【速報】売り信号点灯⚠️日経平均が3000円になるって、本当?

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個人投資家。元Yahoo!株価予想達人。
同サイトで25歳で「ベストパフォーマー賞」「通算最高勝率者賞」受賞。2006年ルービックキューブ日本大会準優勝。MENSA会員。座右の銘はヘンリー・フォードの「本当の失敗とは、失敗から何も学ばないことである」

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日経平均に、再び売り信号⚠️

12/5夜、フィラデルフィア半導体株指数(SOX)が再び反落。買い信号が消灯し、再び売り信号が点灯。

SOX

こういう右往左往では順張りで負けが続きやすく、逆に逆張りは勝ちが続くんですよね。

為替も相変わらず円高です。ドル円(USDJPY)のチャートが以下の通り:

USDJPY

どうして円高が売り信号か?というと、円高は景気減速の予兆として現れることが多いからです。利下げが必要なほどアメリカの景気が減速したら円高になるなどです。

日銀が12月政策を据え置く可能性について報じられたそうで、それでちょっと円安・株高になっていますが、そろそろ戻り売りが入りそうで警戒しています。

この売り信号はコロナショック(2020)やクリスマスショック(2018)、チャイナショック(2015)、リーマンショック(2008)の時にも点灯しているので、念のため警戒はしておいた方が良いと思います。

半導体株指数が75日平均を回復するまでは、守り重視で見守っておくのが良い気がします。

日経平均が3000円になるって、本当?

こないだ、YouTubeでライブ配信した時に「日経平均が3000円になるって、本当ですか?」というコメントを頂きました。

ちょうど売り信号も点灯していますし、怖い方もいるかもしれませんので、僕の考えをまとめていきます。

長い歴史を振り返ってみると、日経平均株価が5分の1になったり、米国株が10分の1になったり、大きな暴落がきたことが何度かあります。

1929年には世界恐慌が起きて、米国株は約10分の1になりました。

SPX

1990年には日本株バブルが崩壊して、日本株も5分の1になりました。

NI225

こういう話を出してきて「これから日経平均は3000円になる」という動画をやたらと見かけます。

バブルや恐慌の共通点は2つあって、1つは「いらないモノをたくさん作って業績が粉飾されていること」。もう1つは「株価が不当なまでに高くなっていること」です。

つまり、「いらないモノを作っている会社の株を高値で買う」と、めちゃくちゃ損するってことですね。

不動産バブルとかでは、しょーもない建物を立てまくって、それが訳わからん高値で取引されたりしますが、ポンジースキームみたいになっている感じですね。

長い歴史から見て、米国株はPERが10〜15倍、日本株も金利がある時はそんな感じで推移しています。

ところがバブルとなると、日本株バブルの時に日本株のPERは60倍くらいでした。

当時の定期預金金利が6%です。なのに益回りは2%しかなかったし、そりゃ高すぎるだろうという話ですね。

預金で6%の利回りをもらえるのに、利回りを2%に減らしてまで不動産のオーナーになろうとは思わないですよね。株もこれと同じです。

世界恐慌にしても、当時のアメリカは「狂乱の20年代」でして、第一次世界大戦の後で、大量生産・大量消費を推し進めていました。

それがいきすぎたのが1929年で、作りすぎたものが売れない、業績はボロボロ、株価も行き過ぎでした。

当時の公共事業株のPERは25倍くらい。アメリカの金利が5〜6%でしたから、株価もバブル水準だったといえます。

2つのリトマス試験紙

ということで、日経平均が3000円になる可能性を測るには、「いらんものばかり作ってるか?」「株価はバブル水準か?」という2点を確かめる必要があります。

日経平均の予想PERは15〜16倍。対して金利は高くても4%でしょうから、そう考えると株価はまあ許容範囲内です。

一方、「いらんものばかり作ってるか?」という点ですが、節税マンションや電気自動車とかは怪しいかもですが、バカみたいに過剰生産する会社は減っていますから、これも大丈夫かと思います。

心配があるとすれば「中国企業の過剰生産能力に飲まれる」リスクと、あとは「米国株がバブルっぽい」リスクの2つじゃないでしょうか。

僕は2019年あたりから「米国株は割高だ」とずーっと言ってるんですが、それでも上がってるんですよね。

バブルは5年くらい平気で続くんで、「これまでは上がってきたから大丈夫」見たいな考え方が一番危ないと思います。

個別株投資をするときもこの2つのリトマス試験紙は有効で「いらんもん作る会社には投資しない」「株価が高い会社には投資しない」という2つは徹底して守りたいですね。

日経平均株価の想定レンジ

何度か取り上げている「日経平均の想定レンジ」です。

日経平均株価はPER13〜17倍で推移しているので、その範囲を矢印でまとめています。

NI225-range

12/6の日経平均が39091円なので、上昇余地が2409円、下落余地が7591円くらいと見ています。まだまだ下落余地が広いですね。

まだまだ下落余地が大きいことを考えると、ポートフォリオは「守りに固い銘柄」の比率を高めておくと良い気がします。

もうちょい保守的にみるなら、PER10倍くらいまでの下げ余地は見ておくと良い気がしますねー。

守りに硬い投資先は?

じゃあ、守りに硬い投資先はどこか?って話になるかと思います。

過去の業績的に見て、手堅いのは「食料品」と「通信」ですね。

例えば、前にも取り上げたカゴメ(2811)。足元で業績が良いのと、値上げが定着してきたのが良いですね。

2811
※スクショは2024/11/18のもの

他には光通信(9325)とか。同社は「和製バークシャー」とも呼ばれています。

9435

通信事業はディフェンシブですが、コア事業をテコにここも強いと思います。

日経平均が仮に3000円になったとしても、メシは食うしインターネットも使うでしょう。

株価が下がったとしても限定的だろうし、仮に10分の1になったとしたらサラ金からお金を借りても元を取れるくらい配当利回りが高くなるんじゃないでしょうか。

追伸

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