は配当落ちした後のものなので、7%くらいのプラスですね。

含み益は相場を崩れにくくするバリアのような効果がありますから、需給的だけを見れば「ひとまず安心」といった感じでしょうか。

一気に警戒を解く恐怖指数

昨日のブログでは「日経平均の恐怖指数(日経VI)が48になっており、これは1日あたり3%の上下を見込む高すぎる数字だ」なんて話をしました。

するとちょうどトランプ大統領が「これを続ける理由はない」「われわれは撤退する」と言い出し、市場は一気に巻き戻りました。

日経VIも急激に下がっています。

今度は逆に、「ちょっと警戒心がなさすぎじゃないか?」と心配になったのですが、16の法則で計算してみると、妥当な水準にも見えます。

26.43/16=1.65%で、目先1ヶ月で1日あたり1.65%程度の上下を織り込んでいる水準ですね。

つまり日経平均株価が毎日800円くらい上下するイメージで、相場も荒れ気味だし、まあこれくらいの上下ならありそうだよなと感じます。

4/2 日本時間10時にスピーチ

トランプ大統領は4/2の日本時間10時にスピーチをするそうです。

「私たちは勝利した!」みたいな勝利宣言でもするのかなーと思っているのですが、どうなんでしょうね。

イスラエル軍も「イランに対する大規模攻撃完了」と表明しており、これから中東情勢が落ち着くと良いのですが…。

想定レンジ

ここで日経平均株価の月足チャートを見てみましょう:

ここ10年ほど、日経平均の予想PERは13〜17倍のレンジで推移しています。

需給的には「ひとまず安心」ですが、バリュエーション的には、だいぶ高いところにあります。

過去10年間のレンジをそのまま当てはめるとしたら、現在の想定レンジは36000〜46000円くらいでしょうか。

ちなみに、昨日の動画に

過去のPER13〜17倍はデフレの時ですよね😊
インフレになった今はPER16〜20倍程度では😊

というコメントを頂きました。

確かにインフレ率が上がれば業績成長も早くなるんですが、PERの高止まりを説明するには実質金利が低くならないといけないんですよね。

しかし、現実にはインフレになったら金利も後追いで上がってくるはずで、であれば適正PERは変わらないはずなんですよねー。

適正水準が上がってくるとしたらROICと参入障壁の向上で、企業の質が上がってきていれば頷ける話ではあります。

日経平均の構成銘柄も年々変わっていて、半導体装置のようなグロースセクターの「ニッチトップ」も増えてきているので、その影響も大きいと思います👀

イラン情勢もまだ分かりません。

ホルムズ海峡はまだ封鎖されているようですし、ナフサが足りなくなれば日本の製造業が麻痺するかもしれません。

4/1の上げは「単なるダマシ上げでは?」「ショートカバーでは?」と見るむきもあります。僕もそんな気がしていて、空売りが巻き戻された、リスクヘッジが解かれた感じかと。

ショートが軽くなるということは、次に不安材料が出てきたらもう一段深く掘るリスクがあるということでもあるので、まだ楽観は禁物な気がします。

いま注目している株

個人的には「ケミカルや製造業はさわりにくいなあ」と感じています。

ナフサが足りない。ナフサがないからエチレンが作れない。ポリエチレンも、ペットボトルも、プラスチックも・・・と影響が広がりそうで…。

今回の件で競争優位が広がるところとしては、アメリカの石油化学セクターだと思うんですよね。

アメリカはエタンクラッカーが中心のようで、日本のようにナフサが足りなくても影響が小さいみたいなんですよね。

日本はナフサが足りないことで設備が止まってしまったり、供給網が混乱するリスクがありますが、そこで混乱に乗じて顧客を奪いにくるかもと。Dowとか。

あとは、インパクトが薄そうなセクターとしては、サービス業がありますね。サプライチェーンのどこにも化学製品が入ってこないようなところが理想です。

ICT支援系の会社とか、中古品販売、レンタル系の業者はナフサの影響はあんまりない気がするし、安くなっているものを拾っても良いんじゃないかと感じます。

あと、「保守点検」サービスは良さそうだなーと感じていて、エレベータの保守をやっているエレコミ(353A)とか。

エレベーターは「メーカーが機械を作って保守点検する」というワンストップ形式が基本だったんですが、プリンターのように「機械を売ってアフターサービスで儲ける」みたいなビジネスモデルだったので、サードパーティでアフターサービスだけやる会社の方が安いし儲かるし、ということで分離が進んでいるんですよね。

ある程度規模が大きくなってくると、保守点検ルートの密度も高くなり、規模の経済が働き、コスト優位性がバツグンになるので、一度、顧客を囲い込むと、同業他社が入り込めなくなる優位性があると感じています。

あとは物件定期巡回サービスのパパネッツとか。

ただ、どちらも流動性がめちゃくちゃ低いので、株を買おうと思うと動いちゃうんですよね。売りたくても売れないし。

「これは完全無欠だ!」みたいな銘柄なんてないので、良いところ悪いところを両方眺めながら、自分のポートフォリオにフィットする銘柄を見つけたいですね〜👀

2026年に入ってから、株式市場が荒れていて心配ですね。

相場が荒れている時は立ち振る舞い方しだいでピンチもチャンスに変わります。

今後も面白い株がたくさん出てくると思います。また見つけたら共有しますねー。

追伸

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