【注意】日経371円安⚠️危険信号が点灯

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個人投資家。元Yahoo!株価予想達人。
同サイトで25歳で「ベストパフォーマー賞」「通算最高勝率者賞」受賞。2006年ルービックキューブ日本大会準優勝。MENSA会員。座右の銘はヘンリー・フォードの「本当の失敗とは、失敗から何も学ばないことである」

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日経平均、371円安⚠️

9/3、日経平均は前日比371円安となりました。

ここ数日は、「なんとなく嫌な雰囲気だな〜」と感じながら相場を眺めていました。

いくつか、足元の目立ったニュースを振り返っていきましょう。

まずは、石破首相の進退についてです。

自民党の森山幹事長、小野寺五典政調会長、鈴木俊一総務会長、木原誠二選挙対策委員長が辞意を伝えたそうです。

それでも石破さんは辞める気はないようで、なんというか、ただ地位にすがっているだけに見えますが、どうなんでしょうね💦 辞めたら株価が上がる気もしますが、どうだろう👀

あとはトランプ大統領の演説が3日未明にありましたね。

ピザ・インデックスが発動したことでSNSは沸いており、昨日の夜とか、けっこうビクビクして増田。日経平均先物が500円近く下がっていたので。

ただ、フタを開けてみると「宇宙軍司令部をアラバマ州に移す」という話だったようで、あまりに日本株には影響なさそうでした。

今日の昼頃には植田日銀総裁が石破さんと会合していますね。

為替も円安になってきており「そろそろ口先介入やら利上げがくるか?」と心配です。こちらも今のところ、大きな動きはありませんが、引き続き注意ですね。

足元では、債券版の恐怖指数のMOVEが急上昇していました:

足元では、債券市場がちょっと荒れているんですよね。GDP成長率よりも超長期金利が高い気がしていて、これって持続可能なんかな…?

純金急騰、危険信号⚠️

純金ETFが急騰していて、経験的には危険信号です⚠️

これはトランプショックの直前にも点灯していた売り信号です。日銀ショックの前にも純金が急騰して、この売り信号が点灯していましたね。

最近は連続して外れていますが、当たると結構インパクトの大きなシグナルなので、念のため注目しています👀

東京エレクトロンの見通し

先日、リスナーより以下の質問が届きました:

以前のレーザテックの記事は興味深く読ませて頂きました。東京エレクトロンの株価が下がっていて興味津々なんですが、同社について中原さんの見立てをお聞かせ頂きますと有り難いです。ちなみにNISAでの買付は長期保有目的の高配当株が狙い目でしょうか。

正直、僕は東京エレクトロンのことは追いかけられていません。ザ・素人!なんですが、個人投資家としての認識をざっくりコメントします。

足元の業績については、7/31に下方修正を出しましたね。多分、同業のラムリサーチとの競争に競り負けたんじゃないかなーと思っていて、ここのところは心配しています。

それと、TSMCの機密情報流出に同社の子会社が関わっていた可能性が報じられています。

この2つが重なっているので、今後「東京エレクトロン外し」みたいなことが起きないかな〜と心配しています。

まとめると、「競争力のある会社なんだろうけど、足元の業績が悪いのと、TSMCの機密情報流出の件もあって、別にいま買う必要はないかなー」と感じています。

最後に、

ちなみにNISAでの買付は長期保有目的の高配当株が狙い目でしょうか。

NISAについては「高配当株も良いけれど、筆者はむしろ配当利回りの低い優良成長企業の方が好みだな〜」という感じですね。

配当があると安心しますが、成長性が高い会社の場合は配当を出してもらうよりも再投資してもらった方が受け取れるものが増えるはずなので、そっちの方が嬉しいですw

ビットコインはまだ弱い

8月中ばから、ビットコインは弱いままです:

ここ数日でちょっとだけ反発していますが、まだ25日平均を超えていません。ここを上回るまでは、しばらく警戒するつもりです。

前にも書きましたが、ビットコインって、4年周期でピークつけてるんですよね。ちょうど今が高いところなので、気味がわるいです💦

ビットコインはカネ余りの温度計みたいなもので、「金融相場が崩れるとしたらビットコインが最初で、その時は日経も崩れると思う」と僕は考えています。

金融相場では、日経平均よりビットコインの方が先に天井を打って、下落トレンドに入って、先に崩れる、みたいな動きになるケースがよくあるんですよね。

日経下落トレンド、嫌な雰囲気⚠️

先週の木曜日(8/28)のブログでは、

日本株はちょっとトレンドが怪しくなってきました。

と書きましたが、まだまだいや〜な雰囲気です。

日経平均株価は25日平均をちょっとだけ上回っている間は底が固いんですが、ここを下回ってくると急に弱くなってくるんですよね。

目安としては、25日平均から「+2%〜7%」が適温相場で、そこから崩れて「-3%〜+2%」となると急に弱くなる傾向があります。

上のグラフが、日経平均株価の25日平均乖離率が+2%〜7%の時のバックテスト結果です。(バックテスト期間は1990年以降)

