日経平均290円高。危機は去った?
4/6、日経平均は前日比290円高となりました:

いやあ、やっと月曜日に上がりましたね。
アメリカがイランと軍事衝突を始めてから、日本株は毎週月曜日に下がっていました。
毎週のようにブラック・マンデーのような急落がくるので「今週の月曜日もマンデーかな?」とSNSではザワついていましたねw
試しに、3/2以降の曜日別の日経平均のリターンをClaudeで集計してみました:

曜日別リターンを見てみると、月曜日に下がって、火曜も下がって、水曜日にちょっとだけ反発して、ほっとしたところで木曜日にまた下がる、という動きを繰り返していました。

曜日別の勝率を見てみると、月曜に大きく下がる反動で、水曜日の勝率が突出して高いですね。
金曜日も若干高いのは意外ですね。「もしかしたら月曜日に下がるかも」と投資家たちも考えているはずなので、それにしては強いと感じました。
危機は去った?
株式市場は浮かれ気味に見えますが、本当に危機は去ったんでしょうか?
個人的にはやはり「ナフサ不足」が供給網を混乱させるリスクは残っていると感じていて、楽観は禁物な気がしています。
参考までに、Claudeを使って、ホルムズ海峡の封鎖が続く期間に応じたシナリオ別のインパクトを図してみました。
短期収束(2〜4週間)

ホルムズ海峡の封鎖が2〜4週間の短期で収束した場合。マーケットはこのシナリオに主軸をおいている気がします。
この場合、ナフサの在庫の取り崩しがそれなりにあるでしょうが、化学プラントは稼働が続き、石化製品も深刻な不足に陥ることなく、「めでたしめでたし」ということになりそうです。(そうであってほしい)
中期封鎖(1〜3ヶ月)

封鎖期間が伸びた場合、ナフサが足りなくなり、エチレンなどの基礎化学品(エチレン、プロピレン、BTXなど)が不足し始め、製造業全体へと影響が伝播していきそうです。
長期封鎖(3ヶ月〜)

さらに封鎖期間が伸びると、いよいよナフサの在庫も、ナフサを使って作られている基礎化学品の在庫も足りなくなってきそうです。
「供給が絞られて価格が高くなる」だけなら良いのですが、「買いたくても買えなくなる」状況になると社会への影響も大きそうで、このシナリオが一番怖いですね。
長期金利が上昇中
どのシナリオでも、原材料の供給が滞っているので、インフレ圧力が働きます。
インフレがひどくなると、今度はインフレを抑えようという圧力が生じますので、足元では10年金利が上がってきていますね:

金利は株式市場にとっては「重力」のようなもので、金利が高いと株価を押し下げる力が働きます。
国債利回りや預金金利などが上がり「リスクを取らなくても受け取れる収入」が増えるからです。
銀行にお金を預けておけば4%の利息が受け取れるなら、わざわざ配当利回り4%の株を買うのはちょっとなーみたいな話になるわけですね。
ナフサの影響を受けない会社でも、金利の影響は受ける可能性が高いですから、要注意だと思います。
さくらレポート
日銀が地域経済報告(さくらレポート)を出していたので、チェックしました:

コモディティ市場はコスト圧迫で厳しい気がしますね。特に家電系は景気が悪そうで、中国の過剰生産能力が価格転嫁の妨げになっている気がします。

あと、やはりAI周りは強いですね。AI向けデータセンター向けは価格てんかもできているようですし、電子部品や、発電設備需要なども旺盛のようです。
省人化系も強そうなので、DXなども強いかもしれませんね。

ホルムズ海峡の影響もすでに出ているようで、特に化学セクターは混乱しているようです。
また、建設費も高騰していることから「採算が取れないから工事を見送る」ところもあるようで、建設業も一概に景気が良いとは良いきれない気がしますね。
大型工事など労働生産性の高いところは良い気がしますが、小さいところだと規模の経済も働きにくく、受注を見送るか、代替でやりくりする動きもあ理想。
機械セクターは関税の影響もあるようですが、これも価格転嫁できないとキツイですね。
想定レンジ
ここで日経平均株価の需給と割安感を確認してみます。
まずは週足チャートで需給をチェックします:

出来高が分厚いのは48000〜55000円です。このラインを上抜けするか下抜けするかで雰囲気はガラッと変わりそうで、ファンダメンタルズだけをみると「下にいきそうで怖いな〜」と感じます。
ただ、いまのところチャートは崩れていないのと、ホルムズ海峡の行方次第で上にも下にもいきそうなので、決めうちせずに動きを見守っています👀
月足チャートを見てみましょう:

ここ10年ほど、日経平均の予想PERは13〜17倍のレンジで推移しています。
4/6時点の終値は53,413円です。
需給的には「ひとまず安心」ですが、バリュエーション的には、だいぶ高いところにあります。
過去10年間のレンジをそのまま当てはめるとしたら、現在の想定レンジは36000〜46000円くらいでしょうか。
ガラガラ崩れるような兆候は見られませんが、株価が高いので怖さはありますね。
いま注目している株
明豊ファシリティワークス(1717)に改めて注目しています。
当ブログでは去年2月から同社株を取り上げていますが、絶好調ですね。

同社は事務所や工場、学校などを建てたり、移動したりするのを支援するコンストラクションマネジメント会社です。
建設業界は人手不足が深刻で、予算以内に建物を建てられなかったり、スケジュール通りの終わらなかったり、大変です。今まさに必要な会社なので、まだまだ伸びると期待しています。
さらには、ホルムズ海峡の封鎖で、塗料など、建設資材が足りなくなったり、価格が高騰したりしているようです。
これだけ聞くと「同社の業績には逆風では?」と思われそうですが、個人的には「予算内に工事が終わるか心配」という顧客ニーズはむしろ強まるような気がしています。
4/6の予想PERは12.7倍で、予想配当利回りは4%を超えています。これまで着実に配当を増配してきた会社ですし、ちょうど株価も下がっていて買い時なんじゃないかなあと期待しています👀
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