いま買ってはいけない株

投資報告
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個人投資家。元Yahoo!株価予想達人。
同サイトで25歳で「ベストパフォーマー賞」「通算最高勝率者賞」受賞。2006年ルービックキューブ日本大会準優勝。MENSA会員。座右の銘はヘンリー・フォードの「本当の失敗とは、失敗から何も学ばないことである」

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日経平均が高値圏

12/9、日経平均は小動きでした:

SNSでは高市政権に関して何かと意見が対立していますね。

日本銀行の動きは遅々としていますし、「お米券を配る」なんて話をしているくらいですから、多分、インフレはおさまらないでしょうね。

日経平均は高過ぎ?

日経平均はだいぶ高いところにありますので、高所恐怖症の僕としては「嫌な高さだな〜」とビビっています。

ここ10年ほど、日経平均の予想PERは13〜17倍のレンジで推移しています。

当ブログでは「日経平均株価の想定レンジは34000〜43000円だ!」と言っていますが、このレンジを突き抜けて青天井に上がっています。

12/9時点、日経終値は50655円です。

需給面でみると、日経平均は48000円〜50500円のレンジで出来高が集中しています。

基本的にはこのレンジで「行ったり来たり」する気がしていますが、今回もまた突き返されましたね。しばらく揉み合いが続く気がしています。

2025年の株高は「一時的」

前にもブログで書きましたが、2025年の株高は「一時的」なものだと考えています。

これはゴールドマンサックスのレポートにあるグラフです。株式市場ごとに「どうして上がったのか?」の要因を分解しています。

地域別に、新興国(EM)、日本株(TOPIX)、アジア(AP)、世界平均(AC)、ヨーロッパ(STOXX)、アメリカ(S&P500)ごとに要因を分解しています。

内訳を見ると、グレーが配当、薄い水色がEPSの増加、濃い青がPERの上昇、といった分類なんですが、アメリカ株(S&P500)は「利益成長」が大部分を占めるのに対し、TOPIXは「PERの上昇」が大部分を占めていることが分かります。

つまり、株価が上がる要因は

  1. 配当(利益還元)
  2. 成長(利益成長)
  3. PERの変化(人気化)