上のグラフが、日経平均株価の25日平均乖離率が-3%〜+2%の時のバックテスト結果です。

日経平均株価の短期チャートを見てみると、下落トレンド入りしていますね。

短期的な下値メドは41000円くらいで、43000円を回復しないことには辛い相場が続くと思います。

42000円を突破してグイグイ上がっていく可能性もありますが、ここから先は「行って来い」になりやすいゾーンなので、安易な追加購入は控えた方が良い気がしています👀

8/12のブログで書いたように、まだ「たけ〜な」と思いますね。

一旦ドスンと下がって、「はい!仕切り直し!」となった方が、整う気がします。

日経、まだ天井近い?⚠️

たびたび指摘してきましたが、ここ10年ほど、日経平均の予想PERは13〜17倍のレンジで推移しています。

日経平均株価の長期チャートを見てみると、まだ高値圏にありますね。

2025年9月時点の筆者の想定レンジは34000〜43000円です。9/3時点、日経終値は41938円です。

もう天井は超えていませんので、1000円くらいは上昇余地があると思います。とはいえ、想定レンジは34000〜43000円なので、「高いな〜」と思います。

債券 vs 株式

足元では「債券が下がり金利が上がっているけれど、株価が上がっている」という、なんか不気味な動きが広がっています。

財政破綻させないことを前提とするならば、ドーマー条件的には(1)長期金利が下がるか、(2)名目GDP成長率が上がるか、どちらかが必要です。

個人的には「金利が下がる」のは期待薄かな〜と感じていて、世界共通で「インフレで名目GDP成長率を引き上げつつ、財政負担を減らす」という方向性な気がします。

日本だと「インフレ対策のために金をばら撒く!」なんて嘘みたいな話が出ているくらいなんで、利上げとか増税とか、そういう話にはならないと思うんですよね。

だとすれば行き着く先は「金利上昇以上にインフレが加速する」パターンで、この場合は名目金利は高くても実質金利は低止まりするので、お金を貸す側が損をして、借りる側が得をする、と言うのがデフォルトになる気がします。

債券の利回りは「名目利回り」で、株式の益周りは「実質利回り(名目利回り+インフレ率)」なので、インフレに強いのは債券よりも株式なんですよね。

特に強いのが「借金して成長している会社」で、業界構造が変化しにくいローテク、借り入れしやすいディフェンシブあたりが狙い目になってくる気がします。

インフレが起きるのは「モノ不足(または人手不足)」の領域なんで、供給能力や、人手が足りていないセクターも狙い目でしょうね。

余っているもんを作っても「安値でお裾分けする」のがオチで、インフレで儲けるどころか、むしろ置いてけぼりを喰らいますからね。

いま注目している株

以上を踏まえ、筆者は「上がるか下がるかで言えば、どちらかというと株式市場は全体として下にいくんだろうな」と考えています。

とはいえ、全てが下がるか?というとそうでもなく、「なんでも上がる上昇相場」から「良い株が上がり、悪い株が下がるセクターローテーションを伴ったボックス相場」へとシフトすると考えています。

だから、「下落相場でも連れ安しにくそうな株が良さそうだな」と感じます。ということで、今回は、ハマキョウレックス(9037)には引き続き注目しています。

ハマキョウレックスは3PLの大手です。

3PLというのは3rd Party Logisticsのことです。荷主企業に代わって、物流戦略の企画立案から実行までを包括的に受託するサービスのことです。

ハマキョウレックスは3PL物流センター運営およびトラック輸送を主力とする物流企業で、アパレル、医療機器、EC、食品など多岐にわたる業界に対応しています。

見ればわかるように、業績も株価も上昇トレンドです。優良企業で、これからも安定成長するだろうと期待しています。

足元では運送業界は料金適正化や法改正による追い風が吹いています。

「2024年問題」では、タダでさえ人手が足りていないトラック運送業者に「残業すんな!」となりました。

さらに、2025年4月に施行される「物流効率化法(物資流通効率化促進法)」や改正貨物自動車運送事業法によって、物流業界全体で積載効率の向上や荷待ち時間の削減、下請けの透明化や安全管理の強化が義務付けられます。

つまり「残業すんな!」「安請け合いもすんな!」ということで、めちゃくちゃ人手が足りなくなりそうですね。

過去10年ほどの推移を見ると、予想PERが8〜14倍くらいの範囲で上がったり下がったりしています。

9/3の予想PERは12.1倍で、レンジの真ん中よりちょい高いくらいですね。それでも日経平均の予想PERより安いし、足元の決算も良かったので、お買い得だと思っています。

2025年に入ってから、株式市場が荒れていて心配ですね。

相場が荒れている時は立ち振る舞い方しだいでピンチもチャンスに変わります。

今後も面白い株がたくさん出てくると思います。また見つけたら共有しますねー。

追伸

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