という3つの要素によって分類できるわけです。

このうち、日本株(TOPIX)は、今年の値上がりの半分以上は「PERの変化」で説明されるため、要するに「人気になっただけ」という話なんですね。

とはいえ、人気取りというのは長続きしませんから、しっかり配当を出すとか、利益を成長させないと、株高は続きません。

今年はトランプ関税の影響もあって利益成長は微妙でしたが、来年以降、しっかり利益を伸ばさないと、今の株価は維持できないだろうと思います。

大忙しの年末

相場は静かですが、我が家ではポートフォリオを大きく舵を切ったので大忙しです。

今まで1つも組み入れなかったグロース株(PERが高い株)も調べるようになったので、ユニバースが増え、目をとおしておきたい資料が倍増しました。

そこにこれからアメリカ株も分析しよう!としているので、英語も勉強し直す必要があったり、会計制度の違いだとかもあったりして「やることが山積みだなあ」と感じます。

神戸物産が上方修正

推し銘柄の神戸物産が上方修正を出しました。

株価は5年ほど低迷していますが、業績は着実に伸びています。

よくを言えばPER 10倍台まで下がってきて欲しいところですが、ちょっとくらいポートフォリオに組み入れても良いかな?と感じています。

足元では物価もグイグイ上がっていますし、消費者の間では「節約志向」も高まっているように感じます。

となると、大きなロットで安く売れる業務スーパーには追い風で、ちょうど同社の株価も下がってきていますし、「そろそろ買い時じゃないかな?」と感じます。

ビジネス周りのことばかり見ていて知らなかったんですが、神戸物産の株には株主優待もついてくるんですね。

家族みんなで単元株を保有しておけば、ちょっとだけ買い物がお得になるようです。

株主優待というとイオンの株などが人気ですが、個人的には神戸物産の方が好みです。

神戸物産といえば、先日、近くにある業務スーパーへいってきました。あの着飾っていない感じが、「これだよな〜」と改めて感じました。

DRAMが足りない

当ブログでは1年以上前から書き続けてきたことなんですが、いよいよDRAMが枯渇してきています。

年初まで100ドルしなかったDDR4-3200が、200ドルを超えてきました。

DRAM(Dynamic Random Access Memory)というのは揮発性メモリ、つまり短期記憶を司どうる半導体チップのことですね。

僕らの脳みそで言えば「ワーキングメモリ」に当てはまると思っていて、暗算とかするときに「数字を頭で覚えておきながら計算する」ような役割を果たします。

DRAMはAI開発でキモになると言われていて、生成AIがどんどん優秀になっているのは、たくさんの情報を同時に短期記憶に詰め込みながら、考える能力が高まっているからなんですね。

AIには人間のように「生存本能」や「バイアス」というのがありません。だから、人間なら直感でわかるようなこともわからないので、無理やりデカいモデルを作ることでカバーしているんですね。

我が家では去年の夏あたりからSK Hynixの株を持っていますが、おかげさまで2.5倍くらいになりました。

AI開発は半導体メーカーにとっては最高の上得意で、お金をたくさん持っているし、金払いも良いです。

だからどんどん半導体は「AI向け」にシフトしているんですが、その代わりにPC用やスマホ用、家電用といったメモリ半導体はどんどん後回しにされていて、在庫の確保が大変みたいです。

ということは、来年以降は「パソコンの値段が上がる」「スマホの値段が上がる」「家電の値段が上がる」のはほぼ確実だろうと思っていて、値上げの反動で消費が落ち込んだりするかもしれません。

だからパソコンメーカーやスマホメーカー、家電メーカー、あとは量販店にとっては多分苦しい時期が来ると思っています。

逆に、パソコンをレンタルするとか、古いスマホを長持ちさせるとか、家電も古いところで買うとか、そういう動きが広まる気がしています。

なんにせよ、足元で消費意欲が衰えていたり、節約志向が高まっていたりするので、中古ショップなどのブームが再燃するかもしれませんね。

あとは、「パソコンやスマホ、家電はなるべく長く使おう」という意識も芽生えるでしょうから、メンテナンスとかアフターサービス系の会社にとってはチャンスな気がしますね。

我が家はスマホもPCも古くなったものは新調したので、当面は新しい買い物は良いかなー。

個人的には、「スマホのコーティング」があると最近知り、ちょっとやってみようか気になっています。

いま注目している株

ライブ配信で「アメリカ株も取り上げて!」という、コメントがあった気がするので、今日はSnap-on(SNA)を取り上げます。

アメリカ株については、他にも色々調べているんですが、いまのところ、我が家で保有している米国株はスナップオンだけですね。

同社は工具を作っている会社で、「スナップオン製の工具を揃える」こと自体が、メカニックにとってはステータスなのだそう。

うちの父はバイクの修理工をやっていたんですが、前は実家にスナップオンの工具箱があり、同社の工具も揃っていました。

父に「スナップオンって良いの?」と聞くと、「一番良い」と教えてくれました。

ナメってしまったネジもスナップオンなら回せたり、工具の面がなかなか減りにくいとか、永久保証しているから交換してもらえるとか、ボルトをナメにくくしたりとか、一番高くて、一番良い、んだそう。

販売スタイルも独特で、工具を乗せたバンが工場を回っています。これはユーザーにとってはありがたい話で、現場を離れて工具を買いに行く必要がないんですね。

また、売る方は売る方でフランチャイズもやっているそうで、「工具売り」の実入も良いのだそう。

僕が買った時は340ドルくらいで、1年ほど保有していてまだ株価は上がっていないんですが、「のんびり持っていれば何倍にもなるでしょう」と安心してホールドしています。

先日、適正株価を計算してみたんですが、「500ドルくらいがフェアバリューかな」と試算しています。まだ350ドルくらいで1.5倍くらいの上昇余地はあるかと思います。

2025年に入ってから、株式市場が荒れていて心配ですね。

相場が荒れている時は立ち振る舞い方しだいでピンチもチャンスに変わります。

今後も面白い株がたくさん出てくると思います。また見つけたら共有しますねー。

追伸

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